第五十話
「おはよ、男色男爵」
「な、何の話だ?」
サリイとの一夜が明けて、城の中の俺たちの朝食が用意されている場所に行くと、アリサから開幕にいきなり食らった。
この部屋には全員が集まっているが、俺たち六人だけだ。
「何の話でもないわよ、男色男爵」
「だだからそれはななんだよ」
「思いっきり、どもってるわよ」
アリサはニンマリイヤらしい目付きで俺を見る。
・・・・・・何故知っている。サリイにはきっちり口止めしたし、今ここに来るのも一緒に来たんだ。知ってるわけがない。
「ご主人様、すごい汗です。とりあえずこれで拭いてください」
「あ、ああ、ありがとう、ナタリー」
頭が真っ白になったが、だんまりは危険だ。なにか話さないと。
「とりあえず座ったら?男色男爵」
「・・・・・・ああ、いや、何か誤解があるみたいだが、昨日ミノムシにされたからサリイにマッサージしてもらっただけだぞ?」
「どこを?主様」
「・・・どこって、足とか手とか、、、、、」
「あとは?」
「あ、あとは?!」
顔か?また俺の顔はわかりやすいとかそんなレベルか?!
大丈夫、まだいける。
「・・・いい加減にしろよお前ら。なにが言いたい。お前らが俺を痛め付けるから、サリイが面倒みてくれただけだろ」
「ふーん(笑)」
アリサ、妙に自信たっぷり、、、、、、だな、、、、
「ユリア、言ってやって」
「主様、本当の仲間になるにはやっぱり身体を提供する必要があるのね?」
「・・・ねーよ」
するとユリアがガタッと立ち上がり、
「お前は俺の仲間だあああああ!」
・・・・・・。
「サリイは獣人だからでしょうか?まるで獣のような声ですね」
・・・・・・。
「私も予想外だったわ。まさか2回戦があるなんて(笑)」
俺はサリイを見ると、サリイはニッコリ微笑む。
「・・・いつ話した?」
「ボクは話してません!」
「そうよ、話すのはこれからよ。サリイ?どうだった?」
アリサがサリイに問いかける。
「んー、正直に言ってもいいんですか?」
「もちろんよ」
「正直チョロかったです!あっ、でも天にも登るくらい気持ちよかったです!」
アリサは大爆笑だ。
なんだこれは?何がどうなっている。
「魔王様、大丈夫か?身体が震えている」
ソニアが立ち上がり、俺の両肩を優しくつかんだ。
俺だってバカじゃない。この流れなら大体予想はつく。こいつらグルだ。
「・・・・・・触るな。お前ら、俺をはめやがったな?」
「はめたのはアンタでしょ(笑)」
そうか、、、、アリサ、またお前か。
「だからやりすぎだと言ったんだ。魔王様、王たるもの、男色など珍しくもない。むしろ全てを食らってもいいのだ。気にするな」
「ソニア、お前もか?」
ソニアは、二歩後ずさった。
「わ、妾は反対したんだ!それに積極的に参加はしていない!」
・・・何をビビってるこいつ。
まあ、どこからどこまでがはめられたかわからんが、記憶を辿っても確かにソニアが何かしたとは思えないな。
俺が全員の顔を見ると、全員がビビってる感じがする。なんだ、ビビるならやるなよ。
「私じゃないわ、、、、、私は傍観しただけよ!」
「黙れユリア」
「ご主人様、、、、、、」
「ナタリー、やってくれたな」
「ボ、ボクが悪いんです!ボクが計画を立てました!それで、、、、、みんなに協力をお願いしたんです!」
「サリイ、今てめえの言葉は信用できねえ。いつだったかな、あんときサリイは、にやっと笑った。あれがすべてだったのか」
「あ、アンタが悪いんでしょ!風俗には行かないって約束をやぶったわ!。それにシタのはアンタよ!しない選択もあったのに、シタのはタカフミよ!」
「その通りだ、アリサ。全て俺が選択したんだ。誰も悪くない」
・・・・・・。
「だが、一人にしてくれ」
俺は部屋を出ようとすると、
「待って!」
アリサが呼び止めてきた。俺はアリサに振り向く。
「・・・私たちを捨てるの?」
ハッ、笑っちまうよ。
「な、何がおかしいのよ、、、、」
「この程度でお前らを捨てれないほど、俺はお前らを愛してる」
俺は部屋を出た。
・・・・・・・・・
~アリサ視点~
室内は静まり返っている。
「何あれ、カッコ良すぎない?キュンと来ちゃったわ、、、、、」
「私、謝りに行ってきます」
「ボクも!」
「私も、、、、、」
「私も行くわ」
「やめろ、お前ら」
ソニアが止めてきた。
「逆効果だ。お前らがどの面さげて行くんだ。今は一人にしてやれ」
なによ、アンタは関係ないでしょ!これはハーレムの問題なのよ!
