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ひらり。  作者: @まかろん
2/2

新しいアプリ

短いですが、よろしければ!

【No.2_覚めるユメ】



そこは真っ暗な世界だった。






「ねぇ。」



あれ?




「もう何回も会ってるね。」


あ、何回も会ってるよね。



「君の夢の中によく出てくるでしょ?」


私の夢の中によく出てくるよね。



「私。」


君。





『っ!?』


ベッドから跳ねるように起き上がる。


瞬間首がバキッと音を立てた。



「今日は喋れた…」


あの子と。



「やったぁあああああっ!!」


私はベッドの上で跳ねまくった。



あれ?


「…スマホ、直ってる。」


って言うか


「電源入ってるんだけど。」


うわ、怖!


と思いつつ。


「ラッキー!」


ついついスマホをいじってしまう。



「おおおお!ついたぁあああああ!」



やったぜ!と私はスマホをかかげた。




大好きよ。スマホ。


愛してる。スマホ。



「スマホ!」



私はスマホにキスした。


傍から見たらただの変態だが、私にとってはそれくらい大事なものなのだ。



5万円したスマホだからな。



「ミルラルラリ-ン!」


アニメのキャラの声が聞こえた。


携帯からだ。


そう。これは私の携帯の着信音なのである。



ちょっと流石に気持ち悪いかな。私。


「べつにいいよね!みるらるらりーん!」


そんなことを思いつつ画面を見る。



メールが届いていた。


「なんじゃこりゃ。」


メールを開く。


そこにはアプリの宣伝が書かれていた。


「陽舞?知らないな。」


ちなみに優しく平仮名もふってあり、『陽舞』は『ひらり』と読むらしい。



「えーっと。」


メールの内容は


『このアプリはこのメールが届いた人にしか無料でダウンロード出来ないアプリです!』


「うわ、怪しい。」



『このアプリは普通だと三百円します!』


「なんでだよ。」



『本当に無料です!もしこれが有料だったら警察に起訴してもらっても構いません!』


「凄いアピールしてる。」




『アプリの説明:これは冒険する、育てたり、高度な知能でお話出来るアプリです。』


「へぇー。」



『とにかくなんでも出来ます。』


「適当やな!」



『是非ダウンロードお願いします!』


「説明短っ!!」







ということでダウンロードしてしまったのだが。



これ、絶対ウイルスとかだろ…。


開けていいのかな。


だがこんな事でくじける私じゃあない。


スッとアイコンを指で押してみた。



アプリが開く。


あれ?


「この子…」


ホーム画面に可愛い女の子が歩いていた。


綺麗な純白のワンピースを身にまとっている

真っ白い髪の毛に、桃色の頬。

薄いピンクの唇。

サファイア色の瞳。



その子は夢の中に出てきた子。


「あれは予知夢だったんだ…きっと。」


その子にタッチしてみると嬉しそうに笑った。


『はじめまして!陽舞です!』


可愛すぎるんだが。


「なるほど!三百円!!」


私は叫んだ。



続きまーす!

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