9話 屋敷
今は屋敷が決まったと連絡が来たので王城へ向かい、前に案内された部屋で待っていると
ボルト「ベルド君、待たせたね」
ベル「いえ大丈夫ですよ」
ボルト「じゃあ手っ取り早く終わらせるか」
ベル「わかりました」
ボルト「まぁまずは場所を確認してみろ」
そう言ってマーベルド王都の地図を広げた
ボルト「ここだ」
そう言ってボルトは地図を指さした、指した場所は王城から東に学園があり、その学園と王城のちょうど真ん中当たりだった
ボルト「7歳になったら学園に通うだろ?だから学園にも王城も行きやすくしておいたぞ」
ベル(それ王城に呼ぶ前提だよね)
「ありがとうございます」
ボルト「これ鍵な、馬車は手配済みだ。今からでも行ってくるといい」
ベル「分かりました、また何かありましたら来ますね」
それから馬車に乗り約20分で屋敷の前まで来た
案内人「ベルド殿、屋敷に到着しました」
ベル「ありがとうございます、僕は歩いて帰るので王城へ戻っていてください」
案内人「わかりました、では私は王城へ戻りますね」
ベル「はい」
連れてきてくれた人は戻って行った
ベル「さて、家の中見て回るかな」
それからのんびりと見回り、約1時間が経ちようやく全て見終わった
ベル「いや広すぎだよ!」
ピクシー《この大きさでは普通だと思いますが》
ベル《まぁそうだけど、でもこんな広いと1人で管理できないよ》
ピクシー《では手っ取り早く奴隷でも買われてはいかがですか?》
ベル《なんか嫌なイメージあるけど……まぁいいか、なんかあったら何とかできるし。じゃあ案内よろしくピクシー》
ピクシー《分かりました》
それから屋敷を出て数十分歩いて奴隷商館にやってきた
{移動の間、ベルの持つ奴隷への悪いイメージをピクシーが解消してくれていた}
ベル(着いたね、いい人いるかな?)
ピクシー《いると思いますよ、私の見立てですからね》
中へ入った