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召喚術士の冒険記  作者: 壬生方 社箱
第二章 ザバイル編
33/64

第三十一話 ※

今回は駆け抜け回です


現在は地下10階だ。やはりステータスが高いからだろう、俺たちにはダンジョンの敵は問題なかった。

役割は、サリイは十分に盾役をこなしている。サリイが受け止めてる敵をナタリーが自分の位置を変えながら、敵を屠ることに重点を置いて戦闘している。アリサはというと、風魔法を覚えてきたらしく、風魔法で攻撃を行っている。

俺はというと、この辺では俺が攻撃すると一撃で終わってしまうので、戦闘訓練のために後ろから見守っている。

そこでアリサが俺に相談してくる。


「大気を唸らせ敵を切り刻め、エアカッター!、、、、、、ほらね、この程度なのよ。正直ナタリーの剣の一撃と変わらないわ。だから私に魔力を込める方法を教えて」


「ああー、もちろん教えるのは問題ないんだが、俺も感覚でやってるからなー。きちんと説明がちょっとな」


サリイとナタリーは今戦闘中の敵を掃除すると、魔石を回収して

「ご主人様、ちょっと休憩しましょう」


「そうだな、昼飯を用意してくれるか?」


「はい、かしこまりました」


俺は材料をだし、かまどを作り火を起こす。その後はナタリーにまかせた。


「で、どうやってやるの?」


「うーん、じゃあとりあえず右手を横に広げてみて」


俺はアリサの右腕を横にぴんっと突っ張らせると、後ろから右の手首を掴んだ。


「これが正しい方法かわからないけど、ちょっと実験な。今俺が手を掴んでるから、右腕を前に突き出すようにしてみろ」


アリサはうーん!!っと唸りながら右腕を動かそうとする、当然俺が抑えてるから動かない。


「どうだ?本気で動かそうとすれば、腕の先端、手に力が入るだろ?それと同じように魔力を手に入れ込むようにしてみろ」


するとアリサは、

「あ!なんか手に魔力が、、、、わわわ!、、、あ!いけそう、、、大気を唸らせ敵を切り刻め、エアカッター!」


アリサが詠唱を終えると、ダンジョンの壁に透明な刃がぶつかり、そのまま霧散した。


「アリサ、それじゃただ詠唱しただけだ。多分だが、詠唱が終わってから、詠唱に魔力を込めて発動で魔力が込められるんじゃないか?」


そっからはアリサは自主錬をした。どうすればいいかはわかったから、あとは練習のみだ。

昼飯が終わり、俺が一服してるときもアリサは練習した、そこから30分。


「大気を唸らせ敵を切り刻め、、、、、、、、ううううう、、、、エアカッター!」


すると、ダンジョンの壁に三日月の形に傷が付いた。


「お?」

「あ!出来たんじゃない?!!!」


「みたいだな、明らかに魔法の威力が上がってるしな」


「やった!これで私も大魔法使いね!!、、、、でも無詠唱はまだ無理かも。無詠唱で威力を下げて、魔力を込めてあげてもプラマイゼロだしね」

だがアリサはすっごく嬉しそうだ。チートを持ってるにもかかわらず魔法は弱く、まともな攻撃は杖で殴るだったアリサだ。やっと魔法使いになれて嬉しいのだろう。


「魔力切れて、休んでてもいいから一回限界まで込めてみろよ」


「そうね、、、、ちょっと怖いけどやってみるわ」


「大気を唸らせ敵を切り刻め、、、、、、、、、、、、、」

アリサは右手を前に突き出し杖を握り締め、左手で右手の手首を掴んでいる。

アリサが魔力を込めると、風の攻撃魔法が目視できるほど収束していく。まわりに風が軽く吹き荒れる。

それによってアリサのワンピースがへそが見えるほどめくれ上がる。


「、、、、い、、いくわよ!!  エアカッターーーー!」


無数の少し白く輝く風の刃が通路の奥まで、風切り音をあげて飛んでいく。ダンジョンの壁に当たった刃はガガガガガガっと石を削る音がする。アリサはその場にぺたんと女の子座りでしゃがみこんだ。

俺はアリサをお姫様抱っこをして、着弾点を確認しに行った。


「す、、すごいわね、、、これが私の魔法、、、、」

「ああ、やったじゃないか」


壁は直径1m50ほど、深さ50-70cmぐらいの規模で削れている。

足元には削れて落ちた瓦礫だらけだ。


「まあアリサだって、チートもちなんだこのくらいはいけるだろうし、レベルが上がればまだまだいけるだろ」


「・・・私も、、、、オリジナルの詠唱考えなきゃ、、、、、」


「やっぱそれはするのね」


俺たちは合流して、アリサをだっこしたままサリイとナタリーで進んでいく。

ナタリーはちらちらこっちを見ている。アリサがうらやましいんだろう。ナタリーも仕方ないとわかっていても気になるのはしゃーない。


15階からはアリサも自分の足で歩き、威力を調整しながら魔法を確かめつつ攻略していく。

そして、20階に大広間があったのでそこで今日は野営することにした。

全員のステータスを確認しとこう。




【ステータス】

名前 タカフミ=コンドー 年齢 20

職業 ハードボイルド


LV 23

STR 420

DEX 612

VIT 443

SPD 431

INT 779

MEN 758


スキル

言語理解

杖術lv2

召喚魔法lv4 生活魔法 魔力強化lv5 魔力操作lv4

鑑定 アイテムボックス 詠唱破棄 並列魔法

成長促進 気配探知lv4 魔力探知lv3 錬金lv5 練成


?????????????


