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王たちの宴  作者: スギ花粉
22/200

気にするな

え~~楽しんでいただけてるでしょうか?休載についてですが・・自分はほぼ最後まで書き終えています。ですので、ほぼありえません。あったとしても、長くて2日でしょう。

最後まで突っ切ります。これおもしろいでしょうか?初めてなので、不安です。

自分のあてがわれた部屋のベットで起きるカエデ。


何やら嫌な予感がする・・・・・こんな日はろくなことがない。


昔これを感じたのは・・・・・カイの両親が事故でなくなったときだ。


(ふ・・・・馬鹿らしい・・・昨日・・カイも帰ってきたし・・久しぶりに本気の鍛練ができる)


と、少し楽しみにしながら・・・体を伸ばす。


コンコン、そこに扉を叩く音が響く。


「カエデ様?よろしいでしょうか?」


エリシアの声が聞こえる。


「ああ」


がちゃっと扉を開けて入ってくる。その顔は曇ったままだ。


心がざわめく。


「カエデ様・・・残念なお知らせがあります。・・・・カイ様が・・・罪を犯しました」


=============      ====================


謁見の間に入っていくカエデ。


「法王様・・どういうことですか?」


「・・・残念ですが、勇者カエデ。勇者カイは罪を犯しました・・・殺人です」


「まさか」


「いえ、本当です。今朝早くに報告がありました。ティーレン・ランドルフ伯爵が殺害されています。

 聞けば、昨日ランドルフ伯爵は、勇者カイと赤き狼を屋敷へと招いたとのこと・・・・疑う余地は十分にあります。それは、あなたもご存じですね?」


「く・・・しかし・・」


「しかも、夜に城門の兵がみな気絶させられています。そして二人の行方はまだ掴めていません。潔白なら逃げる必要はないのでは?」


「ですが・・理由がありません」


「確かに詳しいことは分かっていません。なぜ・・殺されたのか・・そしてなぜ、報告がこんなに遅れたのかも・・・」


と、国王の方を見る法王様。


「王よ・・何かご存じですか?」


「!!いや、ワシは何も知らん」


「そうですか・・・まぁ、何にせよ。これは重大な犯罪です。しかも・・・赤き狼にはよからぬ噂もありました。もしかしたら、魔国も関わっているのやもしれません。・・・勇者カエデ・・・これは国としての決定です。


勇者カイの勇者としての称号・地位・特権をはく奪し、傭兵・赤き狼と共に危険分子とみなし・・・・

国家指名手配とします!!」


(そんな・・・カイ・・・お前はいったい・・・どこにいるんだ)


カエデは強く拳を握りしめた


===========   カイ編     ===========



カイは人狼族の女の子を背負い、レンと共に森の中を駆け抜けていた。


すでに、あれから2週間が過ぎている。


今や、東部の果て‘壁’の近くまで来ていた。


「ここでいいのかい?」


と、カイは後ろの人狼族の女の子へと声をかける。


「はい。これ以上先へはお二人をお連れするわけには、参りません。掟ですので」


人狼族の少女は、アウルといった。


あの後、カイが針を打ち何とか体の毒を体外に出すことに、成功していた。


薬を打たれてから、時間があまりたっておらず、脳の機能が破壊されていなかったことが幸いだった。


はじめは、虚ろな目で喋ることもできなかったが、だんだん回復していき今では普通に喋れるまでになった。


「助けて頂き、真にありがとうございました。私たちの部族も‘壁’の向こうへと行くことになるでしょう。ここも・・・・もう安全ではありません」


「・・・お礼なんていらない。俺は君の一族の戦士を倒してしまった。いくら頭を下げても足りない」


「自分を責めないで下さい。私が不用意に捕まったのが、すべての始まりです。すべての責任は私にあります」


「でも・・・・・」


と、苦しそうな表情をするカイ。


「・・・・あなたはやさしい方ですね。私たち人狼族は恩を決して忘れません・・・私にできる事でしたらどのような事でも力になりましょう・・・・・では」


 というと、森の奥へと消えていった


===========     =======================



「すまないな・・・・レン」


「・・・・何がだ?」


「俺のせいで君まで指名手配だ」


「・・・・気にするな。神聖帝国は好きにはなれないし・・・それに・・お前がやらなければ俺が殺っていた」


「・・ありがとう」


という俺に対して


気にするなというように手を振るレン。


「・・・・・それで・・カイ・・これからどうする?」


「分からないな・・・神聖帝国の事はまだ整理がついていないし・・行くところもないし」


「・・・・・じゃあ・・・・・・・・俺と共に行くか?」


「??どこに?」


「・・・魔国だ」


「魔国・・・・・・・・・・うん、レンが良ければ連れて行ってほしい。一度自分の目で見なくちゃいけないと思っていたんだ」


「・・・・そうか」


「じゃあ・・このまま‘壁’とやらに向かうの?」


「・・・いや、‘壁’からは通してくれないだろう。一応、勇者という肩書を持っていたのだからな。魔国にカイの情報がいってる可能性もある」


「じゃあ・・・」


「・・・・もう一つ・・・魔国に入る道がある・・・・・魔獣の巣窟と呼ばれるドルーン山脈だ」



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