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王たちの宴  作者: スギ花粉
12/200

やっぱり

え~~前の続きみたいなものです。

楽しんでいただけたら、幸いです


鍛冶屋に行くまでの間・・・俺達は宿に泊まり、様々な事をして過ごした


朝は俺は魔法の訓練をして、昼からは買い物や・・特に文字を覚えることに必死になった


夜にはレンも帰ってくるので、どうしても分からないことは聞くことができた


(言葉は通じるのに、文字は読めないのか・・・不便だ)


市場では茶葉が売っていたので、お礼もかねてレンに振舞ってみた


どう?おいしい?と聞くと


「・・・・・お湯よりはマシだ」


といった


「・・・・・・・・・・」


(これは・・・喜んでる照れ隠しか?それとも皮肉か?どっちなんだ!!レン!!)


そんなこんなで、あっという間に時間は過ぎていく


5日後・・・俺たちはあのドワーフの所に行ってみた。


すると、驚いたことに小屋の外で待っていた。


「・・・・ほれ・・ガキが。お前の槍だ」


といって、レンに渡す。


そして俺に向き直ると、いきなり頭を下げてきた。


「・・・・すまん。何本も何本も作ってみた・・・・じゃが・・・・この鉄針ほど、力強く・弾力があるものは作れなかった。今のワシでは、これが精一杯じゃ。」


と、30本の鉄針を渡してくれる。


相当の出来だった。だが・・・・・確かに今までのよりは・・・劣る。


「・・・・ワシらドワーフは、自分以外に鍛冶の技術を教えたりせん。みんな一人で学び成長していく。ワシは220歳じゃ・・・鉄と向かい合ってきた人生といっていい。だが・・・作れない。その技術には、長年の歴史を感じる」


「・・・・・確かにこれは、師から弟子へと脈々と受け継がれているものです。1000年の年月・・失敗を繰り返して、生み出されてきました」


「・・・お前さんには、感謝しとる。まだまだ、先があることを気づかせてくれた。その頂にたどり着いてみせる」


「・・・・・あなたに、他の大きさの針も作ってほしいです」


と、大小様々な針を取り出す。


「・・・・ワシでいいのか?」


「はい。あなたがいいんです」


「そうか・・・・ありがとよ」


アイゼンブルクさんは、とっても嬉しそうに笑って握手を求めてきた


カイはその手をギュっと握る


男同士の小さな友情が生まれた感動の瞬間だった


だが、それはレンの一言で粉々に打ち砕かれる


「・・・・・・・やっぱりできなかったか」



アイゼンブルクさんは・・・・・


やっぱりって何じゃい!!


と、トンカチや桶など近くにある物を手当たりしだい投げつけてきた


俺達は逃げ出すように出発する破目になった

誤字・脱字あったらお願いします

アドバイス待ってます・励みになるので

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