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召喚術士の冒険記  作者: 壬生方 社箱
第一章 エスカード編
29/64

第二十七話 ※

随時、過去話を読み返し、誤字脱字の修正をしております。

また、文章的におかしいところも話が変わらないように修正しております。


誤字脱字が多くてすいません;;



「さて、この街を出る準備をするぞ」


「残念ね、結構いい家だったのに。でも逆に借りてすぐで良かったわね。愛着はあまりないから」

と、アリサ。


「私は、ご主人様がいればどこであろうとかまいません」

ナタリーは平常時はこんな感じなのに、なぜ時々人が変わるのか。


「ボクも!」

サリイは右腕を限界まであげてる。まるで小学生の授業参観で親に良い所を見せたい子供みたいだ。


「じゃあ仕事の分担をする」


「待って!お願い、私は図書館に行かせて。もうちょっとなのよ」

これから忙しいのにそんなことをアリサは言い出す。


「うーん、なんかあるならいいが、お前図書館の成果何も聞いてないけど、効果あるの?」


「あるわよ!いや本当にこれ大事になるから。今日しかこの街に入れないなら行かせて」


「わかった。じゃあアリサは図書館な。正直追っ手が来る可能性も捨てきれないから怖いんだが、それでも行ったほうがいいとアリサは判断するってことだろ?」


「うん」

アリサは真顔だ。


「じゃあ行け。なにかあったら絶対に無理はするな。逃げる準備もしとけよ。あと金を渡しとく。万が一、万が一1人で何日も隠れたりしないといけなくなったら、金が0はつらいからな」

俺はアリサに金貨5枚を手渡す。


「さすがね、ダーリン、ありがとね」


金を受け取ると、一分一秒ももったいないと言わんばかりに、アリサは走って図書館に行った。


「じゃあ俺たちだが、ナタリー金はあるな?じゃあ塩などの調味料、それと野菜を中心に麺類など。肉は多分道中狩りすればなんとかなるし、俺もデカウサギ2匹なら持ってる。それと石鹸や日用品など何十日も野宿できるように買い物をしてこい。終わったら家に集合だ」


「かしこまりました、お金はざっとみただけでも金貨が20枚以上ありました、問題ありません」


「よしじゃあ行け。俺よりナタリーの帰りが早いと困るから、家の鍵は持っていけ。俺は鍵がなくても庭でやることがあるから。あとアリサにも言ったが、本当に気をつけろよ?」


「はい、かしこまりました」


「次、サリイ」


「はい!」


「お前はナタリーの手伝いだ、ナタリー頼むぞ」


「かしこまりました、では」


そう言って、二人は商店街に消えていった。

俺はまず、冒険者ギルドだな。冒険者ギルドに付くとすぐに3階に行くと副ギルドマスターに言って、3階に行った。副ギルドマスターもあらすじは聞いてたんだろう。俺を止めなかった。

なんか誰かに挨拶されたようにも思うが、時間がないからスルーした。


3階をノックすると、

「どうぞ」

と、声が聞こえたので入っていった。


「終わったよ。俺は街を出ることになった。今まで世話になったな」


「・・・・・そうですか、なんとか残ることはできないんでしょうか?」


「無理だな。皆殺しにしたならまだ滞在できるが、全員生かしたままぶっ飛ばした。領主もだ。だから追っ手がかかるだろう。ランスロットに、、、、ああ、領主の館の強い奴に明日までは俺たちを追わないように抑えろと言ったが、それも確証はない」


