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王たちの宴  作者: スギ花粉
9/200

対価

え~~スギ花粉です。楽しんでいただけてるでしょうか?

シリアスはまだかと声が聞こえます・・・え~~ちゃんとあります

けどまだまだ時間かかるかも、急ぐんで堪忍して下さい


「・・・・・・・・・・」


今、カイは二つの墓の前で手を合わせている。


それを赤毛は少し後ろで立ったまま、見つめている。


カイは立ち上がり、振り向くと相対する。


「改めてありがとう。一緒に墓を作ってくれて」


「・・・・・気にするな」


「俺は、リョウザン・カイ。カイの方が名前だ・・・それで・・赤き狼さんは」


「・・・・・・・・・・レンだ」


「え?」


「・・・・俺の名前はレンだと言っている」


「へぇーーレンって呼んでいいの?」


「・・・好きにしろ。俺は認めた奴にしか名前を呼ばせないが・・・まぁ・・その腕は認めてもいい」


「ありがとう・・・それで、レンって何者なの?」


「・・・・・・・・さっきも思ったが・・・赤き狼を・・・・知らないのか?」


「すまんね・・・俺は異世界人だからな」


「・・・・・・・・・・異世界人?」


「ああ・・・・実は・・・」


=================  ================


「・・・・・なるほど・・神聖帝国の勇者の噂は本当だったというわけだ」


「だから、この世界の当たり前な事でも・・俺は分からないんだ。許してくれ」


「・・・・・・・・・・・赤き狼とは、俺の別の呼び名だ。つまり・・・・傭兵だ」


「傭兵・・・」ふむと、考え込むカイ。


「・・・・そんなことより、墓は掘ったんだから・・・・」


と、槍を少し傾けるレンだったが、それをカイの大声がさえぎる


「レン!!傭兵なんだよな?お前を雇いたい!!」


「・・・・・何だと?」


「俺は魔物退治をしなくちゃいけなかったんだ。だが、道案内もいなくなってしまったんだ」


「・・・・・いや、だから」


「もちろん、神聖帝国に戻るという選択肢もあるけど、時間がかかるし、何より・・・謎の集団に俺は命を狙われている。あいつらに負けないだけの実力がほしい」


「・・・・・おい・・話を・・・」


と、レンが話しかけるが、カイはまったく聞いていない。


「報酬は今は・・・・そんなにお金があるわけじゃない・・・だが、神聖帝国で事情を話せば、いくらか出してくれるはずだ!!」


「・・・・・き、貴様・・だから・・俺の・・話を・・・・」


度重なる無視、というかスルーに額に青筋を浮かべ始めるレン


「頼む!!レン、俺に力を貸してくれ!!」


といって、レンの左手を瞬時に両手で握るカイ


「!!・・・さ、触るな!!」

と槍をブンっと、振り回すレン


「ああ、ごめん」

と、パッと手を離して、飛び退り攻撃をよけてしまうカイ


「・・・・・・いいだろう・・・雇われてやる」


しばらく考えた後、レンはそういった


「本当か?」

(やった!!魔物退治にもいけるし・・・暗殺集団に襲われても・・この傭兵さんがやっつけてくれる)


ラッキーっと、心の中でガッツポーズ!!


「・・・・・ああ、だが報酬はしっかり頂こう」


「もちろんだ。だが・・今はお金も・・・」


「・・・・・報酬は金じゃない」


「??お金じゃない?え?じゃあ・・・何を?」


「・・・・貴様との・・・・決着だ!!!」



(・・・・・ア・・アンラッキーだった)



誤字・脱字

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