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王たちの宴  作者: スギ花粉
46/200

少年

え~~~楽しんでいただけてるでしょうか?では・・どうぞ~~

       

「魔王陛下は、準備にまだ時間がかかるそうです」

      

と、神王と呼ばれる男に話しかける。


目の前にいるのはどこにでもいそうな、30代後半の男だった


(・・この人が・・・・・神聖帝国の西部で反乱を起こした・・・神を名乗る教祖・・・・・普通の人に見えるけどな~)

      

「ふむ。だが、こちらも信者の熱狂がもうすでに頂点に達している。そんなに待つ余裕はない。あと、1か月あまりしたら、中央軍も出てくるだろうと伝えてくれ」


「・・・・・1か月。分かりました。そう伝えます。」


と、会談を終え出ていこうとする俺とレン。


「待て」

      

それを神王の横にいるダリオンという男に呼び止められた。


「はい?」

      

と、振り向きざまにいきなり斬りつけてきた。

      

カイは冷静にそれを避けて、相手の手頸をつかむ。


そのまま後ろにもってくると、地面に叩き伏せ、そのまま馬乗りになる。


「・・・おみごと」

      

「どういうことですか?」


ダリオンの右手をきりきりと、ねじあげながら問う。


「まぁ、待ってくれ。腕を試しただけのこと。殺気はなかっただろう?その実力を見込んで、頼みたいことがある」


「何でしょうか?」


「一人・・・少年を預かってほしい。」


「????」


「武芸の才があってな。1か月でいい・・・鍛えてみてほしいのだ」

    

「・・・・・・・・・・・武術はそう簡単に身に付くものではない。」


レンが冷静に答える

  

「俺も武人だ。そんなことは分かっている。だが・・・・例外というか・・・天賦の才を目の当たりにした!!」

      

そこで、カイはダリオンの拘束を解く。

      

腕をさすりながら、地面に胡坐をかくダリオン。


「武器の握り方すら知らなかった小僧が、1か月の鍛練ですでに俺を超えていた」

      

「な!!」


さすがに驚くカイ。

      

(この人だって、そんなに腕がたたないわけじゃない。それを1か月足らずで・・・)


「だから、1か月あればさらなる成長を見せるかもしれんのだ!!それをしっかりと見極めてほしい!!頼む、教えてやってくれ!!」

      

地面に両手をつき、必死に頭を下げるダリオン。


「・・・私からも頼もう。魔法の才もあるのだ。できれば、教えてやってほしい」

      

と、神王まで頭を下げてきた。

 

「・・・わかりました。まずその子に会わせてください」

  

1月でそれほど成長する少年・・・少し興味をもった。



誤字・脱字ありましたら・・・感想・ご意見待ってます。励みになるので

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