「・・ランスロットなら確実に抑えるでしょう」


「知ってるのか?」


「私は彼と私と5人でパーティを組んでおりました」


「そうか、、そりゃ強かったんだろうな」


「そうでもありません、Sランクにはなれませんでしたので」


「それでもAだろ?Aってほとんどいないんだろ?、、、いやわりい。そんな話してる時間ねーんだ」


「そうですね、どちらに行かれるのですか?テラーナに行きませんか?いいところですよ?」


「悪いが今は行かない。今はどこに行くというより、色々行きたいからな。またほとぼりが冷めたら、ここにも顔をだすよ」


「私もまだお話がたくさんありますが、一言だけ。本当にありがとうございました。このご恩は忘れません。いつでも私を頼りにしてください」


「ああ、またな」


俺は3階を降りて、サムソンに挨拶に行こうとすると、森の風と副マスターが張ってやがる。

突っ切ってスルーしようとも思ったけど、かわいそうだから一言ぐらい聞いてやるか。


「・・・・・・一言ぐらいは呪い事をきいてやるぞ」

と俺が言うと、ラムダが答える。


「とても一言じゃあ足りねえが、、「はい!一言終わりな」」


「てめえ、こんな時にもふざけやがって、、、どこに行くって聞いても教えてくれないんだろ?」


「当然だな」

俺はタバコに火をつける。


森の風のビビり男が俺に言う。

「俺は語り継ぐよ、、ハードボイルドがすげー似合う魔法使いがここにいたってことを、、、」


「やめろ、、恥ずかしい」


「・・・・・・・ありがとう」

剣柄男だ。


「お前しゃべれるんだな」


「・・・達者でな、大魔道士」

副マスターだ。俺は声に出さずにタバコを咥えたまま笑顔だけで答えた。


俺が背を向けてギルドを出ようとすると、ラムダが


「おれぁ、お前を超えるぞ!絶対だ!」


俺は足を止め、振り向きラムダに向かって歩く。そしてラムダの前に立つと、タバコを一本召喚してラムダに咥えさせる。そして種火で火をつけてやる。


「そいつがうめえと思えるまでは、まだまだひよっこだ」


俺は全員に背を向けて歩き出し、背を向けたまま右手を振った。


後ろから声が聞こえる。


「「「「お前の方が若けーーじゃねえええか!!!!」」」」



俺は脚を止めずに奴隷商に向かう。

クソが、あいつらまるでわかってやがらねえ。せっかく決めたのに。


奴隷商につくと、ボーイが中に案内する。サムソンはすぐ来た。


「・・・お出になるのですか?」


「何で知ってるんだよ」


「商人は「情報が命か?それでも早過ぎるだろ」」


「・・まあいい。知ってるんなら話がはやい。3人をありがとう。あとは俺に任せろ」


「・・・・・・・」

サムソンはちょっと涙目だ。


「2人は、、、、特にアリサは私の娘みたいなものです。娘を嫁に出す時にはこういう気持ちなのですね、、、、」


「てめえ、、、、娼館の面接に連れてったの、俺は忘れてねーぞ」


「おや、、、さすがでございます」


「ちっ、お前は本当食えねーよ」


「・・・やはり男色も「ねーよ!!!そういういみじゃねーからな!!」」


「アーダメだ。決めようにも決められねえ!もう行くぞ!じゃあな!」


「3人をどうか幸せにしてあげてください、、、よろしくお願いします」


俺はそれに振り向きもせずアクションもせず、奴隷商を出る。まあサムソンはアレで十分だ、あいつは切れるから10言わなくてもわかる奴だ。


俺は魔道具屋に行く。

「ばあさん!!!」


「・・・・・・・遅い、、、、いつまで待たせるんだい?」


「ああ?何のことだ?」


「宴会の時に言っただろう、お前さんの型の袋が出来てるって」


「おお!悪い悪い、まったく覚えてない!!」


「お前さん、本当に表情がよくなった。うまくやれてるんだねえ」


「・・実はそうでもない、領主をぶっとばしたから明日出て行くわ」


「うはははははは、さすがだねえ、、、、、、あいつも昔はいい男だったんだけどねえ」


「まあいいや、悪い、時間ねーんだよ。買うからいくらだ?」


「やるよ、餞別だ」

ばあさんはウエストポーチを俺に投げて渡す


「たけーのにそれは無理だろ」


「男の巣立ちだよ、、、、出銭はゲンが悪いよ、、、、持っていきな」


「どっかで聞いたことあるな、、、、、」


「いいから!早くいきな!!」


「わかったよ、、、ありがとうな、ばあさん!」


俺はお礼を言って、日本食一式を店内の扉の横にばさっとまとめて置いて、逃げるように店を出た。


「本当に孫ができたみたいだったよ、、、、、、、うちのじいさんの若いときにそっくりだよ」


お涙ちょうだいな台詞を言ってるが、実はウエストポーチタイプの魔道具袋は大人気になっており、材料がないから量産はできないが、予約待ちでいくら高く売っても売れるようだ。俺は知らなかったが。



