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召喚術士の冒険記  作者: 壬生方 社箱
第一章 エスカード編
14/64

第十二話 ※


コンコン

「お食事の用意が出来ましたので、2階にお願いします」


もう起きてた。

結構長く寝たな、体感的に12時間ぐらい?

さあ、今日からは金稼ぎだ。バールでも魔物は倒せるが、やっぱり一気に殲滅出来る魔法があれば、金稼ぎもはかどるだろう。

魔法屋か魔法ギルド?があるならそこに行って教えてもらおう。教わったら冒険者ギルドで依頼を受けるか。


2階に行ってさらっと飯を食い、一服してからフロントに降りる。あ、そうそう、魔道具袋の中身は全部アイテムボックスに入れた。分けるとめんどいし、魔道具袋の中身が入ってると、魔道具袋がアイテムボックスに入らなかった。

フロントには執事風のいつもの男がいた。


「お客様おはようございます、先日お帰りにならなかったぶんの返金が出来ます。お受け取りください」


ああ、それはこっちの都合だしいらないわ。

「いや、俺が帰らなくても準備はしたんだろ?だから返金はいらない」


「ありがとうございます、頂戴いたします」


「あと、ちょっと知ってたら教えてくれ。奴隷ってのはいくらぐらいで買えるんだ?」

この宿屋にも奴隷がいるのを見たんだ。部屋を掃除する女が首に首輪のような刺青が入っていたのを見た。


「奴隷でございますか、はっきり申しましてピンきりでございます。安い奴隷は金貨1枚から、高い奴隷は金貨30枚とか50枚とかの奴隷もいます」


「ずいぶんちがうな」


「はい、男性なら戦闘ができるとか力があるとかで値段が変わりますが、男性のが比較的安いです。女性の奴隷は容姿と未通かどうかが一番重要視され、付加価値で戦闘ができるなどで値段が変わります。容姿端麗な若い奴隷は最低でも金貨10枚と思ってください。それに種族でも値段が違います、エルフは金額が高い傾向にあります。それと、犯罪奴隷は安いです」


「なるほどな、犯罪奴隷は買うつもりないからいいや。まあどのくらいの金を用意すればいいのかの指針になったよ、ありがとな」


「いえいえ、お役に立てたなら幸いです、いってらっしゃいませ」


俺は魔法屋を探しに町を歩く。

屋台のおっさんを思いだし、焼き鳥屋台に行ってみた。おっさんはいた。客が二人いて、俺は後ろに並んだ。


「よう、おっさん、元気?」


「おう、にいちゃん!、、、ってずいぶん人相変わったな。」


「ああ、今日薬屋行って治すよ、ところで焼き鳥2本」


「あいよ、毎度あり」


先に焼き鳥を受け取った。俺は未だに銅貨を持ってないから、銀貨を渡す

「また釣りはいいから、魔法屋を教えてくれ」


「またかい、悪いな。で、魔法屋?なんだいそりゃ」


「ああ、じゃあ魔法ギルド?」


「にいちゃん、魔法を習いたいってことか?」


「ああ、そういうことだ。」

俺は焼き鳥を食いながら話をしている。


「にいちゃん、魔法を教えてくれる店ってのはないよ」


「ない?」


「ああ、魔法ってのは、大体師匠について習うか、貴族様とかは家庭教師をつけて習うか、学校に行くんだ。学校はこの街にもあるぞ」


ああ、そういうシステムなのね、要はちゃちゃっと覚えるとかはないわけだ。学校か、学園生活編でも始めるか?


「でもな、にいちゃん、魔法を今からおぼえるのは、ちーっと厳しいぞ。そんなに簡単に魔法が覚えられるならみんな魔法使いだ!」

おっさんは、がははと笑った。


「俺は生活魔法は使えるんだ、なんとかなるんじゃねーか?」


「うーん、俺にはわからねぇが、魔道具を売っている店ならあるぞ、高いがな。まずは俺よりそこで話を聞いてみるのがいいと思うぞ」


客が来たので話を切り上げることにした。

まあ屋台のおっさんが魔法のことを詳しくってのは無理があるよな。とりあえずおっさんの言うとおりに魔道具屋にいくか。


「わかった、魔道具屋はどこだ?」


「冒険者ギルドの裏にあるぞ」


「ありがとな、おっさん」


俺は次の客の相手をしているおっさんに別れを告げて、魔道具屋に向かった。魔道具屋はすぐわかった、本当に冒険者ギルドの真裏だった。店のドアを開けて中にはいる。


「・・・・・・なんか買うのかい?」


ばあさんの店員は、すっごく嫌そうな顔をしてる。そりゃそうか、ただの普通の人が着る服に鎧等もつけず、顔面がマスクメロンの男だ。日本でも高級店だと、買う気がない客にぶっきらぼうに扱うやつはたくさんいたしな。


