一体これからどうすれば?
「二人は面識があるのかい?」
そう聞かれた僕は焦ってしまい
「いえ、ありません」
「そうかい、では本題に入りたい」
「理由は君の父親から話されているはずだ、頼む娘をもらってくれ」
「1日考える時間をください」
「わかった」
そして、もう半日すぎたが僕の意思は固まらない
「悩んでいるようだな」
父親が部屋に入ってきた
「そりゃ、好きでもない人と結婚なんて」
「まぁそうだよな」
父は少し表情を暗くした
「少し考えるがてら散歩してくる」
僕は悩みと焦りでドアを乱暴に閉めて家を出た
「ちょっと遊んでかない?」
「やめてください!」
ナンパなんて馬鹿げたことをする連中がまだ世の中にいたなんて、僕は今の気持ちの腹いせをしようと
「おい、やめろよ嫌がってんだろ」
僕がそういうとそいつらは
「ガキの分際で白馬の王子様気取りが?彼氏でもないくせに」
そう言われた僕は腹が立って
「いや、彼氏だ」
そう言い彼女の手を取って逃げた、その時コンタクトをしておらず目が悪かった僕は彼女の顔をまたようやく気がついた、
「あ、南雲さん」
「お二人さん手を繋いでこんなとこにいるとは」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた
「結婚成立かな?婚姻届は僕が出すよ、家は用意してある、明日から君たちは同棲だ、」
一体これから俺の人生はどうなるのか