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魔法科学  作者: ひのきのぼう
――第5章――
40/59

40話 君の足音が近づく……

 壊れた鎧と破けた服を直したが、まだマリーは布団から出てこない。

 初夏を迎えて外は暑いが、魔法で冷気を作り部屋は涼しい。

 なので布団をかぶろうがそれほど暑くはないだろう。

 それにしても、メルヴィナに2度も負かされたことが相当ショックだったようだ。鎧は直せても、心はそう簡単に治らない……とりあえずもう少し声をかけないでそっとしておこうと思う。

 腕時計ではお昼を指していて、丁度鐘の音が聞こえてきた。

 用意しておいた昼食のサンドイッチを引き出しから取り出すと、その匂いに釣られてもぞもぞとマリーが布団の中で動き、やっとこちらを向いた。

「…………」

 布団の中から腹の虫が唸る音が聞こえ、無言で私にもよこせと恨めしそうに……睨んでくる。

「あげるよ、半分だけね」

 皿をベットへと伸ばすとマリーも手を伸ばし、膨らんできた大事な所が見えてしまいそうになり、僕は目をそらす。

「負けてショックなのは分かるけど……もうそろそろ着ない?……鎧とか服をさ」

 僕が一口サンドイッチを食べると、マリーは既に2つ目を食べようとしていた。

 マリーはそれを口にする前につぶやくように言う。

「……私は負けたことよりも、セレクトに作ってもらった鎧をボロボロにしてしまったことがショックだった……」

「そんなのは何時でも直してあげるし。今もほら、前よりも丈夫なのが出来てる」

 一瞬だけ嬉しそうな顔をするマリーだが、直ぐに視線を落とす。

「私はそれを着る資格がない…」

「でも、そのおかげで無傷だったじゃん」

「ああ、だが今日の戦いで鎧を着ていても勝てなかった……それよりもまたメルヴィナは強くなっていた気がする」

 どうしよう、心当たりがありすぎる。

 だが、僕はしょうもない嘘は嫌いなので本当の事を言う。

「ごめん、マリー。多分姫様が強くなった理由は僕だ」

「どういうことだ?」

「昨日やり合って姫様の剣を壊しただろ?」

「いや、私は吹き飛ばされていて、知らないぞ」

 多少の食い違いがあるようだが、マリーが壊した事実は変わらないだろう。

「まあ、壊れてたんだよ。それを従者の人が直してくれって訪ねてきたんだ」

「私が壊していたのか……最後の一撃の時かもしれないな……それでその剣をどうしたのだ?」

「とりあえず直したよ。でもその時にちょこっと手を加えて強化したんだよね」

 言い終えるとめちゃくちゃマリーに睨まれていた。

 ごまかすためにサンドイッチを食べる。

 すると皿の上のサンドイッチにマリーが手を出す。

「あ、それ三つ目だろ!」

 僕が文句を言った時には皿ごと取られ、その時にマリーの裸体が一瞬目に入り、慌てて後ろを向く。

 後ろでは皿を置く音と、するする服を着る音とカチャカチャと鎧を着る音がした。

「これでその話はチャラにしてやるが、なるべく私にも教えてくれ……」

「ごめん、昨日の夜だったし。まさか今日もやりあうとは思わなかったしさ。というかそんな無茶な戦い方してたら危ないよ」

「……それもそうだな。だがやつは襲ってくるぞ」

「木刀とかじゃダメなの?」

「前にやった時は木刀が耐え切れず、一発目で吹き飛んだ」

 その話は初耳だが、もはや次元が違う戦いになりつつあるのだと僕は思う。

 肉体の強化は最初こそは8割が筋肉残りの2割が魔力だったが、徐々に腕が上がると肉体での割合より魔力が格段に上がってくる。多分だが肉体が強化の魔法になれると体内ではそれに合うよう魔力の流れが書き換えられているのかもしれない。もしくは自然が生み出す魔法を取り入れている可能性もある。

