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警狼ゲーム  作者: 如月いさみ


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新潟県警の狼 10

 その人物は彼らを見ると前で止まり

「遅れて申し訳ない。菱谷警部補と天童巡査と根津巡査でありますね」

 と笑顔で告げた。

「新潟県警本部刑事課捜査一課長の神生波留であります」


 それに遅れながらやってきたひょろーんとした壮年男性も

「ようこそ、村上署地域課雷駐在所勤務の白木啓介警部補です」

 とニコッと笑った。

「いやいや、我々は歩きなれているが、東京や大阪からならびっくりでしょう」


 ……まあ、慣れていると言っても滑る人間が皆無じゃないですからねぁ……

 そう笑った。


 省吾はアハハと笑って

「ですよね、いまねぇ」

 と由衣を見た。

 由衣は笑って頷くと

「はい、確かに大阪では雪が降らないので」

 と懸命に踏ん張っていたのである。


 翼は一歩前に出て二人を見ると出発前に桐谷世羅に言われた名前を思い出して

「この人たちが……課長が是非協力連携しろと言った二人か?」

 と心で呟き

「是非というからどんなにすごく偉い人かと思ったけど」

 と思い、一礼すると

「あの、それで新潟県警本部は」

 と告げた。


 白木啓介は笑って

「その前にそろそろ昼食時間だし、食事をしようと思ってね」

 と言い

「良い店を知っているんですよ」

 と歩き出した。


 翼は「え」と思いながら

「いや、俺……そんな気に」

 と言いかけた。

 が、由衣が

「天童くん、ここは従いましょう」

 と告げた。


 省吾も頷いて

「そうだよ、ちょうどお昼だし……早い目に入ったんだから」

 と足を進めた。


 翼は戸惑いながら頷くと

「こっちはそんな気分になれないのに」

 と思いつつも足を進めた。


 その後ろに着くように神生波留も足を進め、三人を背後から観察をした。翼はそれに気付くと二人の後ろをさり気なく歩きながら緊張感を走らせていた。

 前を行く白木啓介が案内した店は駅の近くにあるが大通りから少し中に入った雪掻きも疎らな雑居ビルの一角にあるスナック佐渡と看板のかかる店であった。

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