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王たちの宴  作者: スギ花粉
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水月と了山

え~~戦闘シーンは難しいですね・・気にいらなかったらごめんなさい

お気にり登録9件に!!

感謝です・・・楽しんでいただけたら幸いです



ある程度森の中に入ると、カイはピタっと足を止めた


眼を閉じ、心気を落ち着けて待つ。


そして、しばらくすると謎の集団が、カイを囲んできた。


ゆっくりと鉄鋼が付いている手袋をはめ、低く構える。


「俺は・・・・了山カイだ。何者だ?襲われるいわれはないぞ!!」


そのカイの問いにも答えず。謎の集団は短い剣を構える。


「・・・・答える気はない・・・か!!」

 

そのまま、死闘が始まった。


 

============= カエデ編 ==========


「この神聖帝国の周りにも危険な魔物が多くいます。一応、護衛はつけましたが、{もしも}ということがあります。カエデ様も、心配なのではないですか?」


エリシアは、カエデにやさしく話かける。


「まぁ、私は心配していないよ。むしろ、カイに襲いかかった化け物の方がかわいそうだね」と、笑いながらいうカエデ。

      

それを怪訝そうに見るエリシア。


「どういう意味ですか?魔物とは、ただの動物ではないのですよ。少々腕が立つくらいでは、命にかかわりますよ」


カエデは、くくくく、と笑う。


「少々ね・・・・・・・エリシアはカイのことを、どんな風に認識してるんだ?」

    

「どんな風とは?異世界の頃、カエデ様の付き人をしていたということくらいしか知りません」


カエデは、ハハハと声を出して笑う。

     

「付き人は、よかったな。エリシアには、そんなに頼りなく見えるのかな?正確には、相棒・・・かな?」

    

「相棒?」


「うん。私たちの世界は、文明が発展していてね。魔法などもない。


そんな中、ある秘伝の武術を継承している一族があるんだ。

            

それが、水月家と了山家だ。


水月家と了山家は、1000年も続く主従関係なんだ。


了山家は、私の先祖を影で支えてきた一族だ。


ある特殊な武器を使い、全身全霊で仕えてくれている


その実力は、水月家宗家にも決して劣らない


稽古でも、手加減ができないほどの実力者だよ・・あいつは


同年代で、私の背中をまかせられるのはカイだけだ・・・・・・・・・・・・あいつは、よほどの事がない限ぎり死なないよ」

   

エリシアは、その言葉に絶対の信頼を感じてしまい・・・何故か・・少し悔しさを覚えた。


=================  カイ編    =============



カイは、無造作に前にでた。


男が短い剣を突き出してくる。その動きで、相当の修行をしたことが分かる


(だが・・・・まだまだ甘い!!)


その攻撃をかわすのと、前にでるのを、ほとんど同時にやった。


互いの体がぶつかる。


「せい!!」

    

次の瞬間、カイは相手の鳩尾に容赦のない肘を打ち込んだ。


「グっ」と、息を吐いたかと思うとそのまま、ぐったり動かなくなる。


一瞬にして相手の命を奪う。


その死体を持ち上げ、投げつける


敵はその隙を見逃さず、的確に急所を突いてくる


その攻撃を転がるようにして、避ける


カイは立ち上がり、もう一人に向き合い、踏みだした


交錯した時、肘で首筋をうった


少し威力を殺したようだが、膝を折った

    

その瞬間を見逃さず、渾身の拳を叩きこむ


「ごふ・・・・・」


血を吐いたかと思うと、ゆっくりと倒れこんだ。


それを見て、勝てないと悟ったのか最後の一人がすばやく踵を返し、森の奥へ逃げようとする。

     

だが、カイはすばやく{何か}を投げつける。それを首の後ろに受け、暗殺者の最後の一人が倒れた。


集団は10名ほどであったが、そのすべてを打ち殺していた。

 

カイは、一言 

    

「恨むなよ」といった

 

    

その声には、普段にはない背筋を凍らすような、冷え冷えとした響きがあった。   


それは誰に聞かれることもなく森の中へと消えていった。


誤字・脱字ありましたら

アドバイス待ってます

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