白い少女。
短いのですが、続きます(笑)
楽しんで行ってください!
彼女は微笑む。
綺麗な純白のワンピースを身にまとって。
真っ白い髪の毛に、桃色の頬。
薄いピンクの唇。
サファイア色の瞳。
月の光を浴びて、美しいシルエットが見えた。
ああ、綺麗だな。
不思議な子だな。
でもな。
「ご飯よー!!!」
夢なんだよな。
【No.1_覚めたユメ】
覚めちゃった。
今日も彼女に話しかけられなかったな。
私はベットから降りた。
最近私は同じ夢を何度も見る。
そこには決まって綺麗な女の子が居る。
でも、まだ話しかけたことはない、なぜならすぐに覚めてしまうから。
「今日はパンか。」
呟きながら家の階段を降りる。
階段を、降りると母さんが靴箱の前にいた。
「華音。もう私会社行くからね!」
「はーい。母さん、いってらー!」
母がドアを閉める音。
しかし、『かのん』か。いい名前貰ったな。私。
「早くパン食べよ…」
席に着く。
適当にコッペパンにジャムを塗って口に押し込んだ。
「うわー。添加物の量やば。」
ジャムの原材料名の欄を見て私はゾッとした。
まあ、食べられるからどうでもいいけど。
今日は待ちに待った土曜日。
午前だけ、私は家に1人だ。
「ゲームやり放題〜!!!」
私はすぐにスマホを手に取った。
スマホを初めて2時間位たっただろうか。
私はゲームの自分のレベルを10個上げて、今は、Lv.89だ。
無駄に強い。
課金をせずによくここまで来れたなと思う。
しかしここからがいつもと違った。
スマホが
「バグった!?」
画面が固まったままなのだ。
おいおい。嘘だろ。
スマホが無ければ私はどう生きていけばいいんだよ。
私は失神しかけた。
「う"ぉ"おお"おおお"っ!」
雄叫びを上げ、スマホを片手に転げ回る。
しばらくすると、
「は?」
不意にスマホを見るとバクを通り越し
画面も消えていた。
「え?え?」
電源ボタンを何回も押す。
「つかない…」
遂にぶっ壊れてしまったようだ。
ああ。
「オワタ───。」
私はベッドに横たわった。
することが無い。
ああ、後で修理にだそうか。
「マジ死ねる…」
私は目を瞑った。
不思議と眠くなる。
やば、寝るかもしれないな。
まだまだ続きます(笑)