表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚術士の冒険記  作者: 壬生方 社箱
第一章 エスカード編
18/64

第十六話 ※

説明回です


宿につくとアリサはもの珍しいものでも見るようにキョロキョロしている。

階段を登り自分の部屋に入ると、俺とナタリーは備え付けのイスに座った。アリサは部屋に入ると、ベッドにダイブして脚をバタバタしている。数秒立つと微動だにしなくなり、顔だけを起こしこっちに振り返り、睨んできた。


「アンタ、どんだけやったのよ!」


「・・少しだ少し」


「そんなわけないじゃない! こんなに匂うのに!」


「そんなことないよな?なあ?ナタリー?」


ナタリーは顔を真っ赤にして下を見ている。

おかしい。部屋には清掃が入っているし、シーツも交換されている。こいつは超能力でもあるのか?鑑定してやろうか。


アリサはナタリーを見ると、

「ナタリー~、ちょっとこっちに来なさい」


ナタリーは観念したかのようにベッドにあがり、アリサの隣に女の子座りした。

アリサはひそひそとナタリーに耳打ちする。ナタリーもアリサに耳打ち仕返す。

「そ、そんなに、、、、」


アリサはまたひそひそとナタリーに耳打ちをして、ナタリーもアリサに耳打ち仕返すを繰り返してる。

時折、ナタリーは何かを計るように小さく前にならえをしたり、指折り何かを数えたりしてる。


「化け物、、、、、」


「誰が化け物だ」


最後にナタリーは、自分を両手で抱きしめるようにして身悶えている。

アリサはすくっと立ち上がり、スタスタとイスに座っている俺の正面に立つ。そして、


「恐ろしい子、、、」


「ネタを入れるな」


「私にも期待していいのよね?」


「大人になったらな」


「言ったわね。知ってる?時は戻らないのよ?」


「そもそも、お前そういうことにトラウマがあるんじゃないのか?」


「あら、優しい。トラウマなんてあるわけないじゃない」


「いや、だってお前、奴隷商で、、、」


「まだまだ子供ね、女の嘘がわからないなんて」


「お前、、いくつだ?そんな言葉使わんだろ」


「14よ」


「違う、前のだ」


「イヤよ、教えないわ!」


「・・・・・ふーん。アリサ、命令だ。教えろ」


「ぐっ汚い、、、、39よ」


「なんだ、おば」

「オバサンって言ったら殺すわよ!!!、、、、ぐっ痛い、、」


アリサは頭をかかえてうずくまった。


「っ、どうした?!」


「奴隷紋が働いたんです。奴隷はご主人様に危害を加えるような行動や言動を制御されています。命令に逆らっても制御が働きます。ただ本心からの行動でないと働かないはずですが、、、、」

ナタリーが教えてくれた。


「お前、、本気で殺意を覚えたのか、、返品しようかな、、」


「、、、乙女の心を傷つけるからでしょ! で、アンタはいくつなのよ」


「45だ」


「はっ!おっさんじゃない!結婚は?」


「してたよ。子供はいない。嫁は25だ」


「25?!アンタ、ロリコンじゃない!!」


「違うわ!嫁が22の時だから、成人してるわ!それにむちむちだったからロリコンじゃない!」


「ご主人様、ご結婚なさってるんですか?」


「ああ、いや、前だよ。前世みたいなもんだ。だから今は関係ない」


「そうですか、アリサも異邦人なんですか?」


「そう「違うよ」」


「なによ、私だって異邦人でしょ?」


「ナタリー、アリサは確かに俺の故郷と同郷だった。でも同郷で生命を全うしてこの世界の命として生まれ変わったんだ。だからアリサは今はこの世界の人間だ。 アリサ、エルフは掟で異邦人には特別な感情がある。それで二人の関係が対等でなくなると、俺的にはいやだ。だからアリサはこの世界の人間だ」


