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召喚術士の冒険記  作者: 壬生方 社箱
第一章 エスカード編
24/64

第二十二話 ※


昨日は宿で寝た。

宿屋に追加の金貨1枚を払い、洗濯物を宿にたのみ、俺は宿でそのまま休んだ。

アリサは、ナタリーを連れて付与魔法の勉強に図書館に行くというので、それなら服を多目に買ってくるようにと金を渡して行かせた。

アリサは、俺とナタリーが二人きりにならないようにしてるみたいだ。変に勘ぐりやがって。まあ、当たってるが。


夜になると、帰ってきて俺がお湯を用意して体を洗った。たらいで洗うのも慣れたが、やっぱり早く風呂に毎日入りたいな。

そのあとは、ファッションショーを二人でしていた。よく体力が続くものだ。俺には無理だ。


朝になって、朝食を食べ部屋に戻り今日の打ち合わせをする。


「今日はまず、ギルドに行って買い取りを終わらせてから家を見に行こう」


「賛成!」

「はい、かしこまりました」


身支度をして、ギルドに向かう。

俺は事務的なのが楽なので副ギルドマスターのとこに並んだ。


あ、森の風がいる。あれ、睨んでる。

この間戦ったじゃんか。ああいうイベントのあとはなついてくるもんじゃないのか?

ラムダは俺に金貨2枚をなげてきた。


「いらないのか?」


「勇者様のパーティーに治してもらったからいらねーよ。必要ない金は受け取れねぇ」


「律儀だな。大金だろ?取っとけばいいじゃねーか」


「・・・・・てめぇ、、、俺たちを雑魚扱いするんじゃねえ!!」


そういうと、森の風はギルドから出ていった。

受付は俺達の順番になっていた。


「あいつらはここらでは、いっぱしの冒険者なんだ、、、、、その金を返すためお前らをここでずっと待っていた。お前らの関係は大体わかってるが、あんまりいじめてやるな」

副ギルドマスターは、ちょっと悲しそうな顔で俺に説教をする。いや、顔つきは懇願か?


「先にいじめられたのは、俺なんだが?」


「それでもだ。お前には力がある。力があるものの義務なんてことは言わないが、せめて力がないものの気持ちを少しは汲んでやってくれ」

すんげえ悲しそう。お前がただ単純に森の風に特別いれこんでるだけじゃねーの?イラッとするが、、、、


「言いたい放題ね、私たち「アリサ」」


「なによ!黙ってるわけ?!」


「ありがとう。俺も言い返したいが、今日は止めよう」


「・・・・・ふん、アンタがそういうならそうするわ」

アリサは素直に引いてくれた。こういう所は大人の女って感じがするな。


「で、買い取りを頼みたいんだが。ナタリー、耳を出してくれ」

俺は副ギルドマスターに向いて話した。


「はい、ご主人様」


ナタリーが前に出てきて30個ほど耳を置く。また後ろに下がる。


「あとオークがあるんだけど、どうしたらいい?討伐部位がわからなかったからまるごと持ってきてるんだが」


「オークか。数は?」


「オークが4匹だな。あとジェネラルも1匹いたけど、丸焦げにしちまったから、でっかい剣だけ持って帰ってきた。証明になるか?」


「でかい剣を持ったジェネラルだと?」

副ギルドマスターがそう言ったので、アイテムボックスから剣を取り出して、床に剣先をつけて立てた。

すると副ギルドマスターは、びっくりした顔をして、


「そうか、お前が倒したか、、、、、2階に上がってもらえるか?」

今日の副ギルドマスターは、なんかしんみりしてるな。やりずらい。


「ああ、わかった」

俺たち4人は、2階に会議室にはいる。


「ギルドマスターを呼んでくる。少し待っててくれ」


俺がソファーに座ると、アリサは右隣に座ってきた。ナタリーが後ろに立っているので、ナタリーを俺の左隣に呼んでやる。ナタリーも座った。


すぐにギルドマスターと副ギルドマスター一緒にやって来た。

二人は向かいのソファーに座る


「タカフミ様、おはようございます」


「ああ、今日は買い取りだけだが?」


「その買い取りが特別なのです、ジェイド?」


「はい、お前が倒したジェネラルはザルバと言う。あの森で冒険者を何人も殺している賞金首だ」


「ザルバ?名前があるのか?つうかオークが名前を名乗るのか?」


「名乗らなかったのか?あいつは人語を話せるはずだが」


「いや?全くそんな気配はなかったぞ?オーク違いだってことは?」


「あいつは必ず一人を生き残らせ、名乗ってくる。あと、オーク違いってことはない。鑑定魔道具で調べたら、この剣はちゃんとザルバの剣と出ている」


ジェネラルのザルバは人語を話せるのは本当だが、ザルバはタカフミにビビっていたのだ。対峙したときに絶対的と思われるの強者だとすぐ感じたが、逃げることも叶わないと覚悟を決めたのだ。それをタカフミは余裕の笑顔と見てしまった。オークの表情など初見でわかるはずもない。


