ルナ
目の前が真っ白だ...眩しい...
....なんだ?何を言ってるか聞き取れないが言葉が聞こえる
取り敢えず話しかけてみよう...
「おぎゃぁぁ! おぎゃぁぁぁぁぁ!」
(おーい、誰かいるのか〜)
あれ????
どう言うことだ?思ったように言葉が出ない。
と、取り敢えずもう一度試してみよう。
「おぎゃぁ、おぎゃぁぁぁぁ!!」
(可愛いは、正義ぃぃぃ!!)
うん、無理だわ。どう言うことだ?
もしかしてこれが転生ってやつか?これから転生チートで無双できるとかかな?なにそれ最高じゃん。
落ち着こう。冷静じゃない。まだ決まったわけじゃない。
次は体を動かしてみよう。....うん、動くには動くけど思い通りに動かすのが難しいぞ。
取り敢えずわかった事は喋れないことと動けないこと
.....あれ?何も出来なくない?
.....取り敢えず寝ようかな。この体を思うように動かせるようになるまでは。
◆◆◆
一年後
この一年、私は何もずっと寝ていたわけでわない。
私はこの一年の間に情報収集をしていたのだ! まぁ最初は言葉すら理解できないからそこからだったんだけど。
取り敢えずわかったことは私の名前はルナ、そして3つ上のお姉ちゃんがいるらしい。
あと、此処は地球ではないと言うこと。その根拠は魔法だ。ある日お母さんが暖を取るために魔法で薪に火をつけているのを見たのだ。
私がその様子を見て喜んでいるのを見て以来、時々魔法を見せてくれるようになった。いつか私も使えるのかな?
っとまぁこんなとこだ、ほとんどは言葉を理解するのに費やしていたんだ、許してくれ。
「お〜い、ルナ〜。パパが帰ってきたぞ〜」
おっと、お父さんが帰ってきたようだ。まぁ適当に反応しておくか。
「あぅぁ」
「ルナ〜。パパだぞ〜。おぉ〜ルナは可愛いな〜」
そう言いながらお父さんは私を持ち上げたかいたかいをする。
ちょっと待て父よ、この体ではこの高さでも怖いぞ。軽々と私の事を振り回しやがって。
こんなでもお父さんは腕の立つ元冒険者だったらしいのだ、結婚して引退し、今は街の警備隊からスカウトされ警備隊としてこの街を守っているそうだ。つまり、だこの世界には魔物が存在する。
取り敢えず今後もこの世界についての情報を集めていこう。
取り敢えず早く自分で動けるようにならないとね、その為にはまず寝る!寝る子は育つということわざがあるくらいだ、きっとすぐに成長できるはずだ。
それじゃぁみんな、よい夢を。