「そういうことね、ま、私もそれには賛成だわ。女同士で冗談も言えない仲じゃハーレムは維持できないもの」


「ハーレムにするつもりはないけどな」


「するわよ。絶対。そういうことだから、これからもよろしくね、ナタリー」


「はい、アリサ。一緒にご主人様を支えて生きていきましょう」


二人はニコニコしあいながら両手で握手している。

ハーレムに関して口を挟みたがったが、いい雰囲気にアリサにされてしまったから、今言うのはやめた。

しかし、アリサもなかなかの手練れ女タイプだな。さすが、おば、、、

そっからたわいのない話を、しばらく続けたあと、




「そろそろ、本題に入らないかしら?私はそっちにもすごく期待してるの」


「そうだな、じゃあ説明する前に鑑定内容の公開からいこうか」


俺は帰宅前に寄った雑貨屋で買っといた筆記用具をだして、羊皮紙に3人分の鑑定結果を書いた。



【ステータス】

名前 タカフミ=コンドー 年齢 20

職業 ハードボイルド


LV 14

STR 315

DEX 401

VIT 296

SPD 280

INT 520

MEN 488


スキル

言語理解

杖術lv2

召喚魔法lv3 生活魔法 魔力強化lv4 魔力操作lv2

鑑定 アイテムボックス 詠唱破棄 並列魔法

成長促進 気配探知lv2 魔力探知lv1 錬金lv5 練成



【ステータス】

名前 アリサ=ローレンス 年齢 14

職業 娼婦


LV 2

STR 9

DEX 22

VIT 13

SPD 21

INT 19

MEN 20


スキル

重力魔法lv1 闇魔法lv1 魔力強化lv1

簡易鑑定 魔力の理



【ステータス】

名前 ナターシャ=フォレストウルフ 年齢 48

職業 踊り子


LV 7

STR 26

DEX 26

VIT 40

SPD 31

INT 18

MEN 22


スキル

二刀流lv1 身体強化lv1 忍耐lv1


????????????



アリサとナタリーはそれを黙って見守っていたが、すべてを書き終わると、アリサが口を開いた。


「こんなことだろうと思ったけど、アンタあっちもコッチも化け物ね、、、、、、」

「色々聞きたいことはあるけど、まずフミ様のスキルから説明してちょうだい」


ナタリーはこれを見てもピンとこないのか、澄まし顔だ。一番反応すると、思ったのに。


「あーまずナタリーにもわかるように説明すると、名前と年齢はいいな」


「気づいてないの?アンタ日本語で書いてるわよ」

俺は愕然として、アリサをみた。


「アンタ、本当バカね」

アリサは鼻で笑うようにあきれ顔だ。


「俺は馬鹿じゃない!」

クソ、アリサのやつ!ご主人様を敬う気持ちが足りないんじゃないのか?!


気を取り直して、

「あー、ナタリーよく聞いといてくれ。説明するから」


「はい、よろしくお願いいたしますご主人様」

ナタリーは本当いい子だ。


俺は羊皮紙を指差しながら俺の鑑定結果を説明する。

「まずこれが名前で、これが年齢が書いてある。んでこれが職業だ。職業は、効果がいまいち不明だが職業合わせたスキルを使ったり行動を起こすと、その効果が増えるらしい」


「ハードボイルドなんて仕事はないけどね」


「アリサ、うるさい」


「ご主人様はハードボイルドなんですか?」


「ナタリー、その質問はしないでくれ。」

「まあ、次に、あ!数字は読めるのか?」


「はい、ご主人様。数字は読めますね」


理屈がわからん。何故数字が読める、、、漢数字ならわからないのか?

「・・じゃあ、これがレベルな。レベルってのがあって、あーレベルの意味は説明むずいな。ナタリー、この世界にレベルって概念ある?」


「いえ、聞いたことありません」


「じゃあ、まあそれはいいや、数字が高いほど戦闘力があるってことだ。で、下の数字が並んでる所は身体能力の詳細で、すばやいとか力があるとかそんな感じのが書いてある」


「・・・・私やアリサとご主人様の数字が何倍も違いますが、、、、」


「まあ、それだけ俺がお前らより何倍も強いってことだな」


「!! すごい、、、やっぱりご主人様は勇者、、、」


「違う。勇者は他にいるよ。今度会わせてやるから。まあ、ステータスは勇者に大体並んだけどな」


「アンタ勇者より強いの?!!!」


「いや、それはない。スキルとかもあるしな。ステータスが高くても技とかもあるだろ。剣を力一杯触れたら強いわけじゃないだろ?そういうことだ。まあ、あいつはステータスはこのくらいで、レベルは4,50だったけど」