「ちょっと、相談があってきたんだ、話せるか?」


「・・・・・・忙しい、、、、帰んな」


取り付く島もないな。俺は以前から考えてたことを提案してみる。

「この袋魔道具なんだが、これをウエストポーチにできないか?」


「・・・うん?ウエストポーチってのはなんだい?」


お?ちょっと食いついたぞ。

「袋のままだと持ちにくいだろ、こう剣帯みたいに腰に巻きつけて袋を両手使わず持てるようにしてもらいたいんだ」


「ふむ、、、ちょっと袋を見せてみな」


ばあさんに袋を渡すと、しげしげと見て開けて物を入れたり取り出したりしてる


「あと袋の形もそれをそのまま腰につるすんじゃなくて、こう薄い形に変形させて邪魔にならないようにしたいんだが」


ばあさんはまだ黙って袋をいじくりまわしてる。

ばあさんが口を開くのを待ってると、裏から羊皮紙とペンらしきものとインクを持ってきた。


「ちょっとどういう感じか絵にしてくれ」


俺はさらさらっと人がつけてるイメージを書く


「・・・・・・・・・・・・ふんっ 画家にならなくて良かったね。あと袋をもうすこし大きく書いておくれ。これじゃわからん」


うるせーよ!俺の渾身の一筆をばかにしやがって!ちょっと人間を棒線で書いただけじゃねーか!今度は袋だけを拡大して書く。


「出来るが、高いよ?」


「いくらだ?」


「金貨10枚」


「!!!! たけーな!」


「そりゃそうさ、材料がかからないだけで手間は1から作るのと同じだ、そのくらいかかるさね」


「1から作ってもらって新品を買うと、いくらになるんだ?」


「物が入る量にもよるが、安くても金貨30枚はかかるね」


なるほど、庶民がもてないわけだ。奴隷より高いじゃねーか。でも金持ちなら割といけるのか?

用途を荷物に限定したら、奴隷を持つより魔道具袋のが利便性があるから、妥当っていえば妥当か。

でも、この袋の形態じゃあ使いにくくてもういらないと思えるくらいだ。


「わかった、頼むよ。金は先払いする」

俺はアイテムボックスから金貨10枚をばあさんの目の前で出した。


「へぇ~空間魔法持ちかい?30年ぶりに見たよ。金払いもいいし、お前さん、結構成り上がりそうだねぇ」

「まあ空間魔法もちじゃあ、袋を持つなんて面倒だろうね、容量の予備としてもちたいってところかい?」


「まあ、そんなとこだ」


「5日間もらうよ。また取りにきな」


「あとばあさん、俺は魔法を覚えたいんだ、ほら火魔法とか風魔法とか」


「お前さん、空間魔法を使えて四大元素魔法を使えないのかい?」


「ああ、ちょっと困っててな」


「どれ、ちょっと待っておいで」


俺は店内をぐるぐる見ながら待ってると、ばあさんはカウンターの奥に入っていった。店内を見ると在庫を展示するってのはないらしい。まあ高い商品を展示してたら強盗に襲われたら終わりだもんな。店内には口の開いた樽になんかの鉱石がごろごろはいっていたり、野菜かくだものかわからないものがごろごろ入ってたり、はたまたポスターを丸めたような樽から飛び出てる長い羊皮紙が何本も突き刺さってたり、材料や素材のようなものがたくさんあった。

そうこうしてると、ばあさんが直径30cmぐらいの銀色の底が浅い皿になにやら水のようなものが入ったものを持ってきてカウンターに置いた。


「あたしゃ、お前さんが今から魔法を覚えるのはおすすめしないよ、なんか使いたい魔法があるなら魔道具のが安定してつかいやすいさね。でもそれでも魔法を覚えたいっていうなら素養をしらべないとねぇ。空間魔法持ちだ、何かしらの素養はあると思うが、まあ、あんまり期待するんじゃないよ」