俺は最後に吉田に挨拶に行く。

俺が吉田の店の前に着くと、何も言ってないのに丁稚がいきなり中に案内してくれた。

吉田は立って待っていた。


「お待ちしておりました、タカフミ様」


「ああ、情報が命ってやつか?お前んとこは忍者がいるもんな。そりゃ知ってるよな」


吉田は太った足で正座をした。今にも後ろに転びそうだ。


「お、おい。無理すんな」


「タカフミ様、本当に私たちをお守りいただき、ありがとうございました。これでまだ商売が続けられます。このヨシラ、ご恩は決して忘れません。ありがとうございました」


吉田は土下座した。


「いいから。もう。俺は当分会えないかもしれないから、タバコをどうするか聞きに来たんだ」


「よろしいのですか?ではまた1000本ほどお願いできますか?」


「ああ、いいぞ」


俺は用意してあったタバコ1000本が入った土の箱を1個出して、吉田からまた金貨400枚をもらった。


「ああ、それとなこれを」

俺はそういうと、もう1箱タバコを出して、さらに日本製品を5セットほど出した。


「俺にとって、はじめの金貨200枚は2万枚の価値があった。だからこれはお礼だ、とっとけ」


「そんな!!お礼は私たちのほうです!!!パンパン!!ジュール!!白金貨と金貨をあるだけもってこい!!!!」


忍者はさすがに一回じゃ無理なのか、金貨を持って往復する。あいつジュールって言うのか。

あるだけってやべーな。あいつは俺をどうするつもりなんだ。領主より俺を雇えそうじゃねーか。


「じゃあな!!機会があったら手紙書くから!」


「お待ちください!!金貨を!!私の気持ちをお持ちください!!」

そんなことを後ろで言ってるが、ガン無視して店をでる。



さあ、最後は馬車だな。やべえ、馬車がどこで売ってるんだよ。

もう挨拶終わっちゃったし、今から知り合いに聞きに行くの恥ずかしいぞ。

あ!!もう1人居たわ!!


「よお、おっちゃん。焼けてるやつ全部くれよ」


「おお、大魔道士様じゃねーか、どうしたんだ?」


大魔道士を否定してるとめんどくさいからスルーだ。おっちゃんは焼けてるやつをガンガン茶色い布だか紙だか羊皮紙だかわからないものにまとめて包んでいく。


「俺は明日街を出るんだ。馬車を売ってるところを教えてくれ」


「ああ、馬車は銀の鈴亭が売ってるよ、入り口は建物の逆から入ると馬車と馬を扱ってる」


「わりいな、ありがと、じゃあ元気でな」

俺は金貨一枚を投げつけ、日本セット1式を屋台の隣に置くと焼き鳥もどきがくるんである紙をもって、手を振って別れを言った。

「ありがとなーーーー!!!またこいよーーーー!!」

とおっちゃんの叫び声が聞こえる。



俺は宿屋の裏に行くと、馬車屋があった。


「馬車を買いたいんだが、誰かいるかーー?!」


大きな声を出すと、執事がやってきた。こっちもお前なのか。


「おお、お客様お久しぶりです。馬車をお求めですか?」


「ああ、見せてくれ」


「生憎今馬車は売り切れていて、これは他のお客様の修理物です。今ありますのはこれになります」


奥に案内されると、基本的には木なのだが、ふちと天井が鉄板で補強してあり、車輪も頑丈そうだ、車輪にはグルッとゴムが巻いてある。中を見ると両側にソファのような座席に、ケツが痛むのを防止のために革張りのクッションが張ってある。片側5人は座れそうな馬車だ。御者席も同じように革張りのクッションが張ってある。