「お前らは魔王様が選択したと言ったな?なら問おう。森の中で魔物が永遠に襲ってくる、倒しても倒しても。丸1日戦い続け、ダメだもう死ぬとなったときに魔族が現れた。助けてやるから抱かせろと。そう言われたらお前は死を選ぶのか?」
「そ、それは、、、、、」
「そして、助かったあとは、こいつは身体を提供して魔物と戦うと言いふらされたら、いっぱしの冒険者のお前は誇りを保てるのか?」
「「「「・・・・・・」」」」
「更にその行為を覗かれていたのを知ったら、お前らはどう思う?、そしてそれら一連の流れは、全てその魔族が仕組んだことだと知ったらお前らはどうする?」
「「「「・・・・・・」」」」
「今回のことで、ひとつだけ良いことがあった。魔王様は王たる器を持っているのを確認できた。妾は生涯忠誠を誓うぞ。あの場であの言葉は常人には出ない。妾はなんとしても魔王様に魔界の王になっていただく。」
「「「「・・・・・・」」」」
「確かに怒ってはいた。妾でさえ一瞬死を予感したほどの殺気だった。だがそれほどの怒りをもっても、魔王様はそれを飲み込んだ。素晴らしい方だ、ただ王の資格があるだけではない、王の器なのだ、、、、、カッコ良すぎ?あの意思の強さはその程度ではないわ!妾は決して魔王様を離さない」
ソニアは部屋を出ていった。
・・・・・・・・・
「何もやる気が起きねえ」
俺は今は適当にカラディンの街をぶらぶらしている。
恥ずかしさのあまりに部屋をとびたしちまったが、これからどうしよう。
アリサはまた奴隷商に売られるかもとか思ったんかな。
ぶっちゃけ一瞬それも考えた。でもあいつらは俺が異世界に来てからほぼ初めからの付き合いだ。たかが身体を張ったイタズラぐらいで捨てる気にはなれない。ここまで強くなったんだしな。ナタリーだって鍵の適応者だし、アリサだって魔力の理持ちだ。ファブニール曰く世界に一つなんだろ?捨てるなんて勿体ない。
ただ当分男色と言われるだけだ、、、、、、、
俺は頭を抱えて座り込んだ。
「男色って軽くねえから!!!!!」
思わず叫んでしまった。注目されちまったよ。自分で男色と噂をまいてどうする?!