【ステータス】

名前 アリサ=ローレンス 年齢 15

職業 娼婦


LV 22

STR 211

DEX 367

VIT 201

SPD 389

INT 462

MEN 480


スキル

重力魔法lv1 闇魔法lv1 付与魔法lv3 空間魔法lv1 風魔法lv3

魔力強化lv3 魔力操作lv2 簡易鑑定 魔力の理



【ステータス】

名前 ナターシャ=フォレストウルフ 年齢 48

職業 踊り子


LV 23

STR 391

DEX 370

VIT 218

SPD 390

INT 145

MEN 245


スキル

二刀流lv4 身体強化lv4 忍耐lv2 魔力操作lv1


????????????




【ステータス】

名前 サリイ 年齢 12

職業 騎士


LV 20

STR 365

DEX 340

VIT 403

SPD 198

INT 110

MEN 256


スキル

剣術lv3 盾術lv3 頑強lv3 解体lv2




おお、なかなかだな。俺はステータスはもう勇者に並んだな。3人ももうランスロットクラスとは戦えるだろう。

これはダンジョン終わったらレベル70とか行っちゃうんじゃないか?


おれはみんなに内容を教えてやる。


「まあ、ステータスはそういう感じなんだが、俺は探知しかしてなかったから伸びが悪かったな。あとアリサは魔力強化があがって魔力操作を覚えている。これは魔力を込めることを覚えたからだろう。それに俺も並列魔法はこの世界に着てから覚えたから、両手に魔法を唱えるように練習してみたら?」


「わかったわ!!」

すんげーうれしそう。


「ナタリーは、剣術はもう達人クラスだ、それに魔力操作を覚えてる。たぶん身体強化に魔力を使ってて、無意識に覚えたんだろう?なんか自覚ない?攻撃したいときに気合を込めたとか」


「はい、どんどん自分の身体の操作が楽になってきて、攻撃も強く入れたいときに身体の中を魔力が流れてるのでそれだと思います」


「サリイは、スキルとかは覚えてないけど、どんどん壁役として成長してる。盾役として今持ってるスキルがある意味完璧だから、とりあえずはこのままでいいな」


「はい!頑張ります!」



俺たちは飯を食って、お湯で水浸しにならないように水場を作り、俺がシャワーを出してやりみんな身体を各自洗った。俺の身体は俺が自分でシャワーしてみんなに洗ってもらう。


寝るときにはエスカードの街の家の大寝室にあったベッドを出して、みんなでそれに寝た。

今日は俺とアリサが交代で見張りをすることにした。見張りの間は1人なのでこれといって何もなかった。




・・・・・・・



朝食を食って、支度をする。今日の朝飯は米と味噌汁と焼き魚だ。部屋がもくもくになって後悔した、もう魚は焼かない。

俺たちは21階に降りた、地図がなくなったから気配便りで動くしかない。

だが敵が弱過ぎる。と、いうより成長促進がチートすぎるな。自分だけじゃなくて、奴隷限定だが仲間も強くなるのはやはりでかい。特段面白みがないので、ガンガン進む。 気づくとすでに49階だ。47,48,49はそこそこ敵が強かった。

そして、この下は50階、ボスがいるはずだ。最後にステータスを確認する。



【ステータス】

名前 タカフミ=コンドー 年齢 20

職業 ハードボイルド


LV 30 ★

STR 531

DEX 725

VIT 589

SPD 578

INT 936

MEN 925


スキル

言語理解

杖術lv3

召喚魔法lv4 生活魔法 魔力強化lv5 魔力操作lv5

鑑定 アイテムボックス 詠唱破棄 並列魔法

成長促進 気配探知lv4 魔力探知lv3 錬金lv5 練成


????????????



【ステータス】

名前 アリサ=ローレンス 年齢 15

職業 娼婦


LV 30 ★

STR 308

DEX 530

VIT 311

SPD 558

INT 624

MEN 646


スキル

重力魔法lv1 闇魔法lv1 付与魔法lv4 空間魔法lv1 風魔法lv5

魔力強化lv5 魔力操作lv4 簡易鑑定 魔力の理



【ステータス】

名前 ナターシャ=フォレストウルフ 年齢 48

職業 踊り子


LV 45

STR 850

DEX 789

VIT 425

SPD 803

INT 380

MEN 622


スキル

二刀流lv5 身体強化lv5 忍耐lv2 

魔力操作lv3


????????????




