表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
警狼ゲーム  作者: 如月いさみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

102/141

警狼ゲームの新たなる始まり 12

 しかし、その先の山形県総合運動公園の屋内多目的コートの方に忍び込んでいる人物がいるとは誰も知らなかったのである。


 同じとき、山形県庁の方では報道者が集まっていたのである。県知事が女性にセクラハラをしているというリークがあったのである。県知事の執務室ではその情報をリークした佐藤洋子という女性が泣きながら田宮英樹警務部長を連れて訪れていたのである。


 県警本部でもNo3の人間である。


 県知事の隣で秘書として話を聞いていた八重塚圭は胸元の飾りを少し直し、そっとその手でポケットに手を入れると携帯で彼女たちの上に連絡を入れたのである。

 その人物は山形県庁の近くの交番でその連絡を受けると

「やはり、動いたか。胸元の小型カメラがちゃんと作動していてくれるといいが」

 と呟き交番員の姿のまま携帯を手にすると軽く帽子を上げて県庁の方を見ながら直ぐに必要な面々に連絡を入れた。


 桐谷世羅はLINEを見ると

「やっぱり今日動きやがったか」

 と言い、県警本部から現地へ応援に向かおうとしていた省吾と由衣を見ると

「県知事の方が動き出した。俺は県警本部長と連携を確認してからお前達の後を追う。お前達は十二分に注意してくれ」

 と告げた。


 由衣と省吾は敬礼すると

「「はい」」

 と答えた。


 桐谷世羅は直ぐに校倉満男県警本部長の元へ向かった。既に校倉満男の方にも連絡が入っていたようで刑事部部長を呼び寄せていた。


 桐谷世羅は県警本部長の執務室に入りそれを見ると

「やはり直ぐに連絡が入っていたみたいですね」

 と言い

「警務部長が組織の人間だったようですが、彼をその地位につけた経緯を後で説明していただきます」

 と告げた。


 校倉満男は冷静に

「もちろんだ」

 と応え立ち上がると

「だが、今はその田宮を逮捕しなければな」

 と駆け付けていた刑事部部長に

「直ぐに県庁へ急行して田宮警務部長を逮捕しろ。メディアの方は大丈夫だ」

 と告げた。


 それに加賀見刑事部部長は一礼すると走って飛び出しパトカーで県庁へと急行した。

 その様子を少し離れたビルの喫茶店から和田秀雄は見つめ

「これで県警自体を揺るがして……田宮をのし上げるか」

 と携帯を手に

「メディアで追い打ちをかけてやる」

 と告げた。

「それで……あの土地を売り渡せば組織の一大拠点にできる。県知事もつまらないことに気付いて抵抗しようとしなかったらその椅子に座っていられたのに」

 そう言って電話を掛けた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