キャビンの中は、一番奥は人1人通れるくらいの隙間があり、御者席に出れるようになっている。中が見えないように布がカーテンのように掛かってる。キャビンの両サイドの壁には鉄格子が付いている、その内側にガラスの窓が貼ってあり、外が見えるようになっている。内装は両側の座席のほかに、キャビンの中央にテーブルも備え付けだ。それとキャビンの入り口側は開き戸になっていて、開き戸側の入ってすぐの両側には、両側とも50cmぐらいの荷物置きスペースがある。そして車幅も広い。

キャビンの下を覗くと、予備の車輪が一つ貼り付けてあり、車輪のゴムの予備も2つ付いている。


「これは、、、高そうだな」


「そうでございますね、当館で扱っているもので一番高価なものです。金貨50枚頂きます」


「あ、意外と安い。買うわ」


「お客様は本当に金払いがよろしいですな。馬は2頭必要です。一番イキが良く、元気で素直なのをつけましょう。馬具等込みで、2頭で金貨30枚頂きます」


「買った。操作は今はできないから、俺んちにもってきてくれないか?」


「かしこまりました。今用意してこのままお客様の家に向かいましょう」


用意の時間は結構かかった。1時間はかかったろうか。

用意が終わると執事の運転で俺んちに向かう。

道中で軽く講習を受ける。途中で運転も交代してみた。とりあえず覚えたが後は馬が、言うことをちゃんと聞いてくれるかだな。

俺は執事に頼み、馬が食いそうな野菜をしこたま買うために野菜を売ってるところによってもらった。

あるだけ買ったが、金貨1枚もかからなかった。


「俺はこの街を出るから。今までありがとな」


執事もスタンピードのお礼とか言ってたが、もうそれは聞き飽きてるのでこっちもお礼を言って話を切り上げる。



・・・

・・・・

・・・・・



「すっごい馬車じゃない!!!これならお尻も痛くなさそう!」


「それよりゴムがすげーよ。パンツのゴムがあるから車輪もあるかと思ってたけど、本当にあったわ」


「すばらしい馬車ですね。ご主人様、御者は出来るのですか?」


「一応教わったが、誰かできるやついる?」


「私は出来ます。冒険者の時に馬車も使っていましたので」


「そっか、よかった。疲れたら変わるから、頼むな」


「この馬車ならお尻も痛くならないでしょうし、大丈夫です」


「はい!!ボクも馬車覚えます!!」


「ああ、頼むぞ」

俺はサリイの頭をなででやる。


それから馬たちを馬車からはずしてやり、水とえさを用意して与えてやる。



俺たちの飯をアリサが作り、みんなで飯を食う。

今日はホーンブルの肉のステーキとライスだ。


そして一服してから風呂に入る。

サリイは1人で身体を洗い、みんなに洗ってもらう。俺が2人に洗われてると、サリイは俺の身体を手で洗ってくる。まあ、1人だけはかわいそうか。俺は変わりにサリイの頭を洗ってやった。


みんなで浸かると、いつもの態勢だ。柔らかくて気持ちいいんだが、なんか圧迫感がある。風呂といえば開放感なのに、微妙に落ち着かない。


風呂からでると、サリイにタオルをかぶせて

「旅にでると当分できない。今日はやるぞ」


「今日もでしょ?」


「はい!!ボクもやります!!」


「お前わかってないだろ、お前はダメだ。風呂は一緒なんだ、寝るときは我慢して一人で寝ろ」


「ボクもご主人様と一緒に寝たいです、、、、」


またジト目で2人が見てくる。いやいやいや、無理でしょ?何を期待してるの?

「お前らそういう顔するなら、どっちかサリイの相手をしてやるか?もちろんそうなるなら俺とはもうしないが」


「サリイ、我慢してくださいね、サリイがもっといい子になったらご主人様も添い寝してくださいますよ」


「サリイ、ここからは大人の時間なの。サリイが15歳になったら混ぜてあげるからね」


「はあぁい、、、、、、」

また耳がしょんぼりだ。だがまあ2人もわかってくれてよかった。

サリイをベッドに寝かしたあと、



「さあ、ご主人様、可愛がってあげます」

「それは逆だろう」

「そういうのは1人につき5回戦出来てから言うのね」

「一晩で?!!!要求がむちゃくちゃですけど?!!」


期間限定だが、最後のバトルでなるだろう夜を俺たちは戦っていく。それが戦士だから。


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