文化の違い
え~~前の話があまりにも短いので、一気に2話投稿です
楽しんでいただけたら、幸いです
「疲れたーー」
と、そのままベットへと横になるカイ。
「・・・・・・」
すたすたと隣のベットへと座り、顔の下半分を隠していたマスクをはずすレン。
「いや~~魔法を効率よく使うってのは結構大変なんだな?」
「・・・・・・・」
あくまで、黙ったままのレン。
カイはこの短い付き合いで、レンは喋りたい時にしか喋らないことを理解したので、返事がなくても別に気にしなかった。
魔法を一通り見てもらったが、特段教えることはないと言われた
後は、魔力の無駄遣いを抑えること・・・つまり・・繰り返しの鍛練しかないと
お爺ちゃん・・ちゃんと途中まで教えてくれてたんだ・・・・・・少し疑ってた自分を反省する
「でも、いいのか?巻き込んでしまったのは俺だから、宿代は払うのに」
ある程度のお金は、神聖帝国から資金として預かっていた。
「・・・・・契約の報酬は、お前との決着だ。それ以外は、報酬に含まれないのだから、自分の分は俺が払う」
(・・・・・・どうしようかな。魔物退治が終わったら、勝負しなくちゃいけないのか・・・
レンは相当の腕前だしな・・・・・マジで殺られるかも。
う~~ん。神聖帝国まで戻ったら・・・・・逃げるか・・・でも・・・どこに?
・・・・・う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん・・・・・・・・
そうだ!!
妙案があるじゃないか!!ふふふ・・・・伝説の傭兵には・・・我らが勇者様を・・だ。
レンは俺より強い奴と闘えるし・・・・・・・・・・
カエデだって・・・まともな鍛練相手がいなかったんだ。うれしいことだろう。
俺はカエデの鍛練相手から解放されるし・・・レンに命を狙われないですむ・・・・・・・しかも。
俺をこんな事に巻き込まこんだ奴への・・・・俺なりの仕返しにもなる!!
ふ、完璧だ)
にこにこ、と自分の考えの素晴らしさを実感するカイ。
「・・・・・・・・・・何を二ヤついている?」
「何でもないよ」
「・・・・・変な奴だ」
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「所で・・・・この宿には、温泉のようなものがあるらしいね」
「・・・・・・・ああ、珍しいな。ここでゆっくりと、疲れを癒しておけ・・・」
少ない荷物を片づけ終え、ベットに座り、預けた赤い槍の代わりに、ドワーフから借りているの槍の手入れをし始めるレン。
「じゃあ、行こうか?」
と、桶のようなものをもって話かけるカイ。
「・・・・・・・・・・何?」
ピタッと、動きを止めるレン。
「うん?まだ、早すぎるか?まだ、夕方だしな?」
と、考える素振りを見せるカイ。
「・・・・・・・・いや・・・・そうではなく・・・・・」
少し、戸惑ってる感じのレン。
ポンっと、手を合わせて一人納得したように喋り始めるカイ。
「そうか、こっちでは主流じゃないのかな?西洋風のイメージだしな。俺たちのいた世界では、温泉はいっしょに入るものでね。裸の付き合いといって、男同士それで友情を深めたりするんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なるほど、そういうことか。マスクを取ったとき・・反応がないとは思っていたが・・・・・・・そういうことか・・・・・」
途中からレンの声は小さすぎて、カイには聞こえなかった。
「で、どうする?」
楽しそうに聞いてくるカイ。
それに対して、ゆっくりと口を開くレン。
「・・・・・俺は遠慮しておく。俺は一人でゆっくり入る派だ・・・・・」
「そうか。また、機会があればいっしょに入ろうな」
そういうと、扉を開けてタオルを首にかけて温泉に向かってしまうカイ。
「・・・・・・・機会が・・・・・あれば・・・・ね?」
レンはそういうと、ベットに横になり目を瞑った。
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