 どちらにしろこの世界では精神が肉体を凌駕する事など当たり前ということだ。

 それをいう僕もマリー程ではないが体感してる。

 だからかスペックの違いで誰も抗えない強者が生まれてしまうのだろう。

 そんな強靭な肉体と膨大な魔力を生まれながらに持っているメルヴィナにマリーが挑むのがおかしな話だが、それにマリーも技で対抗している。

 称賛を通り超して驚愕してしまう事実だ。

 だからこそペトゥナがマリーを化物と表現したのだろうが……

「そうか、なら怪我しないような模擬刀を作るよ。あと姫様の分も。それとルールを決めてやりな」

「メルヴィナが聞き入れるか分からないが、やってみる。ありがとうセレクト」

 決まれば早速作らないと、また真剣でやりあうかもしれないと目の前の放置していた作業を切り上げる。

「よし、そうと決まれば材料を取りに行こう」

「すまない。だがその前に一つ話を聞いておきたい事があるんだが」

「ん?」

「この長い夏休みはリリアに帰るのか?」

「それか。そうだね……今の状態だと無理かな。簡単な話でお金がない!」

「む、確かにそれは無理だな……今から稼ぐにしても時間も無さそうだしな……だが、リザは帰る気でいたぞ?」

「……それを早く言おうよ!」

 僕達は材料を集める前に一度、リザの部屋へと向かう。


 何回か入った事がある女子寮だが、そわそわしてしまう。

 男が入ってはいけない空間なのだと認識しているせいだろう。

 マリーとの相部屋なのは知っていたが、部屋に入るのは初めてだった。

 マリーが何の躊躇もなく中に入る、恐る恐るそのあとを追う。

「マリーお帰り。あ、セレクトもいるのね。丁度良かった」

 女子寮で部屋に入るのがこんなにも罪悪感を感じるとは思わなかった……

 誰にも見られて無い事を祈り扉を閉める。

 それにしてもリザの丁度よかったとはどういう事だろうと、質問する。

「丁度良かったってどうしたの?」

「リリアに帰るのに搭乗券が必要でしょ?それをリリア商会に取りに行って来たんだけど、二人の搭乗券も渡しておいてって頼まれちゃったの」

 リザの手には紛れもなく3人分の搭乗券があり、それの意味を考えるとヤルグの顔が思い浮かぶ。

「帰ってこいって事か」

 また、僕の技術目当てに振り回されそうだが……ありがたく受け取っておくことにしよう。

「本当にそれは丁度良かったな。私達もその話についてリザと相談しに来たんだ」

「そうなの?ならよかった、入れ違いにならなくて」 

 この後はどうするのかという話になり、マリーの模擬刀の材料を取りに行く話になったが、マリーのお腹と僕のお腹が鳴る。

 サンドイッチ一つだけではどうにも持ちそうにない……というかマリーは残りの全部を食べたのに、まだお腹がすいているようだ。

 昼食を久しぶりに外で食べることにして、その帰りに模擬刀の材料となる廃材を取りに行く事になった。


 商会ギルドの近く……食べ物屋が立ち並ぶ通りに差し掛かる前。

 丁度図書館へと曲がる道の手前で珍しくも一人きりのベルモットと出くわした。

「あ?セレクトか……」

 あまりハーベスがいない状況で彼女とは会いたくはない。入院中の重い空気を思い出すから。

「ハーベスに先に話しておきたかったが……しかたねぇ。おい、セレクト」

「何さ」

「少し面をかせ。話したい事がある」

 ベルモットが話したいとは珍しい。

 だが今の僕らにも事情がある。

「僕達も今からご飯を食べて材料を集めに行かないと行けないんだよね」

「じゃあ、飯に付き合うからそこで話を聞いてくれ。魔王の事についてだ」

 む、最後の一言はとても気になってしまう。

 一応マリーやリザの了解を得て、適当な食べ物屋に入ることにする。


 食べ物屋の内装は宿屋も経営しているらしく、2階につながる通路があった。

 昼過ぎだがまだ店内は慌ただしく、空いている丸いテーブルを囲うと男性店員が急いでやってきた。

 急かされながら食事の注文をした後にベルモットが一冊の本を取り出し説明する。

「今から話すのはこの前起きた予言の騒動と、研究所で見た”星屑の鏡”に関わる事だ。あまり他言はしないでくれ、俺の解釈だらけだからな……」

 その後のベルモットの話を聞くと、ここ数日の間ヨルダンの予言の書を調べていたらしい。

 祭りの最終日、花火をした煌夜祭にハーベスと居なかった理由がこれだとか、それにセントラルでの研究を見て魔王の出現予測を出来ないかとさっきまで奮闘をしていたとか。

「で、こいつがオヤジが作ってた資料なんだが、魔王の出現した年が書いてある」

 100年前の”黒炎”を始め300年前350年前、そこから大きく飛んで700年前と続いていく。

 ヨルダンはこの魔王の出現した年と星の配列から周期を調べ、黒炎の予想をしたのではないかとベルモットが教えてくれた。

「そしてさっき図書館で見つけてきた魔王の出現した辺りの地図だ」

 ベルモットが机の上に何枚かの地図を広げる

 それは地図とは言っても、少し地形が書いてある落書きにも見える、粗末なもの。

「これを見て何かピンとくるものは無いか?」

 地図を見ろということは多分地形に関する事なのだろう。

 何枚か見比べて共通する点がないか見極める……全部が全部当てはまるわけではないが、比較的多い特徴があった。

「盆地…かな?」

「そうだ!共通して凹んでいる地形に多く見られる。親父の研究では一回取り上げたらしいが、直ぐに研究の対象としては取り下げられた。理由は全部の地図が魔王の出現に対して当てはまっていないと思われていたからだ。だがそこにセレクト、お前の話を入れたらどうだ」