「ああ、このままふらっとどっかに行ってしまいたい」
「良いところがあるんだが、一緒に来てくれないか?」
俺はビクッとして、声のほうに振り向いた。
まさか一人言に反応されるとは思ってなかった。
「・・・ソニアか、どうした」
「魔王様、本当に申し訳なかった」
ソニアは90度腰を折った。
「・・・・・お前は何もしてねえじゃねーか」
「だが、知ってて黙っていた。あの酒池肉林に不快感を多少は覚えたのも事実だ」
「だろうなー、今考えたら俺でもドン引きだよ」
俺はダンジョン街の方に歩き出す。ソニアもついてきた。
「・・・出口は逆だが?」
「出ねえよ。流石にすぐ顔を合わせるのは無理だが、今俺が消えてみろ?あいつら自殺しかねないぞ?」
俺が笑ってそう答えると、
「(魔王様は本当に素晴らしい。ただの奴隷にここまで心を砕くなんて)」
「あん?」
「いや、なんでもない」
「それにな、打算もある。良い素材を持ってるし、せっかく育てたのに捨てるのはもったいねーってな(笑)」
「打算など当然の話だ、ないやつなどいない」
「・・・お前かてーなー?、もっと笑えよ。しゃべり方に似合わない可愛い顔してんだからよ」
俺はソニアのほっぺたをむにーっと引っ張る。
「わ、妾は可愛いのか?」
「・・・?ああ、可愛いぞ?」
白い肌に紺髪のツインテール、童顔な顔をして、ダイナマイトバティなのに、可愛くないわけがない。
だが、ソニアは顔を赤らめて下を向いた。
「妾、そんな事言われたのは初めてだ、、、、、」
「嘘つけ!それはねーよ!」
「本当だ!、、、、狼の姿でいることがほとんどだし、強くなる修行しかしてこなかったから、、、、、」
「・・・・・・お前、何歳?」
「500は越えている」
「マジかよ!結婚は?」
「結婚?!あるわけがない!」
そりゃあ、もったいなさすぎるだろ。じゃあなに?500年もくそほど修行しかしてこなかったって?ある意味バカだな。
視野が狭そうだし、思い込みが激しいタイプかも。そうじゃなきゃ500年も修行とかできねーよ。
「ならこれからは良い男でも探せよ」
「・・・・・・いるだろうか?」
「まさか、恋もしたことねーの?」
「・・・ない」
「こりゃ筋金入りだな(笑)、なら手近な俺で練習でもしとけば?(笑)」
俺がソニアの顔を見て笑うと、ソニアはプイっと下を向いてしまった。
「(ああ、そうする、、、、、)」
「あん?聞こえねーよ?」
「いいのだ、魔王様なのだから!妾は忠誠を誓う!」
「・・・ならんぞ魔王には、、、、、」
「っ!それは困る!妾はその、、、、、タカ、フミ、、様を魔王にと決めたのだ!」
500年も生きてきたババアが、名前を呼ぶくらいで照れるな。
「まあ、とりあえず魔界には行くからよ、それで勘弁してくれ」
俺は目的の場所についた。
そう、無一文になったからワイバーンを売りに来たのだ。
冒険者ギルドの入り口を潜ると、結構な人数のやつらがいた。獣人もドワーフも、人間も。
俺はその中の空いてるカウンターに行き、
「あー、ワイバーンを買ってもらいたいんだが、ここで買い取り出来るか?」
するとガバッと一斉に、全員が俺に振り向いた。
「お、お前が、ハードボイルド大魔導師か」
「あの英雄の、、、、、、」
「いや、俺は魔王と聞いたことがあるぞ?」
「俺は一人で万の龍を退治したと聞いた」
なんか噂が大分膨らんだな!中にはバカじゃねーの!って噂もあるな。
「あの、わ、ワイバーンをお持ちなんでしょうか?」
「ああ、持ってるがここでは入りきらんな」
「なんだよ偽物か」
「ああ、ワイバーンを持ってきたなんて、出来るわけがない。そんな空間魔法使いはこの世にいないさ」
「バカ野郎!大魔導師はものすごい空間魔法を持ってるから大魔導師だ!ワイバーンを持てるのが本物の証拠だ!」
そういう噂になったか。逆にありがたいな。
実は魔法は生活魔法だけだけどね。
俺はものすごい注目を集めてる。そしてその視線にはワイバーンを見たいと期待が存分に込められている。
「あー、見る?」
「「「「うおおおおおおおおお!」」」」
もう引き下がれない。仕方ないから、ギルドを一旦出てギルドの入り口前に、首がないジャンボジェットのようなワイバーンを出す。
「「「「うおおおおおおおおお!」」」」
「「「「でけええええええええ」」」」
「英雄だ!!!!!」
「勇者だ!!!!!!」
「魔王だ!!!!!!!」