【ステータス】

名前 サリイ 年齢 12

職業 騎士


LV 43

STR 781

DEX 708

VIT 824

SPD 559

INT 345

MEN 570


スキル

剣術lv5 盾術lv5 頑強lv5 解体lv2 

魔力操作lv2



「はい?」

俺は声を上げてしまった。

俺とアリサのレベルが上がってない。★がついてるぞ?どういうことだ?

つうかナタリーとサリイにアリサは完全に抜かれてるし、俺は並ばれちゃったよ。

チートどうなってるんだよ!


「どうしました?ご主人様」


「とりあえず疲れただろう、ここで寝ていこうそれから明日降りよう。その時に説明する」


「んー?わかったわ、なんか凄いことあったのね?」


「いや、逆にやばいことかな?」


「まあ、いいわ。結構疲れたの。ご飯にしましょ」


3人で飯を作る。俺はかまどと火の用意をした。


しかし、どうなってるんだ?

まあ、でも結果はわかる。たぶんカンストしたんだろう。しかしなぜ俺とアリサだけ?

ナタリーとサリイは?街でも鑑定したけど、そんなやついなかったし、エスカードのギルドマスターなんてアホみたいなレベルだった。一体どういうことなんだろう。

俺は一服しながら考えていると、アリサから呼びがかかった。


みんなで飯を食い、風呂に入り、ステータスの説明をする。


「じゃあ、私と旦那様だけカンストっぽい感じなのね?」


「そうだ、ナタリーとサリイは今のところ大丈夫だ」


「それにしてもステータスすごいわね、ナタリーとサリイはもう勇者こえてるんじゃない?」


「来栖がレベルがあがってなければ、そうなるな」


「ご主人様、、、、、、」


「ああ、ナタリー、サリイ気にするな。2人が強くなることは凄くいいことだ。それにもう勇者越えだぞ?怖いもんないな」


「いえ、まだまだですが、ご主人様のお力になれるようにさらに精進いたします」


「ボクももっとがんばります!!」

サリイのこの性格でこのステータスってある意味やばいな。誰が想像できるんだ?

ああでもサリイも、もし自分が周りの誰より強いってなったら性格変わるかもな。人間が金を持つと性格がかわるようなもんだろ。


「残念だわ、、、、、なんとかならないもんかしら」


「まあ、これから予定が入っていて、その辺を知ってる奴が居るとしたら龍神王ぐらいだろうな。神って入ってるくらいだし、情報くらいあるんじゃねーの?」


「そうね、、、そこに期待するしかないわね」


今日はナタリーとサリイが交代で見張りをすることになった。

しかしこの2人が見張りって、攻めて来た魔物を同情するな。

次で終わりだが、予想外の展開もあったが、一応の目的は達成した。これで誰もそうそう死ぬことはないだろう。

安心できる。

俺はベッドを出して、横になる。

すぐにうとうとしだして、眠りに入れた。

























「「「「!!!!!!!!!!!!」」」」


俺とアリサとナタリーは飛び起きた!

サリイはビクッとして、辺りを警戒する。


「・・・・・・・・・なんなんだこれは、、、、、、、威圧感?、、、、、殺意か!!」

アリサを見ると、両腕で自分を抱きガタガタ震えている。

ナタリーも起きてからすぐ武装して立ち上がったが、膝が震えている。

サリイは動いてはいるが、尻尾の毛が総立ちになっている。


信じられない、なんだ一体、、、、、今わかることは一つだけだ、ここに居たら死ぬと言う事だけだ。

俺はアリサとナタリーの前に行き、それぞれ一発ずつビンタをした。


「正気を保て!!!!!死ぬぞ!!!ビビッてる場合じゃない!!!」


アリサは ハッとして、服を着て靴を履き、杖を持って立ち上がった。

俺は急いでベッドをアイテムボックスにしまい、バールを取り出して警戒する。

ナタリーは

「・・・・・ご主人様、、、、魔物の口の中にいるみたいです」

ナタリーが滝のように汗を流している。


「・・・・下だ、、、、、、、これは、、、、、ボスの気配だ」


「うそでしょ?!!!無理よ!!無理!!!帰りましょう!!!」

「申し訳ありません、ご主人様。これは無理です。帰りましょう」

「ゴシュジンサマ、、、、、、」

サリイも膝が笑っている。

ここまで強くなった俺たちをこんなに追い詰める敵とやれるわけがない。

直感でわかる、魔王か魔王クラス、少なくともルールを超越した人外のものだと言うのは間違いない


「ああ 帰ろう!今すぐだ!行くぞ!走るぞ!」

俺がそういった瞬間、


『行かせる訳ねーだろおおおがああ!!ここまできてケツまくるのか強欲うううう!!』


耳を潰すほどの大声に聞こえるものが頭の中で響くと、俺たちは《消えた》



次話は展開があります。



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