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あの時の真相
今日から急に同棲なんてふざけていると思いつつも家の前までついた僕は覚悟を決め家の中に入った
「久しぶり、」
僕の若干不安混じりの声に対し
「久しぶり!」
彼女は元気に返してきた
「いきなりで悪いけどさ、荷物部屋に置いたら少し話がしたいんだけど?」
上目遣いで頼んでくる彼女に僕は断ることができなかった
「わかった」
一体僕は何もされるのだろう不安で仕方ない。荷物も置き終わりリビングに戻る。
「話って?」
「3年前のことだけどさ、」
さっきまで元気だった彼女が急に照れ始めた
「ウソコクのことなら気にしてないぞ」
僕がそういうと彼女は一瞬固まった
「ウソコク?あれ本気だったんだけど?」
「え?」
僕は頭の中がごちゃごちゃになった
「私の性格で本気の告白をふったの?」
彼女の声のトーンが急に変わった
「うん」
僕がそう返事をすると彼女は
「本気で好きで、三年間悲しんだのに、あなたがそんかし人だなんて」
「ごめん」
「あんた、なんて大っ嫌い」