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旅立ち  作者: 白銀みゆ
53/119

彩伽1

予想も覚悟もしていた、つもりだった。

しかし、それはやはり突然に訪れた。


「彩伽!」


異変に、アルテルが慌てて駆け寄る。

彩伽の身体は全体が発光しており、

その存在が、霧散してしまう予感がするほどに、光の粒子が溢れ出ていた。


「・・・さい・・・か・・・」


戸惑うばかりのアルテルは、無意識のうちに彩伽の名を繰り返し呼んでいた。


しかし、アルテルの予想した展開は起こらず、

彩伽から溢れ出る光の粒子はアルテルを包み込んでいく。


「え・・・」


閃光が視界を奪い、しばらく目が開けられなかった。


「アルテル?」


彩伽に呼びかけられ目を開けると、そこには全く知らない世界が広がっていた。

そして、彩伽は光の粒子を放っておらず、向こうの景色が見えるほどに身体が透けている。

それはアルテルも同じで、二人は空に浮いて世界を見下ろしていた。


「アルテル。ここは、私の居た世界よ。」


彩伽が指をさした先には、幼い彩伽がいた。

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