表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王たちの宴  作者: スギ花粉
108/200

皆殺し

え~~スギ花粉です。久しぶりですかね?ですがサボってた訳じゃなくて、盗賊王編投稿してたので。すいません。そっちもよければ読んで下さいね、ではどうぞ~~

「では……も!う!い!ち!ど!最初から説明して下さい。リザードマン族の族長…ジョアンナ」


とリサが額に青筋を浮かべながら、剣の柄をさする。


あまりの殺気に真っ青になり、ジョアンナが震えながら説明する


リザードマン族の小城の一番大きな部屋で、審問がおこなわれているのだ


正面にはリサとバリスタンが座り、左右には将軍達がずらりと並んでいる。これだけの武官がそろうとその威圧感は凄まじいものだった


「は、はい!!わ、わたくし達リザードマン族は陛下に休暇を楽しんでいただけるように万全の準備を整えておりました」


「そう…それは結構ですね。それで?」


と先を促すリサ。


「そ、それが陛下は城にたどり着くと同時に、倒れられました」


「そうですね…報告ではオウロ熱にかかったという事ですが?」


「は、はい…で、ですから私はリザードマン族一の医者に診てもらいました」


「そうですか…賢明な判断ですね…それで?」


「い、医者のいう話では薬を投与したので、数日ゆっくりと休めばすぐ良くなるという事でした」


「なるほど…そして報告を受けた私たちは急ぎ駆けつけた訳ですが……」


と、そこでキッと睨みつける。そのあまりの迫力で腰が抜けそうになるジョアンナ。


「その……陛下が行方不明とはどういう事ですか!!!」


と一喝した。


ジョアンナはカタカタカタカタっと膝が震えている。今にも倒れてしまいそうだ。


リサは、ふ~~ふ~~っと息を荒くしている。


「ジョアンナ……陛下は目を瞑る気のようでしたが、部族の前であなたが一族に内緒で人間族の商人と密輸をしていた事…うっかり喋ってしまうかもしれませんね」


「・・・・・」


それを聞き、青ざめていた顔がさらに青ざめ始める。


「戦士達はどう思うでしょうね…まぁ…私には関係ありませんが。リザードマン族の神宝などを売りさばき、私腹を肥やしていたと知ったらどうなるのか。想像したくもありませんね……………分かっていますね?それが嫌なら一族の力をすべて使い、陛下をさがしなさい!!陛下がご無事であった時のみ、あなたの罪を不問としましょう。但し……この件については緘口令をしきます!!他国に決して情報が漏れないように!!」


「は、はい!!」っとジョアンナは逃げ出すように出て行った。


ふ~~~っと息を吐くリサ。


隣にいるバリスタン将軍は先ほどから元気がない。そして幾度となく繰り返されてきた会話がおこなわれる。


「……リサ将軍…頼みます。私から将軍の権限を剥奪して下さい」


「バリスタン将軍…何度もいいますが私にその権限はないのです」


ジョアンナの前に、親衛隊の隊長であるサンサからも審問を行った。その時のバリスタン将軍の怒りようは凄まじいものだった。戦場以外でバリスタン将軍のあんな大声初めて聞いた。


サンサはその間ずっと悔しそうに唇をかみしめていた。


「……あの娘を育てたのは私なのです。孫の責任は私の責任でもあるのですよ…お願いします。どうか……」


はぁ~~とため息を吐く


「バリスタン将軍…話しを聞く限りサンサ隊長には非はないように思われます。盗賊退治を命じたのは陛下自身です、サンサ隊長はそれを忠実に守ったにすぎません。警備を疎かにしたジョアンナにこそ責任があります」


「いえ……親衛隊として一部でも残していくべきだったのです…ですから」


バンっとテーブルを叩くリサ。


「バリスタン将軍!!今はそんな事を言っている場合ではありません!!この件に関してこれ以上は聞きませんからね!!コーリン!!」


「は!」


先ほどから部屋のすみに控えている男を呼ぶ。


「……………レイスが関わっている可能性は?」


「はい……否定はできませんが、その可能性は低いと思われます。陛下を暗殺する気だったのなら、その場で殺しているはずです。こういってはなんですが、陛下程の実力者を誘拐するのはかなりの危険が伴うと考えられます」


「……新たに調査で分かった事は?」


「申し訳ありません……昏倒していた警備の者も詳しい事は覚えていなという事です。さらに彼ら以外に賊をみた者はおりません。信じられない事ですが、陛下を担ぎあの断崖絶壁を降りて行ったとしか考えられません」


それを聞き瞬時に考えをめぐらすリサ。


「そうですか……誰がどのような目的で陛下を連れ去ったのかは分かりません。ですが…相応の報いは受けてもらわねばなりません。この件に関わったものたちは一族郎党皆殺しにしてくれます!!


……国境の警備を3倍に増やします!!決して魔国から出してはなりません!!第1軍から、第10軍までのすべての部隊を盗賊団討伐の名目で南に投入します!!


 最低限の人員をアゴラスに残して、すべての闇の軍も調査活動に専念させなさい!!」


「「「は!!」」」


とバリスタンを含めた他の将軍たちが部屋を慌ただしく出ていく。そして部屋にはリサただ一人が残り、ふっと先ほどまでの怒りの表情から、不安げな表情へきりかわる。


そして虚空を見つめるリサ。


(……陛下……あなたはご無事なのですか……あなたを失うわけにはいかない……いったいどこにいるというのですか)

誤字・脱字ありましたら。感想・ご意見待ってます。励みになるので

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王たちの宴・アンケート!!
王たちの宴アンケート
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