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メンズエステ嬢のテクニック

作者: 羽柴藤吉郎

日頃の溜まったストレス解消を兼ねて、メンズエステを体験してきました。

 俺の名前は、本城新太郎で、アラサーのしがないタダの商社系企業のサラリーマン


 日頃の対人関係の煩わしさから来るストレス解消をする為に、メンズエステをネット検索してセラピストの質・場所・料金を勘案した結果。


美魔女STORYを選び、レッツゴーすべく予約電話をかけた。


「リフナビを見た本城と申します。明日そちらに行きたいのですが、時間は18時で、コースは初心者向け100分でお願いします」



先方「ご予約ありがとうございます、本城様、ではご到着次第お電話をかけて下さい」



受付の印象 良し。


そして当日の時刻に電話をすると、女性の声が聞こえた。


「場所はわかりますか?」


「わからないので教えて下さい」


「駅からまっすぐ行っていただきトヨタレンタリースとなか卯の間にあるマンションです」


「わかりました、あっ……そこですか?」


ガラス張りの玄関口脇にあるセキュリティ抜群の部屋呼び出し機に指定された部屋番号を入力。


さっそくエレベーターで目的地の6階に着く。


わくわくドキドキしながらインターホンを押す。


中からアイシャドウの40代女性が、現れ中に招き入れられる。


さっそく奥のリビングルームに通されソファーに座らされて誓約書に名を書いた。


シャワーを浴び紙パンツを履き、ベッドに仰向けになり肩から腰まで入念に揉みほぐされた。


 太ももの付け根にある鼠径部はゾクゾクする刺激がたまらなく、セラピストの手がなかなか際どいところをかすっていくのが、たまらなく気持ち良くある意味もどかしく感じる思いがした。


セラピストに私がプライベートな悩みを打ち明けると、セラピストは共感してくれた。

身体もほぐされ心も軽くなり私はまたリピートしたいと決めた。


ありがとう香川セラピスト。


前回に続いて2度目のメンズエステに行きました。


とあるマンションの1階エントランスホールの入り口にて、事前に電話で聞いていた部屋番号を、呼び出す。


「はい!どうぞ」


女性の声が耳に柔らかく響く。


エレベーターで目的階に着き、廊下を進んで行くと部屋の前に立つ。


インターホンを鳴らす。


女性がニコニコして、私を中に招き入れる。


「寒かったでしょう、熱いコーヒーを入れますね」


椅子に私は腰を降ろし、ひと息ついて彼女の挙動を見つめる。


そんな私の視線に気づいてか、彼女がはにかむ。


「イヤだそんなに見ないでよ」


熱々のコーヒーにミルクと砂糖を載せた盆を手に彼女がいたずらっぽい笑顔を私に向けてくれた。


前回と同じセラピスト香川嬢に、私は聞いてみた。


「ねぇ開運の神社とか知ってない?」


彼女は即座に気さくに明るく答える。

「鳥取県の金持神社が有名なんだって、宝くじ高額当たったって人がいるよ……山陰本線でここから3時間かかるみたいだよ」


私は仰天して3時間かと呟く。


「近場で豊国神社でもしとくか」

と私は気を取り直してコーヒーを飲み、彼女としばし雑談した。



彼女がふと気づいたように私にシャワーを勧めた。


この間に数分経っていた。

その後は私はひとりでシャワーを浴びて、紙製Tバックを着用して彼女が待ち受ける敷物に向かう。


「ではうつ伏せになってくださいね」

続いて彼女は腰を温める物を私に宛ててくれた。



彼女のしなやかな手が、私の肩から背中と腰周りを巧みにもみほぐしていく。


両足全体を揉みほぐされた。


施術中も会話が続く。


「香川さんは何年目ですか?」

「私はこの仕事は3年なんですよ、結構飽きっぽいのに、この職場環境が良くて続いてます」


「へえ!そりゃあ凄い」


施術されるうちに、太ももの付け根にある鼠径部に彼女の指が滑るように入り込む。


快感にくすぐったくなり、もぞもぞと私は動いた。


「あら?どうしました」

いたずらっぽい小悪魔みたいな声を私にかけて、反応を楽しむ彼女に私はあぁとしか言えなくなる。


「次は仰向けになりましょう」と彼女。


「ホットアイマスクしますか?」

彼女の言葉に私は頷く。


「左よりも右が気持ちいい」

「そうですよね左右で、感度が違いますからね」


私が仰向けになり、やがて彼女はわざとらしく鼠径部を弄くるようにもみほぐしてくる為に、私は勃起していた。


「まあこんもりしていますね」


「はい」


「噴火しそうですか?」


何事か期待する声に変わる彼女。


「噴火したらどうしよう」

私は困惑して彼女に言う。


視界を遮られているので、妄想が広がる。


「ダイジョーブ私が受け止めてあげる」

冗談か本気かわからない口調で、明るく彼女は答える。


まあ幸いにも噴火はしなかった。


「はい終了です」


彼女に起きるように促され、シャワーを浴びてから私は服を来た。


「貴方が来てくれると知ってお菓子を買って来ましたから受け取ってね」

私はありがとう嬉しいと素直にお礼を言った。


彼女も名残惜しい顔をして見送りに出た。

「また来年もよろしくお願いします。良いお年を」

「また来年も会いましょう、良いお年を」


私ははっきり自覚していた。

彼女に恋をしてしまった。


書いてる今も彼女を思い出す。


終わり。




これは、実体験をアレンジしたエッセイみたいな作品です。

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