「あと、どこで遭遇した?」


「門を出て左の森だな。俺らは奥に行って帰りにそいつに会ったから、森の出口あたりだった」


「そんなに近くですか、、、、嫌な予感がしますね。ジェイド、周辺捜索隊を派遣してください」


「はっ。 お前らも捜索隊に入るか?」


俺はアリサとナタリーの顔を見る。アリサは動いてるか動いてないか判断がつかないほど小さく首を横に振った。


はいはい、家ですね。


「悪いが、捜索隊は止めておく」


「わかった。ではこれがゴブリンとオークの分とザルバの懸賞金だ」

俺は金の袋を中身も見ずに受けとると、ナタリーに渡した。ナタリーは打ち合わせもしてなかったが、やはり中身も見ずに自分のウエストポーチにしまった。


「じゃ、俺たちは帰るよ」


「オーク4匹は2階から裏に回れるから、そこから降りて作業所に置いていってくれ」


俺たちは立ち上がるとドアの前で止まる

「わかった。ああ、どっかこの街の不動産屋ってないのか?」


「はい、おりますよ。ご紹介しましょうか?」


「じゃあ頼む。どこにいけばいい?」


「宿はどこですか?」


「銀の鈴亭だ」


「では宿でお待ち下さい。すぐに向かわせます」


「ふむ。じゃあそうするかな」


俺たちはオークを置いてギルドを出る。

宿の食堂で昼飯を頼み、昼飯を食い終わると、不動産屋がフロントにきて、執事風の男が呼びにきた。


「はじめまして、タカフミ様。不動産屋のガンドです。よろしくお願いいたします」


「よろしく、さっそくだけど家を紹介してほしい」


「ありがとうございます。賃貸ですか?購入ですか?」


「まだ決めてないけど、賃貸で住んでから気に入ったら買い取りには出来るのか?」


「ええ、可能でごさいます」


「じゃあとりあえず賃貸で」


俺たちは宿から出発して、ガンドに案内されて5件の家を回った。

アリサははしゃぎ回っている。ナタリーはアリサと時折話をしながらアリサとついて回る。基本的にアリサがダメ出しをして、次の物件にいくという流れだ。

5件目は貴族の住宅街にあった。5件目に行った時に、門についた瞬間からアリサはハイテンションだ。


「すっごい!ここは良いわね。庭をまず見るわ」


大きな屋敷だ。庭は門から入ってすぐにテニスコート2面はあるくらいの広さ、屋敷の裏にもある程度余裕のスペースがある。

屋敷の中に入ると、玄関が10畳ほどあり、入って正面に風景画が置いてある。右には2階に上がる階段があり、2階は大寝室、客室が4室あった。どの部屋にも新品のベッドが置いてあり、大寝室のベッドは天蓋つきでキングサイズぐらいだ。さらに大寝室からはバルコニーに出れる。バルコニーもなかなか広い。玄関の左に廊下が続いていて、その先には応接室、立食パーティが出来るほどの食堂、20畳ほどのリビング、そのとなりのキッチンも広めだキッチンには魔道具があり、魔力を魔道具に貯めることで、ガス器具のように継続して火が使えるようなコンロと水道がある。さらに一番アリサとナタリーが気に入ったのは風呂だった。5人は同時に入れるほどの広さだ。水の出る魔道具があり、それに魔力を通して水を張る。そのあとに備え付けの火の魔道具でお湯を暖めるようだ。昔の追い焚き釜のちょっと大きいやつのイメージだ。この大きさの風呂の水を暖めるのに、どれだけの魔力を消費するのか、、、、まあこのくらい風呂は大変だってことだろう。