「4,50って、じゃあアンタ勇者とレベル並んだらぶっちぎっちゃうじゃない、、、、、ちょっとだけ見直したわ」


「ご主人様ははじめから素敵です!」


「はは、ありがとう。でだ、、、、あー俺のスキルたくさんあってめんどいな、、大事なのだけ説明するから。一番二人に関係するのはこの成長促進ってやつだ。これは俺とその隸属になってるものの成長を促進する。成長が早くなるのか、成長が大きく促進するのか、はたまた両方なのかそれはわからん。二人が初めての奴隷だしな」


「それって、私たちもアン、、フミ様と同じくらい強くなれるってこと?」


「お前、いつまでそのフミ様するの?まあ、簡単に言ったらそうなるな」


「すごいじゃない!みんなアフミ様の奴隷になりたがるわよ!」


「もう名前が変わってるんだが、、」


「うるさいわね、私も今は迷走してるのよ!しばらくそれには触れないで!」


「あと生活魔法はわかるな、、、、こんなやつな」


コップに左で浄化水道をチョロチョロ出しながら、右に種火を出したら二人にものすごいびっくりされた。


「アンタ、、自分が今してることの重大さ、わかってないでしょ?このくらい私だってわかるわ。魔法はね、、一度に1つしか出せないのよ?」


「じゃあ、これなら?」

両手に種火を出す。


「それもよ」


「じゃあ、これは?」


俺はお湯を錬成した。

「なっ!、、、、、アンタ今ナニしたの?」


「水と火を両手に構えて、お湯を錬成したんだが?」


「錬成?錬金でしょ?、え?魔方陣は?あ!そういえば今両手に魔方陣みたいなの出てた、、、魔力を錬金したの?」


「さすがものわかりがいいな」


「魔方陣を使わずに錬金、、、まるで、鎧の弟が出てきそうね」


「アリサ、あまり危険なことは言うな」


「え、ええ、そうね、ごめんなさい。」


「、、魔法の威力はその程度なの?」


「全力で生活魔法を使ったことないが、たぶん気合いを入れたら一瞬でこの宿ぐらいは灰にできると思う」


「とんでもないわね。生活魔法なのよね。元素魔法は覚えられなかったの?」


「調べてもらったら素養が0だと。でも生活魔法で炎が出てるから、根本的に元素魔法と生活魔法は根っこから何かが違うんだと思う」


「ふーん、じゃあ、召喚魔法はどんななの?なんかロマン溢れる魔法だけど」


「それがな、、」

俺はタバコを召喚して、火をつけた。


「タバコ?!日本のじゃない?!すごい! 私にもちょうだい!」


「お前、タバコ吸うの?」


「タバコ吸う女はキライ?」


「いや、そういうのはないが、お前子供じゃないか、ダメだろ」


「何モラルぶってんの?ここは地球じゃないのよ?!異世界なら異世界の法律に従いなさい!地球の倫理は忘れなさいよ」


「ナタリー、ここでは葉巻は何歳からだ?」


「基本的に15で成人です。ルールというのはないですが、大体お酒も成人からですので葉巻も成人からでは?」


「じゃあ、大人になったらなアリサ」


「いいけど、言ったからね?あとであれはなしとかやめてよ?」


「さっきから、それを言うな。まあ、いいけど。で、召喚はまだあるレベル1で1個、レベル2で2個と増えていく。100%の確定ではないが、たぶん全てのスキルはレベル5が上限だから、最高15個召喚出来ることになるな」


「いいじゃない。じゃあ今はあと5個ね。ドラゴンとか呼べるの?」


「それがなぁ」


俺は米俵と醤油を召喚して見せる

「これがレベル2の分だ。一回決めたら変えられないから、レベル3の3個はまだ決めてない」


「あら、いいじゃない。じゃあ化粧水お願い」


「お前、変なこと言うなよ。出てきたらどうすんだ。これはな選べないんだ。俺の深層心理?今俺が心の底から必要としてるものが勝手に選ばれるんだ。俺が選んで米にしたわけじゃねーよ」


