2話
納豆美味しいですよね
数学の授業が始まった。数学は苦手だ。というか体育以外の教科は全部苦手だ。
「ふわぁ〜〜」
昨日遅くまでゲームしていたせいか眠いな・・・。前にいる和也はもう寝てるし。こいつ、いつもこんな感じなのにテストでは90点以上を取るからタチが悪い。
俺は毎回赤点ギリギリだってのに、解せぬ。
まぁ、あとで琴音に教えてもらえばいっか。
ということで、俺は机に突っ伏して寝る。
おやすみなさ〜い
こんな感じだったっけ?そして起きたら知らないところに飛ばされていたと。
寝てた間に何があったんだ?
「異世界の者たちよ、突然のことで驚いていると思うが耳を貸してくれ。まず君達は我が国トップの魔導師たち約100名による召喚魔法によって召喚されたのだ。」
どうやら俺たちは召喚されたらしい。本当にマンガやアニメ見たいな展開だ。そしてこの後の展開は・・・・
「そして召喚した理由だが・・・魔王を討伐してもらいたい」
・・・やっぱりね。アニメやマンガの通りの展開だ。
・・・この世界って本物だよね?夢にしてはリアルだし五感もある。まぁこれだけで現実だと決めつけるのは早計だけど、多分現実。
そしてこの世界のような魔法、魔王がいる設定のマンガやアニメはたくさんあるし、今俺たちの身に起こっているようなことが小説やアニメにもある。
・・・・なんか都合がいいね。俺たちの世界では今いるような世界を題材にしたマンガやアニメはたくさんある。そして俺たちの世界からは多分、こっちの世界に干渉することはできないし、認知することもできない。
つまり俺たちの世界の漫画家などはこうゆう世界が本当にあることを認知しておらず、妄想?で書いたはず。そしてその妄想して書いたような設定、世界が本当に存在してたってなんか都合がいい気がする。
まぁ俺の考えすぎかもしれないし、俺たちの世界からこっちの世界に干渉することができるかもしれない。
・・・・もしかして俺たちの今の状況自体がアニメや漫画で描かれた虚像かもしれない・・・・なーんて、そんなわけないか。俺は確かに存在してるし、他のみんなもちゃんと存在してる。考えすぎだな。
「魔王討伐ぐらいで異世界から召喚は普通しない。だが普通じゃないことが起こった。そのため君達はここにいる。」
普通じゃないこと?
「魔王は世界に1体しか存在しない。・・・・10年前までは。」
「しかし、今から10年前、天から7体の魔王が降臨した。それも7体とも今までの魔王と比べ物にならないくらい強い」
・・・・は?
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