「決めたわ!ここにするわ!!いくらなの?」


「はい、この屋敷は大きさは中堅クラスですが、まだ誰も住んだことのない新築です。さらに最新の風呂魔道具と調理魔道具も完備しています。もちろん室内の照明も高価な魔道具です。調度品はあるものは賃貸に含まれますが、ベッドのすべては賃貸でも購入していただきます。ベッド代金で金貨100枚頂きます。これにはその他の保証金も含まれます。賃貸の料金は180日契約で金貨50枚です。物件の買い取りは金貨1200枚頂きます。賃貸として貸し出している間に払った賃料は買い取りの値段から値引きいたしません。これは物件が新築のみの条件になります。」


たっけーーー! まあ、俺が上級ポーションを売る気なら楽勝だけど。

でも、上級はいつ俺たちが上級をバンバン使わないといけなくなるかも知れないのに、他人にはなるたけ使いたくない。

とりあえず賃貸かな。それでも初回150枚か。

アリサは心配そうに俺を見る。ナタリーは逆に全く心配してないようだ。なぜだ。


「お、お金あるの?」

うん、可愛いねアリサくん。しおらしいね。


「まあ、400ぐらいならあるよ」


「なんだ!あるんじゃない!じゃあここね!」


「ご主人様なら当然です。今無くてもすぐになんとか出来ます」


「ほほ、素晴らしい。ではご契約で?」


「ああ、いいよ」


「やったー!」


「ありがとうございます。ご主人様」


俺は羊皮紙の契約書にサインをした。日本語だったのでアリサがその下にこの世界の文字で俺の名前を書いた。金貨をこの場で150枚払って、鍵も受けとる。

不動産屋は帰って行った。


リビングに置いてあるソファーに座る。向かいに座ればいいのに、二人とも隣に座る。話しづらいと思う反面、可愛くも思える。

ただ、俺には今晩重要な仕事があった。

そう、アリサをどうやってひとりで寝かすかだ。とっても重要だ。


「とりあえず落ち着いたな。ある程度家具もあるし、もうすぐ夕飯だろ。作るか。」


「そうね。まともなご飯を食べましょ。私が作っていいの?」


「じゃあ今日は頼むか。ちなみに米炊けるのか?」


「自信あるッて言ったでしょ。バカにしないで。ナタリーと二人で作るわ。調理器具買ってきていい?」


「ああ、頼むよ。食材も大量に買っといて。あと、ナタリー。さらに金を預けとく。二人で好きに使っていいから」


「ありがとうございます。ご主人様」

俺は金貨200枚を残し、全てナタリーに渡した。

アリサとナタリーは、喜んで買い物に出掛けた。どこの世界でも女は買い物好きだな。

まず俺はキッチンのコンロと水道に魔力を込める。加減がわからない、込めすぎて爆発しないかな?と心配になったが杞憂だった。魔力の注入口に手を当てると《込める》んじゃなくて、《吸いとられる》ようだ。

忘れてた。込めるのはこの世界では常識ではないんだっけ。魔力が満タンになったら吸いとりは止まった。これ、魔力少ない人がやったら危なくないか?

次に俺は庭に出て、かまど魔法で加工して長さ1m,幅が50㎝、深さも50㎝ほどの箱をかたーく、かたーく作る。それをキッチンに運んで、中途半端に使ってある米俵の米をそこに入れる。米びつだ。あとは、味噌、醤油、ウェーハーを1つずつ、コーラを10本召喚して置いておいた。


「ああ、酒を頼めば良かった。久しぶりに飲みたかったな」


あとは、また庭で適度な大きさの箱を3個作ってリビングに戻る。箱の上でタバコを両手で高速召喚して、1000本一箱を作る。さすがに魔力疲れと言うべき疲労感がする。ステータスを確認しても召喚のレベルは上がってない。ステータスもちょっとしか上がってない。なんだ?レベル1の魔法じゃあがりずらくなるのかな?

回数が足りないッてことはないと思うが、、、、


裏庭に出て、かまど魔法で土を奥に移動するようなイメージで穴を掘った。そこにタバコの吸い殻やウサギ以外の死体やいろんなゴミを入れて、種火を使って強火で燃やす。一服しながら一時間ぐらいで燃えきったので浄化して土をかけた。


