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王たちの宴  作者: スギ花粉
11/200

文化の違い

え~~前の話があまりにも短いので、一気に2話投稿です

楽しんでいただけたら、幸いです


「疲れたーー」


と、そのままベットへと横になるカイ。


「・・・・・・」


すたすたと隣のベットへと座り、顔の下半分を隠していたマスクをはずすレン。



「いや~~魔法を効率よく使うってのは結構大変なんだな?」


「・・・・・・・」


あくまで、黙ったままのレン。


カイはこの短い付き合いで、レンは喋りたい時にしか喋らないことを理解したので、返事がなくても別に気にしなかった。


魔法を一通り見てもらったが、特段教えることはないと言われた


後は、魔力の無駄遣いを抑えること・・・つまり・・繰り返しの鍛練しかないと


お爺ちゃん・・ちゃんと途中まで教えてくれてたんだ・・・・・・少し疑ってた自分を反省する


「でも、いいのか?巻き込んでしまったのは俺だから、宿代は払うのに」


ある程度のお金は、神聖帝国から資金として預かっていた。


「・・・・・契約の報酬は、お前との決着だ。それ以外は、報酬に含まれないのだから、自分の分は俺が払う」


(・・・・・・どうしようかな。魔物退治が終わったら、勝負しなくちゃいけないのか・・・

 

 レンは相当の腕前だしな・・・・・マジで殺られるかも。


 う~~ん。神聖帝国まで戻ったら・・・・・逃げるか・・・でも・・・どこに?


 ・・・・・う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん・・・・・・・・


 そうだ!!


 妙案があるじゃないか!!ふふふ・・・・伝説の傭兵には・・・我らが勇者様を・・だ。


 レンは俺より強い奴と闘えるし・・・・・・・・・・


 カエデだって・・・まともな鍛練相手がいなかったんだ。うれしいことだろう。


 俺はカエデの鍛練相手から解放されるし・・・レンに命を狙われないですむ・・・・・・・しかも。


 俺をこんな事に巻き込まこんだ奴への・・・・俺なりの仕返しにもなる!!


                                   ふ、完璧だ)


 にこにこ、と自分の考えの素晴らしさを実感するカイ。


「・・・・・・・・・・何を二ヤついている?」

「何でもないよ」


「・・・・・変な奴だ」

=================    ==================


「所で・・・・この宿には、温泉のようなものがあるらしいね」

  

「・・・・・・・ああ、珍しいな。ここでゆっくりと、疲れを癒しておけ・・・」


少ない荷物を片づけ終え、ベットに座り、預けた赤い槍の代わりに、ドワーフから借りているの槍の手入れをし始めるレン。


「じゃあ、行こうか?」


と、桶のようなものをもって話かけるカイ。

 

「・・・・・・・・・・何?」


ピタッと、動きを止めるレン。


「うん?まだ、早すぎるか?まだ、夕方だしな?」


と、考える素振りを見せるカイ。


「・・・・・・・・いや・・・・そうではなく・・・・・」


少し、戸惑ってる感じのレン。


ポンっと、手を合わせて一人納得したように喋り始めるカイ。


「そうか、こっちでは主流じゃないのかな?西洋風のイメージだしな。俺たちのいた世界では、温泉はいっしょに入るものでね。裸の付き合いといって、男同士それで友情を深めたりするんだ」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なるほど、そういうことか。マスクを取ったとき・・反応がないとは思っていたが・・・・・・・そういうことか・・・・・」


途中からレンの声は小さすぎて、カイには聞こえなかった。


「で、どうする?」

楽しそうに聞いてくるカイ。


それに対して、ゆっくりと口を開くレン。

    

「・・・・・俺は遠慮しておく。俺は一人でゆっくり入る派だ・・・・・」

     

「そうか。また、機会があればいっしょに入ろうな」

    

そういうと、扉を開けてタオルを首にかけて温泉に向かってしまうカイ。


「・・・・・・・機会が・・・・・あれば・・・・ね?」


レンはそういうと、ベットに横になり目を瞑った。

    

誤字・脱字ありましたら、お願いします。

アドバイス待ってます・・・励みになるので

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