「じゃあ右手を出しな」


俺は言われるままに右手を出すとばあさんはカウンターの下からナイフを取り出したので、ちょっとびくっとしたがそのまま見てると、俺の指先にナイフをちょっと突き立てた。指先からぷく~っと出てきた一滴の血を銀の皿に垂らした。


「これは魔道具さね、素養があるなら元素に対応した色に変わる。色の濃さで素養がどのくらい深いかを見る、素養が二つ三つあるやつは、二つ三つ色がでるってやつさね」


ばあさんと俺は皿を見つめていると、まず血は一瞬で無色になった。そのあとしゃぼんの様な虹色の反射光を出したと思うとそれも消え、そのあとには皿の中の水のふちいっぱいぐらいに白い光を浮かんでる。まるで銀の皿の水の中に月がはいってるようだ。


「ほ~~~~~う これはこれは、、、、、」


「なんだ、ばあさん」


「お前さん、何の素養もないよ」


「はい?」


「空間魔法が使えるくせに空間魔法の素養もないよ、どうやって覚えたんだい?」


まあ空間魔法もってないからね、アイテムボックスだからね。

「さあな、気づいたら使えてたよ」


「・・・・・・・・まあ、いいさ。ぺらぺらしゃべればいいってもんじゃない。でもお前さんにも一つだけ素養がある」


「ほう?なんだ?まさか回復魔法か?」


「お?いい線いってるねぇ、でも回復魔法じゃない。錬金術さ。それもかなり高い素養があるよ」


「錬金術?」


「そうさね、錬金術も一種の魔法さね。素材に魔力をかけて色々作るんだ。詳しいことは錬金術ギルドで聞きな。錬金術はポーションも作れるから、回復魔法みたいなもんさ」


「なるほどな、例えば錬金術でポーションを作って売ったら、儲かるか?」


「ポーションには下級、中級、上級とある。下級は冒険者や治療院でも使われている。作る値段はわからないが、買うとなると銀貨1枚はかかるね、まあ命あってのものだねだ、冒険者はみんな持って歩いてるよ。中級になると治療院が主なところだね。中級は下級よりも外傷も体力も回復するが、それより病気も治すのさ。もちろん治らない病気もあるがね。冒険者が自分で買おうとしたら、金貨1枚はするね。治療院は大体お抱えの錬金術師を薬師として雇ってるよ。上級は、あたしゃ見たことないよ。世間では若い女の奴隷と上級ポーション1本は同じ値段だと言われている。ただ、どこに作れる人間がいるのかがわからないね。少なくともこの街にゃあいないよ。人間の魔力じゃあむずかしいんじゃないかねぇ」


「ばあさんも錬金術士か?」


「あたしゃちがうよ」


「魔道具も魔力をかけて道具をつくるんじゃないのか?」


「そうなんだが、錬金術は、、、、ああ話が長くなるから錬金術ギルドで聞きな!」


「錬金術ギルドはどこだ?」


「正門から入って右にあるよ」


「わかった、ありがとうな」


「じゃあ5日後取りにきな」


俺は正門まで歩き、道中屋台でホットドックのようなものを買って食った。ホットドッグ屋で初めて銅貨をもらった。アイテムボックス便利、ボックスがなかったらポケットがじゃらじゃらだ。しかしこの肉はなんの肉なんだ?知ったら食えなくなりそうだ。気にしたら負けだ。


俺はうまいものが好きだ。だが、拠点がないなら料理もしようもない。かまど魔法でいろいろできるかもしれないが、そこまでする情熱も今はない。食おうと思えばいつでも米が食えるのが、俺が焦らない要因だろう。それに食わせる相手がいないと張り合いがないし、それよりは今はむちむち奴隷だ。そっちの欲が解消されてから、食い物にこだわろう。


そして俺は錬金術ギルドについた。






「いいですか?この魔方陣の上に材料を置いて、魔力を込めれば出来るんです。だから、錬金術も魔法と同じなんです、すりこぎ?とかなんとかあなたは言ってますが、そんなの必要ありませんよ。むしろ魔法と同じで素養がない人は品質の悪いものしか出来ないんです。あなたはラッキーなんですよ」


今俺は錬金術ギルドの中の作業部屋にいる。ギルドに入って、素養があるから習いたいと話をしたら、ものすごくがっついてきた。

なんでも回復魔法がなかなか持ってる人がいないこの世界ではポーションがメインだという。そして冒険者のような派手で活躍すれば有名になれる職業が花形なこの世界では、ポーションを作るなんて地味な仕事はみんなしたがらないらしい。でもそう考えると、普通は消費の需要が高くて供給が追いつかないってことになるよな。じゃあ金持ちになりたいやつはみんなポーションを作ったらいいじゃねーか?金持ちになりたいやつはいないのか?

