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大阪府警のサバイバル 3

 将はフムッと考えると

「タクティクスやシミュレーションかぁ」

 とぼやいた。


 省吾はそれに

「確かにゲームで言ったら組織的な戦術はタクティクス系だよね」

 と告げた。


 将は頷いて

「だろ」

 と答えた。


 翼も腕を組むと

「あー……ごめん、俺はゲームしないから分からない」

 と言い

「でも、この部署が対個人とか対事件と言うよりは対組織的戦略と戦術思考が必要なのはわかる」

 と答えた。


 将は頷いて

「そうだよな」

 と答えた。


 翼は省吾を見ると

「でも省吾にはちょうど良かったよな」

 と小さく笑った。

「情報処理得意だからな。いま桐谷課長の指示で情報データの整理をしてるからな。戦術にしても戦略にしても基本情報がモノを言うからな」


 将は目を見開くと

「え? もしかして根津はデータ管理が得意だったのか?」

 と聞いた。

 省吾は笑って

「そうそう、俺はどっちかというと対人恐怖症なところがあって人間関係は得意じゃないんだ。ただデータ処理は得意だよ。プログラムも組めるよ」

 と答えた。


 将はうおおおと声を上げて省吾の手を握りしめると

「俺はゲームプランナーだから根津にゲーム作ってもらえるな!」

 と告げた。


 省吾は笑顔で

「確かに! 協力したらゲーム作れるよな! 東大路はプランナーで俺がプログラマーかぁ」

 と手を握り返した。


 翼は思わずドン引きしながら

「おいおいおい、そこで協力関係築くなよ」

 と突っ込んだ。


 その時、扉が開き桐谷世羅が

「ああ、確か東大路はそう言うことを言ってたなぁ」

 さぁ存分にプランニングさせてやるぞ、とにやりと笑って言い、彼らと向かい合うように座ると書類を置いた。

「これが根津に用意してもらった今回の警狼ゲームの参加者の身上書と顔写真だ」


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