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警狼ゲーム  作者: 如月いさみ


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警狼ゲームの新たなる始まり 13

 しかし、その電話に出る人間はいなかった。山形天童テレビ局では遠野秋日が笑みを浮かべて局長に

「ご協力感謝します」

 と告げていた。


 局長は笑って

「いやいや、こちらこそ……まさか山田ディレクターがそんなことを考えていたなんて……我々だけでも真実を伝えて行こうと思っていたのに」

 と苦く呟いた。

「今はメディアもマスゴミと言われて忌避されている。それはこれまでのメディアの在り方に問題がある。それを正そうと思っていたのにまだ偏向報道どころか組織に乗っ取られて嘘を報道しようなんて、そんな人間がいたとは」

 ……いまどこから撮っているか分かりませんが……

「録画しているカメラ映像は使わせてもらいますよ。偽報道よりはずっと良い」


 県知事の執務室で女性は泣き

「私をこの部屋に呼び寄せて性交渉を強要しようとしたこと! 私は訴えます!!」

 と叫んだ。

「テレビにも言っています。私の身を守るために」


 田宮は笑むと警察手帳を見せて

「これは告発者を守るためのモノです」

 署でお話を、と告げた。


 それに八重塚圭は

「県知事は貴方と確かにこの部屋で二人きりの時はありました。貴方が県庁内部で不正があるからと言ってきたからです」

 と告げた。


 女性は顔を上げると

「いいえ! そんなでっちあげやめてください!」

 と叫んだ。


 八重塚圭は息を吐き出すとIC録音機を出すと流した。そこに彼女の声が入っていたのである。

「証拠はあります」


 田宮はそれを掴むと

「さあ、来てもらおうか、君も」

 と女性と県知事と八重塚圭に銃を向けると足を進めさせた。


 そして、出口まで連れて行くとそっと拳銃を直した。

 そこにはメディアが集まっていたのである。


 女性は走って涙を流しながら

「私! 県知事に……」

 と言いかけた声に重なるように映像が県庁の壁に声とともに流れていた。


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