俺はギルド員にその質問をぶつけてみると、下級ポーションの材料は薬草1、ガラス瓶1、コルク栓1、水をガラス瓶に1杯らしいんだが、瓶とふたが高いらしい。ガラス瓶が銀貨1枚、コルク栓が銅貨20枚、ギルドの買取価格が銅貨80枚だと。ボトル代が赤字じゃねーか。

薬草は、魔物が出る地域で自生しているので、薬草を自力で集められるのはある程度優秀な冒険者になる。だとしたらそのまま冒険者になったほうがいいそうだ。冒険者ギルドに薬草の買取依頼も出てるが、全ての材料を買って作ったら利益どころか赤字だからだ。


なら俺は考えた。幸いなことに薬草は大量にある。なら材料をそろえてポーションが出来たら空樽に移して、瓶とふたは再利用、水は浄化でまかなって、樽で売ったらいいんじゃないか?何本分はいるかわからないが、これならいい利益がでるだろう。


俺は魔道具ギルドに戻った。


「ばあさん!!ばあさんばあさん!」


「・・・・・なんだいまたあんたかい」


「ばあさん、樽をくれ!その辺にたくさんあるだろう、水を入れても漏れないような丈夫な樽をくれ!!!」


「樽屋にいきな!!!!!!」

もっともだ


「俺はこの街にきたばっかなんだよ、それで急いでる。樽屋と話して樽を買うより、ばあさんのが早い!!だから樽をくれ!」


「お前さんはあたしを何だと思ってるんだい!! しょうがないね、扉から出て裏にまわんな」


俺は入り口から出て壁伝いに裏に言ってみると小さな庭があった。柵もあったがその柵をひょいと飛び越えて中に入った。


「そこに勝手口があるだろうに、、、、」

本当だ、焦ってて気づかなかった。


「はあ、なんなんだろうねお前さんは一体、、、、ほらこれを持ってきな」

ばあさんに言われた樽は新品できれいな樽だった。ワインを入れる樽みたいだ。かなりでかいし、新品の木の香りがする。

樽の上部には細長い木の栓がふたに突き刺さってる。この栓を抜いて樽を傾ければ、トクトク注げそうだ。

でも地球のようにひねったらでるような栓があればもっとらくなのに、、、、落ち着いたらばあさんに教えてやろう。樽屋なんだし。


「これどこから液体をいれるんだ?この栓から?」


「そこは穴が狭いからね、こっちの空気穴から入れるんだよ」

樽の側面にはこぶし一つ分ぐらいの穴があり、そこにも木の栓がしてある。まあこれでなんとかなった。


「いくらだ?」


「やるよ、、、あたしゃ使わない。」


「こんなに新品な樽、高いだろ?大きさだって腰ぐらいまであるし」


「使おうと思って買ったんだが、もう使わなくなったのさ。・・・・・・・ほら詮索はいいから持ってきな!」

俺はなんでと言いかけたが、止められた。まあいいか。お互い詮索なしだ。俺は樽をアイテムボックスにいれてばあさんのところを後にした。


錬金術ギルドに戻って、ギルド員に瓶とふたを一つずつ購入して、奥の作業所を貸してくれとお願いした。


「いいですよ瓶一つでいいんですか?」


「いい。それとしばらく出てこないが、誰もいれないでくれ」


「わかりました。ゆっくりどうそ」




作り方のおさらいだ

ギルド員の説明では、机に配置されてる魔方陣の上に薬草1個、水の入ったガラス瓶、コルクのふたを置いて、両手の手のひらで材料を挟み込む形で、魔力を中心に集めればあら不思議、下級ポーションの出来上がりってことだった。


俺はとりあえず一回分を魔方陣に置いて、魔力を込めてみた。魔方陣が輝いてポーションが魔方陣の上に生まれてる。鑑定してみた。


【下級ポーション】

高品質

中度の外傷や中量の体力回復が出来る


ふむ、高品質だからこの効果なのか、高品質なら説明の効果の上を行くかどっちかわからんな。

とりあえずギルド員に見せてみよう。


「こ、、、これは、、、高品質、、、、すごい」


「・・・・・なんで高品質だってわかるんだ?」

こいつなにげに鑑定もちか?


