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異世界に転移しちゃった。  作者: ナット
3/7

3話

小説書くの難しい〜

えーっと、王様?からの話をまとめると、


10年前、天から7体の魔王が降臨し、その強さも今までの魔王の強さを凌駕する。そして10年経ってもこの国、ひいては人類が滅びていないのは、7体の魔王は互いに仲が悪く、ゲームのように自分の手駒を集めては、同じ魔王に攻撃を仕掛ける。そのおかげで人類は存続できている。


だが、彼らのうち1体でも人類侵略に本気を出せば人類に抵抗するすべは無い。なので俺たちを召喚し、力をつけ、魔王達を倒し、平穏を取り戻そうとしているそうだ。


に、荷が重いなぁ〜。でも人類存続の危機なら助けてあげないと。


「さて今から君達のステータスを確認させてもらう」

そういうと従者らしき人に水晶のようなものを受け取った。

「この水晶は触れた者のステータスが表示される。ステータスは心の中でステータスっと言えば見れるが自分にしか見れない。

他人が見るには鑑定系のスキルか、この水晶を用いることで見ることができる。

ということで1人ずつこちらに来てステータスを見せてもらう」


ということで、今ステータスの鑑定待ちです。

先に鑑定を受けた生徒達は鑑定結果に興奮したり、王様の隣にいるお姫様を見て頰を赤らめたりしている。

ステータスって言えば見れるらしいけど、楽しみは取っておく。

同じく鑑定待ちの和也が近づてきた。

「なぁ輝、これは夢か?」

確かに夢にみたいなことだ。教室で寝てたらいつの間にか異世界に来てた____ってありえないもんな。

「夢じゃない・・・と思う。話はやけにリアルだし、五感もしっかりある。」

「そう・・・だよな」

和也はうつむきながら言った。


つらい・・・よな。いきなり異世界に来て家族と会えなくなるのは。俺もお母さんやお父さんに会えないのはつらい。とてもつらい。

それは琴音も一緒だと思う。

「大丈夫、和也。きっと元の世界に帰る方法はある。今は分からないけど必ず探してみせる。」



「よっーーしゃぁあああ!!!!!!!!!

!!ーーーー!!!!!!!」

え?

「夢にまで見た異世界召喚だ!アニメやラノベだけの世界と思ってたけど本当にあったんだ!!チート能力で無双して、巨乳エルフや、猫耳美少女、ロリ吸血鬼でハーレムを築いてぐへへへへへへへへ」

「・・・」

そういえばこいつオタクだった。



1人で興奮している和也をはほっといて、琴音のところに行く。

琴音はちょうど鑑定が終わったところだった。なにやら王様が興奮していたようだけど何かあったのかな?


「琴音、どうだった?なんか王様が興奮しているようだったけど」

「別になんでもない。ちょっと私が持ってるスキルが強いってだけ。」

「スキル?スキルってゲームとかにあるスキル?」

「まぁそのようなものね。」

「へぇー」

スキルがあるのか。

・・・めっちゃワクワクする!いったいどんなスキルがあるんだろう。楽しみだなぁー。

「そんなことよりもアキ、あんた最近近藤さんとよくお話してるよね?」

・・・異世界に来ても琴音は琴音だな。

「う、うん」

「前に言ったよね?あんまり私以外の女の人としゃべらないでって。昨日は32回もあの女としゃべってる。少ししゃべりすぎじゃない?その時間をなんで私じゃなくてあの女に使うの?私よりもあの女の方が好き?世界でただ1人の妹よりもあの女の方が好き?」


や、やばい。目に光がない。この状態の琴音はなにをするかわからない。俺が女の人としゃべったりするとよくこの光のない目になる。こうゆう時は_______


「そんなわけない。俺は琴音が世界で1番大切だし1番好きだ。」

「!!!ほ、ほんと?本当に世界で1番愛してる?」

ん?愛してる?

「もちろん。世界で1番愛してるよ」

「!!!!!!」

顔を真っ赤にしている琴音。

なんか俺と琴音で愛してるのニュアンスが違うような気がする。

もちろん俺は本当に琴音のことは妹として愛してるし、大切だ。

「あ、そろそろ俺の番だから行ってくる」

顔を真っ赤にしている琴音を置いて王様のところへ向かう。



「えーっとこの水晶に触るといいんですか?」

「うむ。この水晶に触るとステータスが表示される」

緊張する・・・

水晶に手を伸ばし、触る。すると空中に文字が現れ、俺のステータスが出てきた。



個体名 : 北原輝

種族 : 人間

状態異常: 通常

精神状態: 通常


魔法

???? ???? ????

種族スキル

?????

?????

《弱者》


パーソナルスキル

???? 《超人》



ハイグレードスキル

《勇者》


グレードスキル



ノーマルスキル








・・・なんかおかしくない?

ヤンデレとメンヘラ履き違えたかな?

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