教育
これは投稿し忘れてたやつですね。まぁ・・コメディ部分何で問題ないでしょう
ではどうぞ~~
「わぁ・・・・・・」
ジョンが感嘆の声をあげている
今俺たちはジョンを連れてアゴラスの夜の街へと、くりだしている
「うむ・・・少年・・どうだ・・我が魔国の首都・・・アゴラスは」
「すごいです!!夜なのに・・・こんなに明るいなんて!!」
「そうか!!すごいか!!くくくくく・・・・ハハハハハ!!」
ギルはジョンの言葉がお気に召したようで高らかに笑っている
いつの間にギルはジョンと仲良くなったのだろうか・・まあ、ギルは性格が子供っぽいからな。
街中はそこら中に出店がでており、客寄せの言葉が飛び交っている。
「おい!!ギル・・・そろそろどこで食べるか決めよう・・・さすがに腹が減った」
「うん?・・ふむ・・確かにな・・では・・少年に決めてもらおうか」
それを聞いて、ジョンが驚愕している
「えーーー!!・・いえ、自分などが決めるわけには!!」
「まぁ・・まぁ・・遠慮など子供のすることではないぞ・・少年。我は魔王なのだ・・・どんな高い店でもよいのだ!!全部・・経費でおちるからな!!」
ハハハハハハハハハ・・・・・と高笑いするギル
(・・・リサ将軍がそんな無茶を許すとは思えないんだが・・)
と秘かに心配するカイ
ジョンは慌てふためいている
「えっと・・・えっと・・・ど、どうしましょう・・レン師匠」
とジョンはレンに助けを求めた
「・・・・・どこでもいい。俺もジョンが決めた所で問題ない」
と冷静にいうレン
今度はジョンがすがるような目で、俺を見つめてくる
「ジョン・・ギルがこういってるんだ・・・好きなとこ選んじゃえ」
(どうせ・・・怒られるのはギルだからな)
それを聞いて、キョロキョロと辺りを見渡し始めるジョン
「えっと・・・えっと・・・・」
とそこで何かを見つけるジョン。
「じゃあ・・・・・あそこに決めます!!」
そして、一つの店を指差した
そこは、明るい街中でも、さらに輝いている店だった。ジョン的には目立つから選んだのだろう。
だが・・・そこは・・・・・まぁ・・・何というか・・いかがわしい店だった
「うん?・・そうか・・そうか・・あそこか。うむ・・よいぞ。さぁ・・行こうではないか」
「はい!!」
とギルがジョンを連れて、店へと向かおうとする
「「ダメだ!!」」
と俺とレンが二人の前に立ちふさがる
「え?」
と驚いた表情のジョンと、にやにやと笑っているギル
(よかった・・・レンがこちら側についてくれて。・・これで何とか止められるだろう)
「ど、どうしてですか?・・やっぱり自分の選んだ所はダメでしょうか?」
とシュンっと落ち込んでしまうジョン
「そうだぞ・・・少年がせっかく選んだのに・・かわいそうではないか」
と一見ジョンを擁護しているように見えるギル。だが、それは真のやさしさではない!!
「ギル!!ちょっと・・こっち来い!!」
と自らの主君を引きずっていくと、少し離れたところでヒソヒソ話をする
「・・・・ギル・・・お前・・・おもしろがってるだろ」
「ん?何の事やら」
「とぼけるな!!いかがわしい店だって分かってるだろ!!」
「ふん!!良いではないか・・・カイだって興味がないわけではあるまい?」
「馬鹿野郎!!興味あるに決まってるだろ!!・・・だけどな・・ジョンにはまだ早い!!教育上よくない!!」
「・・・・・カイ・・・・少年もいずれ・・・・大人になるのだよ」
「今はその時じゃない!!」
と凄まじい剣幕でギルに迫る。あまりの迫力に、あのギルが一歩引いたくらいだ。
「・・・・カイ・・・お前は将来・・凄まじい親馬鹿になるな」
「何を訳の分からないことを・・・レンだって同じ気持ちに違いない!!」
「・・いや・・レンは少し違う気もするが・・」
だが、カイはそんな事聞いていない
「い!い!な!」
「ふむ・・・まぁ・・仕方ない。十分楽しめたから、良しとするか」
(く・・・やっぱり楽しんでやがったな)
話合いを終え、俺とギルはジョンとレンの所へ戻る。
そこにはジョンと、何故か慌てているレンがいた
「・・つまり・・男の人と女の人が、一緒に楽しんだりする所なのですね」
「・・・まぁ・・何というか・・その・・・あのな・・・」
「????・・分かりません・・なぜ・・それが悪い事なのですか?」
「レーーーーーーーーン!!!」
とカイが割って入る
その後はカイの必死のフォローによって、何とか有耶無耶にして適当な店で食べて帰った
ちなみに・・・・・・・・・・
経費はカイの名前で請求されていたため、理不尽にもカイがリサ将軍の説教地獄を受けた
感想・意見待ってます。励みになります