「色でわかるんですよ、高品質ならかなり明るい光るような緑、普通なら真緑、低品質なら暗い緑です。」


「中級とか上級とかは?」


「中級はポーションが黄色です。上級は白です。上級はこの大陸では五人しか作れないそうです。上級の高品質は未だに作れる人はいないそうですよ。上級の高品質なら、剣で体を刺しても治ると言われてるそうです。そんなことより!これを今作ったんですか?初めてで?!!!!」


「まあそうだが、、、、」


「すごい!!是非治療院で働きましょう!これならすぐに中級もつくれるでしょう!中級の高品質がもし作れるようになったら、どこからでも引っ張りだこですよ!!!王宮からも召集がくるかもしれません!!仕官できますよ!」


うん、そうね、、、それをしたくないんだけどね。


俺の目的はこの異世界を満喫することだ、仕官って就職だろ?さらにブラックなはずだ。

そんな就職先まっぴらだ。

金持ちになって奴隷を買って楽しく過ごすんだ!


「まあそのうちな、、、とりあえず部屋に来るなよ。色々考えたいんだ」


「はい、わかりました!」



俺は樽の側面の栓をはずし樽を寝かせて置いて、一回分の材料を魔方陣に置く。魔力を込めると下級ポーションが出来上がる。それを寝かせた樽の側面の穴から注いで、また魔方陣に材料をセットする。これを繰り返す。毎回光ったような緑なので、鑑定しなくても高品質だろう。

ちょっとコツをつかんできた。机に向かって椅子に座り姿勢をただし、魔方陣を腹のすぐ前に置く。そしてバスケットボールを持つような手の感覚、直径30cmぐらいの玉をもつかんじだろうか、その姿勢で魔力を込めるのが一番楽に通る。

コツをつかんだら、もくもくと繰り返す。ひたすら繰り返す。


・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・・・・・・


とうとう薬草がなくなった。樽を揺らして確認すると、強めに揺らしたら穴から溢れそうだ。9割は入ってる感じだ。何回だ?何回やった?200までは数えてたけど、1000こえるくらいやったかな?

いやーーーーーつかれたなーーーーー 肩こったわーーーー 俺は首をコキコキ回す。魔力的な疲労もかなりあるみたいだ

なんかすっごい体がだるい。目まい一歩手前ってとこだな

ちょっと自分を鑑定、


【ステータス】

名前 タカフミ=コンドー 年齢 20

職業 ハードボイルド


LV 14

STR 315

DEX 382

VIT 296

SPD 280

INT 499

MEN 440


スキル

言語理解

杖術lv2

召喚魔法lv2 生活魔法 魔力強化lv4 魔力操作lv2

鑑定 アイテムボックス 詠唱破棄 並列魔法

成長促進 気配探知lv2 魔力探知lv1 錬金lv5 練成



????????????



おおおお?DEX、INT、MENががっつり上がってる。

INTあと1か~~それなら500になっちゃえばいいのに!


あれ?錬金がlv5だ それと練成がある なんだこれ。


【錬金lv5】

魔方陣の構築式を使い、魔力を通し形成する

さまざまなものが作れる

構築式は形成する物で変わる


【練成】

錬金の上位スキル

魔方陣を必要としない錬金術 

体内に構築式をイメージし、魔力を通し形成する



まじか、、、まず錬金はわかる。ポーション以外も作れるのはわかってたが、それぞれ魔方陣がちがうのか

作るものごとに魔方陣を書かなきゃいけないなら、魔方陣を書く勉強もしないといけないんだな。

って、これが普通で

ハイ、キマシタ上位スキル。

ということは、スキルレベルの上限は5で確定か?。錬金が5で上位スキルを覚えたこと。召喚魔法が5までって言われたこと、来栖のスキルが確か剣術5の聖剣5だったから、あいつは剣術の上位スキルで聖剣術をとったんだろう。

