アゴラス
え~~楽しんでいただけてるでしょうか?お気に入り登録40件ありがとうございます。こんな素人の話を読んでいただき感謝です。ではどうぞ~~
俺達3人は、魔獣の巣窟といわれるドルーン山脈を無事におりた
ジェミンに感謝だ・・・相当時間短縮に役立ってくれた
ここから、魔王城はすぐそこだということだ。
「あと、どれくらい?」
「もう少しだ・・・ほれ、見えてきたぞ」
と、前方を指さすギル。
そこには、神聖帝国で見た建物にも劣らない、立派な城がそびえたっていた。
「・・・・あれが・・・」
「そう。魔族を統べる魔王が住む根城であり、魔国の首都・・・アゴラスだ」
「なかなか、立派だな」
「当然だ!!巨人族とドワーフの力の結晶だ!!人間の城なんぞに、劣るわけがない!!」
と、まるで自分が建てたかのようにいうギル
「・・・・・・来るぞ」
レンが冷静にいう。
アゴラスの城門から、騎馬隊が出てくるのが見えた。
============= ====================
どんどん、その集団が近づいてくる。
ギルと同じ銀色の長髪をなびかせる女性騎士が、その集団を率いている。
いきなり戦闘かと、身構える俺。
それを手で制すギル。
レンはまったく、動かない。
近くまでくると、ヒラリと馬から降りてギルに走りよる銀髪の女性。
「陛下!!どこにいらっしゃったのですか!!あれほど、お出かけになる時は護衛をつけるようにと申しておりましたのに!!」
「スマンスマン。どうしても釣りがしたくなってな」
こちらに怪訝そうな視線を向けてくる。女性騎士。
「こちらの方々は?」
「我の友人だ。伝説の傭兵・・・赤き狼と・・・神聖帝国の勇者様だ」
「神聖帝国!!」
と、腰の剣に手をかけ、キっと睨みつける。
「やめよ!!」
ギルの怒号が響く
「我の友と申したであろう!!」
しかし、と未だ俺を睨みつけてくる女性。
だが・・・そんなことにかまっていられなかった。
「ギル・・・・・お前」
俺は、驚きを隠しきれない。
「正確な自己紹介がまだだったな。
カイよ・・・・・・・・・・・
我こそ、赤き狼の友にして、神聖帝国の怨敵。
この魔国をまとめ上げた初代魔王・・・・・・
ギルバート・ジェーミソン・・・・・丁重にもてなすぞ・・・カイ」
湖で見せたように、ニヒルに笑った。
誤字・脱字ありましたら
感想・アドバイスありましたら。励みになるので