もう暗くなってる。

家にはいると、二人は帰ってきてて、飯を作っていた。

お?味噌汁の香りがする!!ちょっと感慨深いものがあるな。目頭が少し熱くなる。

家にはいってリビングに行くとナタリーがやって来て、


「もうすぐ終わりますので食堂に来て下さい」


俺は食堂に行くとばかでかいテーブルのはじっこに3人分と思われる料理が並べてある。旨そうだ、自信があると言ってただけある。


俺は3人の真ん中に座るような位置の椅子に座る。

アリサとナタリーは米と味噌汁を持ってきて、イスに座った。

アリサの言葉を待とう。


「いかがですか?旦那様?料理の出来は?」

と、アリサ。


「ああ、想像以上だ。やるなアリサ」


「ふふーん♪ 食材の下ごしらえとか、食材の説明とかはナタリーに手伝ってもらったわ」


「ちなみに料理の説明は?」


「えっとね、これがオーボー鳥の甘酢和えね、これがホーラ草のおひたし、これは適当な野菜炒めね。 あ!そうそう!豆腐あるのよ!ビックリよ!豆腐あるのに醤油と味噌は売ってないの。不思議よね~。まあ、豆腐は高級品だったけど」

味噌汁は豆腐だった。

ちなみに箸は作り忘れた。今日は全員フォークだ


「じゃあ喰うか。ナタリー、今までは言わなかったが飯を食うときはみんなで頂きますと言うんだ」


「はい、かしこまりました」


「では、「「いただきます」」」


う、旨い。やばいな。久しぶりのまともな食事だからなのか、アリサが抜群に上手いのか。味噌汁は出汁感が足りないがこれは仕方ない。鳥も野菜炒めも米の加減もバッチリだ。これなら俺はやらなくていいな。


「ど、ど、どうなの?」


「クソうめえな」


「海賊みたいな感想ね。まあ、でも良かったわ。ちょっとほっとした」


「アリサ、すごく美味しいです。どれも食べたことない料理ですがとっても美味しいです。これがご主人様の故郷の料理なんですか?」


「故郷でもここまで上手く作れるやつは、そういないよ。アリサが上手いんだろう」


「そうなんですか。すごいですね、アリサ」


「な、なんだか照れるわね。あんまり素直に褒めないでよ」


「料理も上手いのに、アレも教えてもらわないといけないなんて。私も頑張りませんと」


「アレ?アレってなんだ?」


「いいのよ。旦那様は気にしなくて!乙女の話なんだから」


「そ、そうか」

乙女と言われるとそれ以上突っ込めなくなってしまう。男のサガだな。

みんな残さず平らげた。


「ごちそうさま、次は酒も頼む」


「お粗末様。わかったわ」


「ナタリー、食ったらごちそうさまと言うんだ」


「はい、ご主人様。アリサ、ごちそうさまでした」


「はい、ナタリー、お粗末様」


俺はリビングに行って、一服する。

二人は後片付けをしている。


アリサがやって来て、

「お風呂は任せていいのよね?あの魔道具めんどくさそうだったもの」


「そうだな、あれじゃ何時間かかって風呂を沸かすのかわかったもんじゃない。俺がやるよ」


「ありがと、よろしくね。お風呂道具とかタオル類、生活小物は買い足したから出さなくていいわよ。下着とかもダーリンのも買ったから、用意はいらないわ」


「・・・アリサは意外と家庭的なんだな。全て俺がやるのかと覚悟してたんだが」


「意外は余計よ。じゃお湯よろしくね」

アリサはキッチンに戻った。

俺は風呂に行って、浴槽に並々お湯を張った。入る前のかけ湯と洗う分のためである。


アリサたちを呼びにいこうとすると、向こうから二人できた。


「じゃあ入るか」


「そうね」


順番は?とかいう前に二人は脱ぎ出す。先に入るつもりか?いや当然一緒のつもりだな。


「もうこれ、基本スタイルなのか?」


「当然じゃない。お風呂は毎回一緒で、体を洗うのも旦那の仕事よ」


「わかったわかった」


俺たちはかけ湯をして、順番に体を洗ってやる。俺も洗ってもらって3人で湯船にはいる。


「はあ、、気持ちいいわね」


「本当、、、天国みたいです、、、、」


「ああ、最高だな。ところでナタリー?体を洗う時いつもアリサが先だが一番奴隷だとか気にしないのか?」


「アリサには気にしません。これから何人も増えたら考えます。それにアリサが必ず先がいいって。」


「ん?なんでだアリサ」


「、、、、、らよ」


「え?」


「、、、、、、、たくないからよ」


「ん?聞こえない」


「ガッカリされたくないからよ!!わかるでしょ!!もう!!」


「・・・・・ああ、なるほどね、、、」


「もうアンタ出なさいよ!!せっかくなのにもう!」


「はいはい」


俺は先に出て、置いてあるタオルを使い下着を着る。

そのまま大寝室に行く。

うーん、黙ってれば絶対二人でここにくるよな。

どうやってアリサをどかそう。

さすがにちょっと情がわいてるし、あんまりむげにするのもな。

でもアリサも参加は絶対無理だ。

あと1年の間に誰かイイヒトあてがう予定だが、1年なしは俺が無理だ。


そうすると、二人が寝室に入ってきた。

アリサは黒の上下の下着、ナタリーは白の上下だ。なかなかの破壊力だ。これで俺に理性を期待するか。いじめか?



