→↓↘+P桃太郎
格闘ゲームとシューティングゲームとパズルゲームが好きです。
むかしむかしあるところに、タメキャラなお爺さんと、投げキャラなお婆さんがおりました。
お爺さんは山で待ちガイル。お婆さんは川へスクリューパイルドライバーをしに向かいました。
お婆さんが川でレバー1周+Pをしていると、川上から大きな桃が、ラウンドワン……ファイッ! と流れて来ました。
お婆さんがお得意の吸い込みコマ投げで桃を吸い込むと、ガッシリと掴んで回した後に地面に叩きつけました。
「→↓↘+P!!」
すると突然桃が二つに割れ、中から龍が昇るが如く小さな男の子がジャンプアッパーを仕掛けました。リバサ狩りを怠ったお婆さんは見事にカウンターを貰い、そのまま気絶してヒヨコが頭の上で鳴きました。
男の子は桃太郎と名付けられ、ある日、目を離した隙に鬼退治へと出掛けてしまいました。
「俺がキングオブ太郎だ!」
桃太郎は差出人不明の便箋を握り締めて試合会場の鬼ヶ島を目指しました。
桃太郎が歩いていると、前方にしゃがみ込んだまま動かないイヌを見つけました。
「←タメ→+P」
イヌが何か衝撃波のような物を飛ばしました。
「↓↘→+P!」
桃太郎もきび団子を飛ばして応戦します。
そこへキジが現れました。
「↑↗→+P」
キジが飛びながら何かエネルギー弾のような物を飛ばしました。
「古くせーコマンド!!」
「↓↘→↓↘→+PPP」
更には、キジから数多の氷柱が射出され、桃太郎はガードするも削りダメージを負いました。
それを見ていたサルが、興奮して乱入してきました。
「←→←」
「お前だけ違くないか!?」
桃太郎はサルに防御力無視のタコ殴りにされ、瀕死の重傷を負いました。
乱闘さながらの戦いを繰り広げながら、桃太郎と三匹は鬼ヶ島へと辿り着きました。
鬼ヶ島には屈強な鬼が有象無象に居りました。鬼は桃太郎と目が合うなり襲い掛かりました!
「⇦⇩⇧⇨」
「ダンレボ懐かしーーーー!!!!」
桃太郎は鬼と朝まで踊り狂いましたとさ…………。
読んで頂きましてありがとうございました!
(*´д`*)