魔王
え~~~楽しんでいただけてるでしょうか?ではどうぞ~~
今俺達二人は、魔王城の客間にいる
「・・・レン・・・知ってたな?」
「・・・ああ」
「何で教えてくれなかった?」
「・・・・・別に理由はない・・俺にとってギルはただの友であって・・・・・それがいつの間にか魔王になってただけだ」
「そうか・・でも助かったかな・・ギルとは親しくなれたし・・自分の思いを真剣に伝えることもできただろう・・」
「・・・・・」
そこに兵士の一人が入ってくる
「魔王陛下がお呼びです」
=================謁見の間================
そこには・・赤い絨毯が敷かれている
その両側には剣を佩いている武官が50人は並んでいる
その先の玉座はまだ、空のままだ
俺とレンはそこをゆっくりと進む
そして空の玉座の前で止まる
しばらくそこで待っていると・・・・・
ラッパの音が響き渡る・・・・・
すると皆が頭を下げる。
カイも頭を下げるが・・・レンはそのまま突っ立っている。
ツカ・・・ツカ・・・・ツカ・・・・ツカ・・・
と足音が響く
ドサっと椅子に座る音が聞こえる
「・・・・面をあげよ」
頭の上からギルの声が聞こえる
そこでカイはゆっくりと頭をあげる
そこには・・・・‘王’・・・がいた
いつものようなふざけた態度など・・・微塵も感じさせない
凄まじい威圧感だ・・・油断をすれば後ろに下がってしまいそうになる
「・・・我こそが・・魔王・・ギルバート・ジェーミソン・・・」
ギルはゆっくりという
「・・我に話があるのであろう?」
「あ、ああ」
と、口ごもってしまうカイ
「俺は、了山カイ。異世界から召喚された者だ・・・・今日は魔王陛下にぜひ聞いて頂きたいことがある」
「うむ・・・・話してみよ・・」
「俺は・・・」
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俺は神聖帝国と魔国の和平協定の話をもう一回話していた
両側の武官は怒りだすかもしれないと思っていたが・・・
予想外というか・・・落ち着いて聞いている
ギルからすでに話を聞かされてるのかもしれない
「・・・以上だ・・考えてくれるか?」
「・・・・・・」
ギルは玉座で目を瞑って、黙ったままだ
反応があまりにもないので、ギルに話かけようと思ったとき、ギルが重い口を開く
「・・・・・・カイ」
「何だ?」
「・・・・・・・つまらぬ男ぞ!!!」
魔王の怒号が謁見の間に響きわたった
誤字・脱字ありましたら。
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