「さあ、約束の時よ」


「は?いきなりなんだ?」


「あら?もうお忘れかしら?」


いったい何を言っている?

「ふふっ だと思ったわ、昨日も何もいってこなかったものね」


「だから、なんのことだよ」


アリサとナタリーは俺が座っているベッドの両隣に座る。


「私を鑑定してみたら?」


「は?何か戦闘したのか?」


「いいから。」


鑑定してみる。



【ステータス】

名前 アリサ=ローレンス 年齢 15

職業 娼婦


LV 9

STR 98

DEX 150

VIT 92

SPD 155

INT 160

MEN 159


スキル

重力魔法lv1 闇魔法lv1 魔力強化lv1 付与魔法lv1

簡易鑑定 魔力の理


うん、別に昨日と何も変わってないな。


「昨日と一緒じゃんか」


「そう、《昨日》と一緒よ」


俺は顔をしかめる。本当になに言ってんだ?狂ったか?


「よーくちゃんと見て。隅から隅まで」


「よーくって、、、、、」



嘘だろ、、、、話が違う、、、、、、騙したのか、、、騙されたのか、、、、、

俺は愕然とする顔をする。そう、見つけてしまった。見てしまった。ばかな、、、、、、


「・・・・・サムソンはあと1年って、、、、」


「誕生日を知らないからね」


「昨日は何もいわなかったじゃ、、、、」


「家がなかったからね。前情報を与えると、何か対策打たれるかも知れないし」


「・・・ひ、卑怯じゃないか、、、」


「アンタは昨日鑑定した。しかもいつでも好きなときに何度でも確認できる。卑怯じゃないわ。アンタのミスよ。それにね、、、、アンタは!!私を1週間置き去りにして!!私を不安にさせた!!そしてアンタは約束した!大人になったらと!そして私は昨日きちんと大人になった!!!」

おーほっほっほっほと、また高飛車お嬢様スタイルを取る。

色気もクソもない。


「・・・大人は20「男が二言をすると?」」


「ぐっ」


「この世界の大人は15よ!もう日本には帰れないの!ここが!これこそが私たちの全てよ! アンタは何度も、そう伝家の宝刀を抜くように何度も言ったわ!大人になったらと!」


反論できない。どうすりゃいい。逃げるか。いつまで?考えがまとまらない。クソ、さいごのお願いだ!


「お前はいいのか?そんな「アンタこそ卑怯よ」」

言わせてももらえない。


「私は私の気持ちを宣言してるわ。アンタはどうなのよ?」


「奴隷商に、肉欲目的で私たちを買いにきたのは知ってるわ。あの日はね。でも今はどうなのよ?アンタの気持ちはどうなのよ?」


「・・・俺はアリサじゃなく「はい、うそ!」」

アリサはビシッと俺を指差す

もうだめだ。詰んでる。将棋12級の俺でもわかる。すでに頭金だ。


アリサはしなだれかかるように、俺を見つめてとどめをさしにくる。

「もういいわ、、、もういいのよ、、、素直になっていいの。私たちのこと、どう思ってるの?」


「・・・・・わからない」


「ご主人様、素直になってください。お願いいたします。私の人生一番の幸せはご主人様に買ってもらったことです。奴隷になって数年、とても死にたかったです。でもあの日々はこの日が来るために必要だったのです。私は奴隷になって良かった。、、、、愛してます」


ここにきてナタリーの改心の一撃が入る。ナタリーも逆の肩にしなだれかかる。

アリサはナタリーを見て、サムズアップをしながらウインクして舌を横に出す。上出来よ、よくやったと言わんばかりだ。

だが俺には見えていない。

ナタリーの改心の一撃は、俺の意識を刈り取る寸前だ。


「「さあ、イきましょう」」


俺は自分の残HPを確認するすべもなく、二人に支えられながらベッドに入っていった。


さいごのお願いと言うのは、将棋でこれがダメならもう投了って言う一手です。

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