「「「「うおおおおおおおおお!」」」」
周辺の住民まで飛び出してくるほどの大歓声が沸き上がる。
「おい!、ここまであがってこい!」
声がする方を向くと、3階だった。またこのパターンか。
「魔王様、失礼」
ソニアは俺を抱き抱えらると、おっさんが顔を出している窓まで助走もなしにジャンプした。
ふわっとした浮遊感と同時に窓枠に二人で捕まる。
「・・・おれ、カッコ悪くないか?」
「良くはないな」
「何を言う!魔王様は、その、、、、、素敵に決まっている!」
「俺を魔王と噂してんのはお前のような気がしてきたよ、、、、、」
室内のソファーに座り、多分ギルドマスターと思われるやつと話をする。
「俺がここのギルドマスターだ」
うん、知ってる。
「結果だけ言おう。ワイバーンは買い取れない」
「・・・何故だ?。俺がザバイルのギルドマスターをぶっ飛ばしたからか?」
「ぶっ飛ばしたのはお前じゃないだろ。お前の連れの女だろ。それにあの事件は何もなかったことになった」
「・・・・・・なんで?」
「分かれ。それしか言えない」
「わかった。ならなんで買い取れない?」
「あれは国の討伐の象徴だ、必ず国が買い取ることになる」
ふむ、わからなくもない。だが、
「冒険者もかなりやられてんだろ?ギルドも欲しいんじゃないか?」
「それでもだ。この国は良い国だ。顔も立てるさ」
「そういうことね、ならそうするわ」
「頼む」
「では魔王様、出ましょう」
俺はまたソニアに抱えられ、窓から飛び降りてワイバーンの元に戻った。
「出入口じゃないんだが、、、、、、」
そんな呟きを聞きもせずに、ワイバーンを収納して歩き出した。
・・・・・・・・・
「さて、どこ行くかな?」
「魔界か?」
「はえーよ!まだガキどもを拾ってない」
「たかが肉欲ごときで、あのような行いをするやつら、必要か?」
「・・・勇者だぞ?」
「我らが世話になったのはグリンダムだ。あの女ではない。それに女が必要なら魔界に行けば何百人でも選び放題だ」
マジかよ、、、、、それ魔王不可避コースじゃねーか。その手は食わない。
「あれでも良いとこもあるんだよ。それに俺も約束を破った。仕方ないんだよ」
「下じもにまで、なんと寛大な慈悲か」
「お前、キャラが壊れる兆候が見えるぞ?気を付けろよ」
行くとこもないし、腹も減った。外食するにも銅貨までぶちまけちまった。城に帰るか。
城に着いたが、アリサたちには会ってない。まあ、今日はいいや。俺も積極的に会いたいわけじゃない。
「魔王様、夕食は妾がここに持ってくる」
「・・・俺とアリサたちを会わせないためか?」
「当たり前だ、少しは苦しむといい。今日は魔王様の顔を見せてやらん」
ソニアが危ない兆候を醸し出してきた。やっぱりこいつ思い込みが激しいタイプだな。
だが、今日はソニアに乗ってやろうか。
「わかった、頼むよ」
ソニアが出ていって一服して待つと、一時間ほどで夕食をもって戻ってきた。
「今日は魔王様に会わせないと言ってきた」
「言ったのかよ」
「押し掛けてきそうだったからな」
アリサたちも思い詰めてんな。へんな考えにならなきゃいいけど。
夕食を食って風呂に入ろうとすると、
「妾が魔王様の世話をする。背中を流そう」
「・・・お前どうしたの?ただの道案内だろ?そんなキャラじゃなかったろ?」
ソニアはうつむいて黙りこんだ。しばらくすると、
「妾は魔王様の器の大きさに感銘を受けた。生涯忠誠を誓うと心に決めたのだ」
「お前硬いんだって。もっとファジーになろうぜ?」
「ファジー?」
「あー、とにかく楽にしろ。俺は召し使いは求めてない。欲しいのは対等な仲間だ。それに魔王にはならないって」
「・・・仮に魔王にならなくとも、妾は魔王様についていくと決めた」
「任務は?」
「妾の任務は《一回》終焉の使者を魔界に連れていくことだ。そのあとは自由だ」
「そこは柔らかい考えなんだな(笑)」
「まあ、いい。ソニアみたいな可愛いやつが背中を流してくれるってなら断る理由もない。じゃあ頼むか」
「はい!」
風呂場まで来て服を脱ぎ出すと、ソニアはなんかもじもじしだした。
「何してる?」
「おかしい、わからない。だがなんか、、、、、へんな感情が、、、、、脱ぎにくい」
「・・・・・・まさか恥ずかしいのか?全裸で仁王立ちしてたお前が?」
これは予想外だった。ソニアは平気だと、、、、、、
狼は裸だ理論はどこ行ったんだよ!