 最初は何を言っているのか分からなかったがピンと来た。

「ん?…………そうか、スペリアムでの魔王の卵は創世の大樹に寄生して生まれた。地形で生まれる魔王とは別って事か!」

「そういう事だ、そしたら魔王出現で凹んでいない地形の説明がつくんだ……しかし問題なのがなんで凹んでいると魔王が出現するかって話なんだけどよ……わかるか?」

 そんな事は簡単に説明が付く。

「それは周囲から入るエーテルが停滞してるせいだと思う」

 世界に充満しているエーテルだが、気流のように大きく動いている。それは言うならば竜脈と置き換えることも出来る

「エーテルってのは前に聞いた、空気中の魔力だったか? じゃあ、その停滞したエーテルが魔王の餌になるのか」

「多分……それもそうなんだろうけど地面の下にも、もしかしたらエーテルの脈が存在するかも。そうだ、魔王の卵から出来た魔晶石の中によくわからないのが含まれてたかも。研究資料を後でまとめておくよ」

 何の手がかりになるかは解らないが、少しでも役に立てばと思う。

「すまねぇ。こんな俺のために……正直に言うとお前の事を得体の知れない奴だとずっと思っていた。それにハーベスが話す話題は何かとお前の事が多くて、しかも褒めやがる。嫉妬していたんだ。親父が喜んだ顔を見てたら、セレクトがただのお人好しだって分かってな。本当にすまなかった!」

 お人好しって言葉は少し悪い意味が含まれてるんだけどなと思いながらも。

 頭を下げたベルモットの急な謝罪に戸惑いを覚えるが、僕はそれを知りつつ了承してた訳だし。カトレアのように実害があったわけでもない。面と向かって謝って来た相手に無下なことはしないのが僕だ。

「僕は……少しぐらいしか気にしてないよ。大丈夫。もうそろそろ料理が来るから。資料を片付けよう」

 本をしまい終えた時に丁度注文していた料理が届き。

 雑談をしながら、資料は明日以降、セプタニアへ旅立つ前には作成しておくと伝える。

 するとベルモットはこの後ハーベスに会いに行くらしい。

 昼食を終えた僕達はベルモットと別れ、商業区でクズ鉄を分けてもらい、帰ってきた。


 寮に入る前に昨日と同じくセフィラから特殊木材を分けてもらい、部屋に運び込む。

 疲れているマリーを背に、クズ鉄を錬金術で刀と大剣にする。

 一度やっている事なので加工は早かったが、今回は刃を丸めなるべく殺傷能力を下げ、さらに耐久度を上げつつ、人体に触れると結界が発動し威力を抑えるという仕組みにもしてみた。

 しかし、それでも限界があるだろうし、まともに当たれば痣も出来るだろう。

 それでも見栄えが良かったのかマリーは喜んでくれた。

 ただ、そんな模擬刀を手にして不意にマリーの様子が暗くなる。

 何事かと思い、リザを見るがよくわからないと言う表情だ。

「どうした。マリー」

「いや……すまない。その……なんだ。私の為に色々としてもらってセレクトには感謝をしている。ただ私もセレクトに頼りきりではいけないなと思ったのだ」

 なんだか要領を得ない会話だが、マリーが言わんとすることが少し分かる。

「ベルモットは自分自身で何が出来るかと考え行動していた。セレクトの力を少し借りはしたが全てを頼っていた訳ではない。なのに私はなんだ……セレクトの背中に守られ、まだ一度もあのメルヴィナに勝ててはいない」