「その割には、タバコ、醤油、米っていいチョイスね。じゃあ化粧水も心底思いなさい」


「イヤだよ!ドラゴンがいいんだよ!本当、邪魔すんなよ?!」


「まだレベル3の3つは決めてないの?」


「ああ、変なのになりたくないから重要な場面でやろうかと」


「なにみみっちいこと言ってんのよ!男ならスパッとやりなさい!」


「いやいや、慎重になろうぜ?ぶっちゃけお前にも恩恵あるんだから」


「とりあえず今一回だけやって見せてよ」


「うーん、まあーいいか。一回だけな、じゃあいくぞ」


3人は固唾を飲んで見守る。俺の手に魔力が集まる。すると

「そういえば喉が乾いたわね、コーラが飲みたいわ」

「え?」


俺の手の魔力が光り、収束していく。手にはコーラの1.5Lが乗っている。


「あら、便利ね」


「・・・・・てめえ、、、何考えてんだよ、、、バカなの?ねえ、バカなの?!」


「いいじゃない。ちょうどよかったじゃない。ナタリー、コップちょうだい」


「はい、アリサ」

コップが3つ並んで、アリサが全員に注ぐ。


「はぁー 美味し!」


「うまいな、、どうせなら夕暮れの紅茶のが好きなんだが、、、」


「ご主人様!しゅわしゅわですね!甘くて美味しいです!」


「なんかナタリーがアリサに毒されて来てる気が、、、」


「気のせいよ。 次いきましょ」


「ふざけんな、もうミスれないんだよ!俺らの今後がかかってるんだぞ!」


「わかってるわよ。でもここでやめられないでしょ?化粧水は諦めるから、次頑張んなさい」


「頑張るものじゃないけどな。 まあ、いいか」


俺はまた右手に魔力を集中して召喚をする。手に魔力が集まる

「醤油があるなら、味噌があれば完璧ね」

「え?おま━━━」


光が収束すると、手にはプラスチックのパックに入った味噌が乗っている。


「お前、、、わざとか、、、?」


「違うわよ!大体アンタの深層心理でしょ?私関係ないじゃない!」


「なぜあのタイミングでしゃべるんだ!大事だって言ってるだろ?!」


「自由に決められないんでしょ?!決められるの??じゃあドラゴンって叫びなさいよ!!」


二人は言い合いして、はあはあ言っている。ナタリーはコーラを静かに飲む。二人でナタリーを見つめる。

「あの?なにか?」


「アリサも大概だが、ナタリー、お前も大概だな」


「アンタが一番大概にしなさいよ」


「もういい!最後いくぞ!」


「いいの?大事なんでしょ?流れ悪いわよ?」


「このままやめられるか!いくぞ!」


俺は魔力を込めながら、「アリサしゃべるなよ?」

アリサは両手で口をふさぎ、コクコクうなずく。


光が収束する瞬間、ナタリーがあくびをする

「んーぇ!、ハアー」


ナタリーは、腕を天井に向けて伸ばし、伸びをした。

何故伸びをして、ンエーハーなんだよ。


「・・・・まさか、、」


俺の手には赤い缶が乗っている。

「・・・・ウェーハー」

「・・・・ウェーハーね、、、」


練りタイプの中華調味料だ。

俺とアリサはナタリーを凝視する。ナタリーは、


「あのー、なにか?」


「宿命ね、、、、」


「もういい、、次もあるさ、、、」


「でもこれで料理できるじゃない。私結構得意よ?」


「家がないけどな」


「次の目的はそれでいきましょ」




「・・・・ちょっと休憩しよう」


「そうね、私食べ物買ってくるわ」


「あのーそれでしたら、私は奴隷商にいって、最後に着てた服をもらえるように交渉してきたいのですが」


「とりあえず金がない。武器やで払ったのですべてだ。今はこれしかない」


俺は最後の銀貨2枚をアリサに渡す。


「あ、私もあれほしー!」


「ああ、いいよ。アリサも一緒に行ってこい。とりあえずいくらかかるか聞いてきてくれ。金はまだまだ作るあてはあるから」


「はーい」

「はい、かしこまりました」


俺はまたまた召喚が不発に終わったことが、なんかあのクソガキ女神が関係してる気がして、

「本当に、覚えてろよ。くそ女神、、、、、」


誰もいなくなった部屋で、女神に悪態をつきベッドに横になった。


長くなりそうなんで、2つにわけました。

なので次も説明回です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