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旅立ち  作者: 白銀みゆ
48/119

継続10

彩伽はアルテルの叫びに手を止めたが、悲しそうな表情のまま、

うつむいている。


「…彩伽?」


創造力を視覚化したような光の粉は、

世界を作ろうが作るまいが、少しずつその身から流れ出ている。

いつかその創造の源が枯渇した時に、

アルテルが何度も経験し、恐れている別れは、否応なしに訪れるのだろう。


「…アルテル。私もあなたと別れるのはつらいわ。

けれど、私たちは世界を創造するための存在なのでしょう?

世界を作らなければ、世界がなくなってしまう。」


他にも世界を作る存在があることを知ったが、世界が巡るその姿を見たら、

創らずにはいられなかった。

時間が限られているのならばなおさら。

自分がどれだけの世界を生み出せるのか。

そして巡り巡った先には何があるのか。


地球からこの場所に来たけれど、そもそもその地球も誰かが創造したものなのか。


「ねえ、アルテル…」


この世界に来た時訊ねたことを、改めて聞くべきだと思った。


「私が自分の世界を、地球を捨てたって、どういう意味なの?」

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