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警狼ゲーム  作者: 如月いさみ


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警狼ゲームの新たなる始まり 16

 将は動くと後ろの新人警察官に当たると考え受けると血の滲む脇腹を抑えた。


 房田健二は怒鳴るように

「宮田! いけ!! 行くんだ!!」

 と叫んだ。


 将は血の気が引いていくのを感じながら

「宮田ぁ!! ここがお前が人か人でなくなるかの瀬戸際だぞ!!」

 と叫んだ。


 宮田紘一は天を仰ぐと座り込んだ。

「す、すみません……房田さん……俺には……貴方だけを残せない」


 房田健二は顔を向けて

「バカが……お前は……俺が何のために」

 と銃を下ろすと座り込んだ。


 将は笑みを浮かべると血に染まる脇腹を抑えながら笑むと

「房田刑事。宮田を組織に戻さなくて良かったと俺は思います」

 と言い

「組織は失敗した者を許さない。警察に入れなかったもの。警察を裏切れなくて抜けたいといったもの……俺は他の地域でその彼らが殺されたことも知っている」

 と告げた。

「本当に守りたいなら全てを話してもらいたい」


 後ろにいた誰もが将を見た。

 房田健二は俯き

「申し訳ない……全てを話す。だから……宮田達だけは……」

 と呟いた。


 将は頷き前を見つめ

「良いか、聞け!! 警察官になればこういうことはある。家族を、身近な人を人質に取られることもある……だが、そこで選び間違えてはならない!! 人質に取り脅してくる人間は人質を元々生かすつもりはない!」

 だから、迷わず正義を貫きながら人質を守る方法を探すんだ! と言い

「警察の中にいるのならば信用できる人間を見つける目を持ち、その人間に助けを求めろ!! 正義を捨てる前に! 警察は警察官の家族を人質にとるような奴を絶対に許しはしない!!」

 と告げた。

「だから、隠さずに助けを求めるんだ!!」


 房田健二は苦く笑うと「完全に負けた」と両手を出すと

「宮田、お前が俺を捕まえろ」

 と告げた。

「お前が本当に警察に入りたがっていたことを俺は知っていた。その道を俺は断ってしまった……せめて最初で最後に逮捕させてやる」


 将は手錠を出すと宮田紘一に渡し

「宮田、するんだ。それで二人でやり直せ」

 とふらつきながら告げた。


 誰もが慌てて立ち上がり駆け寄った。

 宮田紘一は泣きながら手錠をした。


 それを見ると将はその場に倒れ込んだ。

 宮田紘一は慌てて支えた。


 房田健二は彼に

「ここに携帯が入っている救急を呼べ」

 と告げた。


 その時、外に救急車が止まって救急隊員が駆け込んできたのである。誰かが救急に連絡を入れてくれていたのだ。誰もが驚いた。


 サイレンの音に翼は新人警察官を連れて移動をしながら、多目的コートから立ち去る男性を見た。

「あれは……」


 しかしそのまま中に入り救急隊員に手当てを受けて運ばれる将を見て

「おい! 東大路!!」

 と叫んだ。


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