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死に方は選べない

作者: ミュー吉

今日よんでをを読んで評価を付けていたら、気になった文章がありました。


自宅での自然死は事故扱いになって警察が介入する。延命措置が功をそうして助かっても植物状態になる。


家族は三年を経過すると介護の意欲を無くす。このような内容なのですが、よく調べてあるし気持ちも込められています。


個人的に感想を書こうかとも思ったのですが、とてもこのような重い内容に色々書けません。


自宅での看取り、自宅での突然死、病院での看取りこれに関しては経験があるのですよ。


だから書いてみようと思ったのですが、文章が長くなりそうなので大丈夫でしょうか。


頑張って書きます。


私の祖母は自宅で看取りました。古典的なのですがトイレで倒れて即寝たきりです。母がすぐパートをやめて三ヶ月ほど介護したでしょうか。今で言う認知症もかなり進んでいたので本人が文句をいうことはありませんでした。


私は子供と大人の中間くらいの年齢でしたね。倒れたにもかわらず救急搬送もしませんでした。近所のかかりつけのお医者さんが対応してくれたのです。今なら虐待になるかもしれませんが。


臨終の時は私は登校中だったので呼び出されたのですが間に合いませんでした。祖母はボケていましたが覚悟はできていたと思います。


かかりつけのお医者さんが言ったのは「何時何分にお亡くなりなりました」ではなくて「大往生でしたよ」でした。


こういうことを今の政府がやろうとしているのなら無理がありますね。この話は半世紀も前の話なのですよ。


しかも祖母は85歳で当時とすればめでたいくらいの高齢者なのです。


だけど今は母のように即パートをやめられないでしょう。嫁というものがそういう仕事をになうのならもっと経済的な裏付けがなければ仕方がないではないですか。


知人の息子さんで高校生の時に巻き込まれて今だに植物状態の人がいます。若い人はあきらめられないでしょう。奇跡が起こるかも知れないし。


もう一人の知人は30代の時に母親が脳疾患の上に植物状態になりました。母親は60代でしょうか。


この話を聞いたときはそれから15年くらいたった時でしょうか。やはり医療機関からもうそろそろみたいなことを言われるらしのですが。決断ができないそうです。


重い話ですよね。


最後ですが、15年くらい前の話でしょうか。近所の息子さんが自宅で亡くなって。


何だかひどい風邪をひいていたようで、その日は休みだったので午前中は寝ているので家族も起こさなかったそうです。


あまりにも起きてこないので起しに行ったら死んでいたと。こんなことありえるのでしょうか。24歳ですよ。


私はあまり面識はなかったのですが、主人は号泣していました。ここに住み始めたのは10年ほど前ですが、彼はその時中学一年くらいでしょうか。出勤時間が一致して毎朝言葉を交わしていたそうです。


なぐさめの言葉もないですね、当たり前の日常が突然奪われるほど悲しいことはありません。


その後がひどかった。もうテープは貼られているしパトカーは何台も来るし。


だから室内で転んで頭打って死んでもこんなことになってしまうのですよ。


葬儀まで三日以上かかったでしょうか。ご近所ですから参列しましたが気持ちは重かったですね。


その後ですよ、トツトツと玄関が叩かれて、出てみると目を泣きはらした喪服姿の若い女性ですよ。若い男性もいました。


葬祭場の問い合わせなのですが、翌日までこの訪問は続きました。今のようにネットは発達してはいませんでしたが、携帯はあったので同級生が連絡を取ったのでしょうね。


何でこの話を最後に書いたと思いますか。不謹慎ですが美しかったのですよ、この二日間が。








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