 リザもマリーの言いたいことが分かって来たようで、段々と元気がなくなる。

 そして意を決したのかマリーは僕達に言う。

「すまない……今年の夏は私はリリアに帰れない!やるべき目標としてメルヴィナをまず倒したいんだ!」

 メルヴィナを倒すのは軍隊を相手にする事と同じだと思う、並大抵の決心で決められることではない。

 だがマリーは僕の背中を追いかけ、今までずっと付いて来ていた……傭兵と相対した時も、学園に来る時も、スペリアムでの時も。

 でもやっと、メルヴィナを足がかりにその手が僕の肩へと届いた瞬間だと感じたのではないだろうか。

 ならばそれは喜ぶべきことで、祝福してあげるべき事だ。人には我侭なのではないかと言われるが……

 僕は頭を撫でて褒めてやることにした。

「やっと追いついてこれたな。あと少しだ…頑張れ」

「……マリーが居なくて寂しいけど……夏休みの間だけだもんね……頑張ってね」

「すまない!私のワガママで。搭乗券ももう手元にあるというのに……」

「褒めてるんだから、謝るなよ。むしろ胸を張りな」

 マリーの頭を撫でていると、抱きついてきた。

 肩に触れると泣いているのだと分かった。

「う……うっ……」

「泣かないでマリー……」

 その日はマリーを慰めつつ、三人で静かにお祝いをした。





 まだ夏休みは長い。月換算で行けば2ヶ月ちょっとはある。

 搭乗券の日時は一週間後となっているため、時間には余裕がある。

 余ってしまった搭乗券は商会へと返した。

 マリーの決断から数日の間、ベルモットに渡す資料を作り上げ、ゴルバス帝国へと帰る前のハーベスにベルモットに渡しといてくれと頼んだ。

 あとはマリーもメルヴィナとの交渉に成功したらしく、模擬刀を使った模擬戦をしているとか。

 そして僕は例の魔法装置を作るための最終資料を作り上げていた。

 そんな時……

「すみません、こんな時間に……」

 日が暮れて間もない時間、僕の部屋にフィアがやってきていた。

「少しお話したいことがあって……以前の翼の件で」

 それは、病院で飛べない子供達に施した治療の事だと分かる。

 フィアはその魔法の翼の作り方をしっかり覚えたいと、リネアさんの断りを得てここに来ていた。

 僕も忙しかったが流石にそれは断る気は無い。

 フィアが言うには魔法の翼の作り方を覚え、この夏の間にスペリアムにその技術を伝えたいのだそうだ。

 しかし、生半可な事では短期間に覚えられない。資料だけでは伝わらないこともある。

 リネアさんの了解を得て、その日から連日連夜フィアは僕の部屋に来ては魔法の翼の作り方を学んだ。

 その間ももちろん、マリーも来たし、リザも毎日来た。

 そしてセプタニアへと旅立つ前日の昼間、女子寮の前でリネアさんも含めフィアと話す。

「フィア、これで僕のこの資料をなんとか理解して”勇気の翼”を作れるぐらいにはなったと思う」 

 教えながら名前が無いと不便で、何かいい名前はないかと考えたところフィアが勇気の翼がいいと言うのでそれに決まった。

 そして僕がフィアに渡すのは、彼女の為に作ったその勇気の翼の研究資料。

「私も忙しく、今日という日しか時間が取れませんでした。フィアがご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありません。これでまたセレクト様へのご恩が……」

「気にしないでください。勇気の翼については僕も気にはなっていたので、フィアに教えてあげられて丁度良かったです」

 リネアさんの話は長くなりそうだったので、途中で割り込んで適当にはぐらかす。

「にしても間に合って良かったですよ。僕は明日にはセプタニアに帰りますので」

「そうなのですか……私たちも明後日にはスペリアムに向けて飛び立つ予定です。その前にセレクト様とお会い出来て私は幸せです」

 そっとリネアさんの手が僕の手を外から包み込むように触れる。

 とても温かく、どこか吸い付くようにしっとりとしている手。

 僕はそんなリネアさん達と別れを告げ、自分の部屋へと戻る。


 持って帰る荷物の確認をしてから、もう一度、研究資料を広げる。

 フィアに勇気の翼を教えている片手間に、魔晶石と特殊木材の融合で実現する魔法補助増幅器を作っていた。

 大きな魔晶石を核に特殊木材を加工した物で、自然文字を記憶し瞬時に魔法として作り上げたり。他にも魔法を組み合わせて大きな魔法陣を構築させたりする事が可能となる代物だ。

 複雑な魔法になると流石に僕も構築には時間がかかってしまい、その間に魔法も自壊してしまう。

 それを防ぐ為にこれを作ったと言える。

 そしてまだその構築するための命令系統は入れていない、これから組み込む予定だ。

 まあそのためには大量の自然文字を記憶させないといけないのだが……有に2000文字を越える。

 またそれを種類分けしなくてはならないのでまだ当分時間がかかりそうだが、空の旅の間やリリアへ向かう道のりはこれで暇にならない。

「名前をつけておこうかな……そうだな前の世界から持って来るならこれがいい。”賢者の石”」

 僕は今一度”賢者の石”に魔力を注ぎ、”運命の箱”に施されていた結界を応用したホログラムとタッチパネルを前にプログラム言語の基礎を作り始めた。

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