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王たちの宴  作者: スギ花粉
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帰還 神王編

今――――――――――自分は空を飛んでいるのだ


「うわわぁぁぁぁぁっぁぁ死ぬーーーーーーー」


カイ師匠は叫んでいる


あんなに強いのに高いところが苦手なのが不思議だった。こんなにきれいなのに目を瞑ってしまうなんてもったいない。


「キャハハハハハハハ!!」


ジョンは魔国に向かった時と同様楽しそうに笑う


「……………」


無言で手綱を握っているレン師匠


ぼふっと雲の中へと突入する。視界が真っ白だ……雲は何と霧のようなものなのだ。乗れるかと思っていたが、それでは落ちてしまうとカイ師匠が教えてくれた。


そして、雲を抜けどんどん高度を下げていく


すると……はるか下にだが、多くの人が集まっているのが分かる……神王の軍が見えてきた




===============        =================


陣営から少



「ルーウィン様!!」


「おお・・ジョン・・よく帰ってきたな」


「はい!!ただ今戻りました!!」


ルーウィン様だ・・・たった一か月だけど・・やっぱり嬉しい


(・・・・少し・お痩せになられたかも・・・・)


と、ルーウィン様の健康の事を考えていると、ドドドドドっと地鳴りが近付いてくる


そこに騎馬に乗った軍が戻ってきたのだ・・・先頭にはダリオン様がいる


「ふん!!小僧!!逃げずに戻ってきたようだな・・・ちゃんと成長しただろうな?」


「分かりません・・まだまだ学ぶことは多いです」


「馬鹿な小僧だ!!そこは嘘でもハイと言っておけ!!」


と怒鳴られた


「申し訳ありません・・」


久しぶりにダリオン様に叱られる。


けど・・・自分にとってはこれが日常なのだ



=============   ===============


今、自分はブンブンと槍を振り回している


武術の鍛練は毎日しなければならないと学んだ


カイ師匠とレン師匠は、ダリオン様とルーウィン様と話している


きっと魔国と自分たちの軍の事について話しているのだ・・・・・・・・


魔国もいっしょに戦ってくれれば、きっと勝てるはずだ


その時、レン師匠とカイ師匠が出てくるのが見えた


「師匠!!」


二人に駆け寄る


「・・・・やぁ・・ジョン」

「・・・・・・」


(何だか・・・・・元気がない・・大丈夫だろうか?)


「帰ってしまわれるのですか?」


「ああ・・俺達は魔国に戻ることになる」

「・・・・・・」


「残念です・・・でも・・また会えますよね・・・・きっと・・・


 ・・・・・自分は魔国の皆様にも頑張ってほしいです」


「ありがとう・・ジョン」

「・・・・・」


といって二人は去っていった。


レン師匠は、一言も喋ってくれなかった。


元々無口な人ではあるが・・少し悲しかった


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