「・・・じゃあやめるか?」
「やる!やるぞ!」
ソニアは全裸になり、顔を真っ赤にして無理矢理仁王立ちをする。
ならやらなきゃいいのに、、、、
仁王立ちのソニアを置いてきぼりにして、湯船からお湯をすくい、頭から被る。
何度かかぶってると、右手と右足を同じ方向に動かすソニアが入ってきた。ロボットかよ!
「・・・やれるのか?」
「ヤレル」
ロボットかよ、、、、、
俺がタオルを手渡し、背中を向けると、
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い!、下手くそか!」
力一杯と思える力で擦られた。これ柔らかいタオルなんだが。
「下手くそが!そこに座れ!」
俺はタオルをもぎ取ると、ひざかっくんしてソニアを座らせた。
「ひゃ!」
「こうやるんだよ」
俺は石鹸をつけて、優しく、それでいて適度な圧力でソニアの背中を洗う。しかし良い肌だ。すべすべだし、染み一つない。
「はう!、うっ、うあっ!」
「へんな声だすなよ、、、、、」
「でも、、、、だって、、、、、ふぅ!」
やめろ、こっちまで反応しちまう。
俺はソニアの背中にタオルを投げつけ、
「ほれ、代われ」
ソニアを立たせて、交代する。
ソニアは本当にロボットみたいに、ギ、ギギギと動く。
ダメだこりゃ。
俺は立ち上がり、ソニアをお姫様抱っこで抱き抱えて、湯船にぶん投げる。
「なっ、何を!ひゃっ!うわっ!」
ザバーーーーーン!
「ぷわっ!何をする!」
「黙って入れ、じっとしろ」
俺もとなりに入って、ゆっくり身体を浮かべる。
ソニアも緊張しながらも俺を真似て隣に浮かんだ。
「な?気持ちいいだろ?」
「・・・・・・妾は人狼の子が産みたい」
「は?!なんだよいきなり!」
俺はガバッと身体を起こしてソニアに向き直る。
「妾だってバカではない。覚悟はできてる。その、、、、、これから子を為すのだろう?」
「・・・お前の脳内どうなってんだよ。今日の朝から今ここまで、一体どれだけの未来を駆け抜けたんだよ?」
「こ、後宮に入るまで?」
「おかしいだろ!さっきまで背中を洗うだけだったろ!時間を駆け抜けるのが早すぎだ!お前、500年って脳内年齢じゃねーだろうな!」
ソニアは下を向いて、
「人狼は、人の型で子を為すと人の子を、狼の型で子を為すと人狼を産む」
「俺の話を聞けよ、、、、、」
「妾は人狼が産みたい」
「だから聞けっての」
「妾は魔、、、タカフミ様の子を産みたい」
「俺は練習だろ?そういうのは本番でやれよ」
「そう、練習だ!練習なのだ!」
「ちょ!話を聞け!!!」
俺は全裸のままソニアに抱き抱えられて、俺の自室に連れ込まれた。
そしてベッドにぶん投げられた。
「妾は、、、妾は、、、」
「お、落ち着け?ソニア」
「妾は落ち着いている!」
待て、静まれ、俺の魂よ、、、、、何故、力がみなぎっている、まさかシチュエーションに?この逆レイ○に反応してるのか?!
まずい、いきり立っていては本当にヤられちまう!
ソニアは俺の魂一点を凝視している。獣の目だ。
「妾は、、、人狼の子が、、、、、」
ソニアは馬より大きな大狼に変身した。
「ソニア、待て、、、、、」
『待てん!』
ソニアは大狼のまま俺の上に四つ足で股がる。
両前足で、俺の両手は押さえつけられている
『はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ』
ソニアはゆっくり狼の腰を落としていく。
「待て、ソニア、、、、」
『はあ、はあ、はあ、はあ、はあ』
バーン!
「タカフミごめんなさい!許し、、、、、、、、」
キィー、バタン。
アリサが突然ドアを開けて、俺たちを見ると、ゆっくり、ゆっくりドアを閉めた。
「待て!アリサ!誤解だ!誤解だああああああああ!」




