4話
個体名 :北原輝
種族 :人間
状態異常:通常
精神状態:通常
魔法
???? ???? ????
種族スキル
????? ?????? 《弱者》
パーソナルスキル
???? 《超人》
ハイグレードスキル
《勇者》
グレードスキル
ノーマルスキル
・・・・え?なんかおかしくない?なんか、?????多くない?
「あのー、なんか俺のステータスおかしくないですか?」
「君もか・・・」
「君も?」
「ああ、さっき君と似てる子もこのようなステータスであった」
俺と似てる子?琴音のことかな?よく似てるって言われるし。もし琴音だとしたらあいつも????に埋め尽くされたステータスなのかなぁ。
「この????ってなんですか?」
「わからん。今までかなりの人をこの水晶で鑑定してきたが、このようなステータスはさっきの子と君が初めてだ」
「そう・・・ですか」
「まぁでも君は《勇者》のスキルを持ってるしさっきの子も強力なスキルを持っているのでこの城に住む権利は与えよう」
「あ、ありがとうございます?」
強力なスキルね。たしかに《勇者》って強そうだけどどういったスキルかよくわからないからなぁ。
「《勇者》ってどういったスキルなんですか」
「口で言うよりも見てもらった方がいいな。ステータスと心の中で言ってみてくれ。するとステータスが表示されると思う。そして表示されたステータスのハイグレードスキル《勇者》に意識を集中すればスキルの説明が出てくるはずだ」
「わかりました、やってみます!」
(ステータス)
個体名 :北原輝
種族 :人間
状態異常:通常
精神状態:通常
魔法
???? ???? ????
種族スキル
????? ?????? 《弱者》
パーソナルスキル
???? 《超人》
ハイグレードスキル
《勇者》
グレードスキル
ノーマルスキル
っお、本当に出てきた!
じゃあ《勇者》に注目してみよう。
《勇者》
・スキルを獲得しやすくなる
・聖剣を召喚できる
・身体能力の大幅な上昇、武器使用時に攻撃力の大幅な上昇
・魔物に対しての大幅な戦闘能力の上昇
おっ、なんか結構強そうだな。基本的に身体能力が上がるの感じだ。
「どうだ?確認出来たか?」
「はい!結構強そうですね?」
「そうだろう。《勇者》は人類の希望だからな。」
き、希望……荷が重いな……
「……さすがに………でも……」
「琴音ーー。ちょっと聞きたいことあるんだけど。」
ステータスのことが気になり琴音に話しかける
「ヒヤィッッッ!!!」
「だ、大丈夫?」
「だ、だだ、大丈夫よ!そ、それより何か用?」
「あ、あぁ。琴音、ステータスにおかしなこと無かった?」
「………あった。もしかしてアキも?」
やっぱり琴音もステータスがおかしいようだ。
「うん。なんか????ってなってた」
「………アキ、心当たりない?」
心当たりって言われてもあるはずがいない
「いや、ないけど」
「そう………」
何か考えている様子の琴音。
「琴音は何か心当たりがあるの?」
「……私も特にない」
そうなのか。なにか考えていたようだけど気のせいだったかな?