鑑定がないから、気づいてないかもしれんが。


しかし、この練成、すげー怖いこと書いてあるよ?体内に構築式をイメージ?無茶いうなよ!笑うよ?笑っちゃうよ?ポーションの魔方陣だって借りただけ。当然暗記もしてない。魔方陣を体内にイメージってすげーハードルたけーな。


ちょっと実験したい。薬草がない。


ギルド員に材料あるか聞いてみるか。

俺がギルドのカウンターにいくと、さっきのギルド員はいなかった。

なかなかナイスバデーのおねえさんがいるから聞いてみる


「あのー、ポーションの材料ありませんか?薬草だけでいいです」

けっこうきれいなのでちょっと緊張する。


「あら、作業室にいらしてた方ですか?今日は色々勉強してると聞いてますが、ずっとやってたんですか?もう夜ですよ?」


まじかよ、まあそのくらいは経つか。


「あいにく薬草は今在庫がありません、他のレシピブックがありますから、それをお貸ししましょうか?鉱石があればインゴットに錬金とかもありますよ。魔方陣は書けますか?」


おお!デキル女だ!今はなんでもいいから試したい。


「魔方陣はかけません」


「では、鉄鉱石の魔方陣をお貸しします」


俺は本と魔方陣をもって作業室に戻る。

とりあえず本を読む。

手持ちの材料でなんかできないかな。


・・・

・・・・


お?中級ポーションだ

薬草10と光苔か

水はいらないんだな。薬草搾って水代わり?キモっ。光苔は来栖にもらったやつにあるわ。薬草がねえ。これじゃ同じだ


上級レシピもあるわ

上薬草5 光苔 セイントマッシュ 夜光草


ナイス!!来栖ナイス!!! 全部そろってます!!

どうせなんにも魔方陣は書けないんだ、イメージ勝負だ!!


俺は椅子に座り、テーブルに材料4種と瓶とふたを置く。瓶とふたは一応洗った、混ざるとかありそうだし。そして完成予想図をイメージする。上級は白いっていってたから、白く輝く液体が入った瓶だ

イメージ、、、イメージ、、、、、、、


・・

・・・


だめか。

魔力が足りなかったか?上級だもんな。


俺は今現在のありったけの魔力をこめてみる、腹の前の材料を玉を掴む格好でぐううぅぅぅっと魔力を込めた。白い輝く液体だ!

イメージ、、、、イメーーージ!!


すると、俺の腹に30cmぐらいの円が浮かぶ、そして円の中に五芒星が現れ、なんだか読めない文字や記号もびっしり円の中に表示された

「おおおお?」

魔力を込め続けてると材料が白く輝き、瓶に白く輝く液体が入ってふたがされてる瓶が出現する。それを確認したと同時ぐらいに強烈なめまいを起こす。

そのまま意識をうしなった。


・・・

・・・・

・・・・・


何時間経ったろうか、部屋を大きくノックする音が聞こえた。

「すいませーーん!まだいるんですかー?」


けっこう前から叩かれてたのだろうか、ノックが荒い

俺は出来上がった瓶と樽をアイテムボックスに速攻しまって、扉越しに声をかける


「はい! はい!、います!ちょっと寝ちゃってました」


「もう閉めますので、出てくださいね!」


俺は全てを片付けて、鉄鉱石の魔方陣と本を持ってナイスバデーおねえさんに返す。

遅くなったからか、おねえさんはジト目だ。

うう、きつい。



色々確認したいが、申し訳ないので一言謝って、すぐギルドを出る。



宿屋に帰ると、飯とお湯はもう終わっちゃったらしい。深夜ってとこか。

明日の朝食後にお湯をお願いするとできるとのことなので、それをお願いして部屋に戻る。


俺は白い液体の瓶を取り出す


「できちゃったよ・・・・・」


【上級ポーション】

高品質 

体力を大幅回復し、さまざまな病気と外傷を治療する

欠損は復旧できない。


つまり、欠損してもうなくなっちゃった部位とかじゃない限り治せる?手がちぎれたら、ちぎれた手があればくっつく?

試したいが、さすがに試せるわけがない。


ああもうこれは、金は大丈夫だな。あとはどこに売るかだけだ。

俺はどこに売るかを考えながら、眠りについた



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