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うづdj

今でも鮮明に思いだす...うるみ沢の前の街、神保町を...現在では面影も見られないが...小川の橋、錆びついた看板の駄菓子屋。そして逃げ惑う人、人、人。



...いや、なんだこれは!?俺は何を見ている?逃げ惑っているのは...かつての住民?声を出してみた。しかし出ない、いや、出てはいるが皆には聞こえてない。後ろを見た。どす黒く波打つ黒い霧が迫ってくる。茜が言っていたやつだ。


もう一度、声を張って叫んだ。早く逃げろ霧が来るぞ!!!しかし怪我をして倒れた人。杖をつく老人の姿。泣きわめく子供達、それらが動く何倍ものスピードで霧は町を侵食した。逃げ遅れた者は次々に飲み込まれていった。


俺は逃げた、走って走って逃げまくった。しかし霧の方が速い。俺の後ろをヴォンヴォンと地響きのような音をたてながら、迫ってくる。そして、石に躓いて派手に転んだ、目の前には...巨大な霧があった。あぁ...無理だ追い付かれた...





「...ふーむ、君はいつまで空間にいるんだね?」



気付いた時には、俺の前に白髪の男が立っていた。


だが、それよりも驚いたのが....


時が...止まっている?


さっきまで、聞こえた悲鳴も不快な霧の音も全てを飲み込む霧も動きを止めて...何もかもが止まっていた。



いや...目の前の白髪の男と俺だけが例外らしい。


男は細身で2メートルはある身長を揺らしながら、こちらを見下ろしていた。



「え、あの...これは一体...」


男は、こっちをガン見しながらもこちらの話を聞いていないようで一人でぶつぶつと何か言っている。



「あのー、すいません、ちょっと何が何やら良く分からないんですが...」


「む、時に少年よ我が領域内に立ち入ったのも何かの縁だ。面白いものを見せてやろう。今から私の手を掴みなさい。」


突然男はその細身の男はほっそりとした腕を差し出し握手を求めてきた。


怪しすぎだろ...掴めば精力全部持ってかれんじゃねぇの?逃げるか。


...と、思ったが無理やり手を掴まれた。


「こらこら、逃げようとするでない、元気な若僧め」


ッッいってぇ!、なんつー馬鹿力なんだコイツ!?


振りほどこうとするも、凄まじい力で抑えつけられる。表現するなら腕をコンクリートの壁に埋め込まれたイメージだ。


男はそのままいともたやすく俺の手を自分の頭に持っていきでこに手紙ーが触れたその瞬間...


俺は、その男になっていた。いや、正確には男の目線になっていた。なんともいえない感覚で常に何かぶよぶよしたものに囲まれているような感じがした。


ふとうめき声が聞こえた。横を見ると女がいた。30歳位だろうか?脚を怪我して動けないでいる。抱えた赤ん坊を必死に守ろうと覆い被さっている。


俺は駆け寄った。助けたいと思った。救いたいと思った。す喰いたいと思った...


女は俺を見た途端に泣きながら命乞いをした。「この子だけは..どうかこの子だけは救ってあげて」


俺は優しく微笑んだ。


大丈夫ですよ。怖くない、何にも怖くないんです。貴女も仲間に慣れますよ。直ぐに馴れますから...ここは良い町ですね。上質な素材が沢山いる。これなら良い街が創れそうです。大丈夫、貴女も良い素材だ。スラリと伸びた脚。白く透き通る頬、んんッ実に素晴らしい!貴女なら良い一軒家が作れること間違いなしです!子供は家の前の標識にしてあげます。だから親子揃って安心して逝ってらっしゃいませ。


そう言って、俺は霧で二人を飲み込んで.........噛み砕いた....


_____

_________

____________


ッッ!ベッドから飛び起きた。凄く...気持ちが悪い...体調も優れない。未だにあの女性の叫びが耳にこびりついて離れない。


...チュンチュンと小鳥のさえずりが聞こえる。時間はまだ6:04

いつもの俺ならあり得ない時間での目覚めだ。



でも気分は最悪だ...寝覚めが悪い。起きたばかりだというのに心臓の鼓動がバクバクと苦しい程に脈打つ。



背中を伝う尋常でない程の冷や汗を拭きながら、昨晩の事を考える。そうあの時俺は俺ではなかった。そして追われる側でもない。


あの男だ。追う者、強者、弱者を喰らうもの。



奴は一体何者なんだ?奴が町を滅ぼしたのか?霧を操っていたのもあいつなのか?ってか普通に人間のフォルムしてたしあれ人間なのか?あぁーわからん!


でも、とりあえず霧はあくまで奴を覆うもので補食用に使うって事が分かったぜ...奴と繋がって分かったのは霧と感覚を共有してるってこと、お陰さまで人を喰らった時の感覚がダイレクトにきt

うpぇ、おぇえええ


jdjっhxjdkdjdn

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