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魔法科学  作者: ひのきのぼう
――第3章――
22/59

22話 見上げる者達

 険しい山々が連なる渓谷を抜けスペリアム領国内へと入った。

 そこにはだだっ広い砂漠が果てしなく続く。

 スペリアム教国は緑豊かな国と聞いていたのだが…オアシス一つ見当たらない

 日差しが照りつける甲板に僕はいる…

「そうか、結界で熱を遮断してるのか」

 創生の大樹で作られた船は自発的に微弱な結界を作りだし、気候を整えているようだ。だからなのか照りつける日差しには熱を感じず、紫外線すらも遮断している。

「むしろ今まで何で気づかなかったんだろう…」

 結界で遮るものが物体だけなんて限りは無い。

「だめだ詳しく調べたい!液体や気体なんかも区別出来るのか気になる」

 船全体をくまなく調べた所で分からないと分かっていながらも、手がかりが見つからないものかと船の中を歩き回ってみた。

「やっぱり手がかりの手の字も無いな…」

 創世の大樹が生み出した力、それは神が施した魔法とされ、あらゆる大魔道師や賢者と呼ばれる程の魔法学者達が挑んだ難題。

 学園の図書館にもそんな彼らが残した本達が眠ってはいたが、どれも結果的に解読は不可能としるされていた。

 それは今のセレクトも同様に解読は出来ない。

「お前にも分からない物が存在したのか」

 暇なのかセレクトの後ろにずっとついて来ていたマリーが話しかけてきた。

「そんなのいっぱいあるよ」

「そうか…なら聞くが世界はどんな形をしてる?」

「唐突な質問だな…世界…この大地なら球体をしてるだろうね」

「球体?平らじゃないのか?何故わかる」

「それを説明するにはそうだな…海で船が沖から帰ってくるときってどうやって見えると思う?」

「う~ん、そんな遠くの物見えるわけが無い………」

「もし、球体だったらって事を踏まえて考えてごらん」

 考えこんでしまうマリーに対して一緒に居たリザがはたと気づく。

「もしかして帆から見えるの?」

「正解…もしこの大地が平らだったら船は全体が小さく見えないと理論が成立しない。しかし、船は帆からだんだんと見える。この大地は天に上る月や太陽と同じ形をしてるんだよ」

「なら下に行けば落ちてしまうのか?」

 不安げなマリーとその事に気が付いたリザも不安げになる。

「あー、それも説明しなきゃだめだよね…物が落ちるってどういう………」

 それから万有引力の説明と星が自転する事と太陽の周りを公転している事も話す。最終的にビックバンの話まで持ち出した。


「とまぁ今日はこの辺で…」

 当初の話とはだいぶずれてしまった…

「やっぱりセレクトなんでも知ってるじゃないか!」

 いや、なんだか最初の話に戻った気がするぞ!

「それよりも、この難攻不落と思われている神様の扱う文字とやらをどうやって解読するかな…」

 あさっての方向に話を飛ばしはぐらかす。が、思いがけない所から返される。

「神が授けた神字を解読しようとする行為自体、神への冒涜と知りなさい。神罰が下りますよ」

「げ、フィアさんいつの間に!?」

 後ろから声をかけられた事より、先ほど話した内容を聞かれていたらと言う事に焦る。

 前の世界で地動説を説いた人が宗教裁判で死刑にされていた稀な事例を思い出す。

 詳しい内容を知っていれば何も怖がる事は無いのだが…表面の事だけしか知らない彼の数少ない無知。

「もうそろそろ船を乗り換えますので荷物の整理をしておいてください…それと教会の総意と違った事をここで言いふらさない方が身のためです」

 だいぶ聞かれていたようだ…

 苦笑いからでる乾いた笑いで後ろ姿で去っていくフィアさんを見送る。

「だいぶお前も嫌われているな」

 マリーは憐れむように僕を見る。

「いや、今のはやさしい忠告だよ。初日だったらもっと蔑んだ目で見られてたし…」

「フィアさん私たちにはすごく優しいのに…」

「そんなに気にはしてないからリザが悩まなくてもいいよ。それより降りる準備をしよう」

 準備の為にその場から二人と別れ。再度、甲板で合流する事にした。

 別に散らかす事も無く、いつでも降りる準備をしていたおかげで鞄を取りに戻るだけだった。

 二人が女子でその一人がマリーと考えると、リザがきっとマリーの世話をしてるんだろうなという予想が出来た為、部屋のベットのシーツを畳んだり、自分自身がやらなくてもいい事をやり、時間をつぶしてから部屋を出た。

 遅れて甲板へとやって来たと思ったが、まだ僕一人だけ。

 あたりを見渡しても人影は無い。

 着陸するために船は旋回しながらゆっくりと下降している。

 景色を見渡してみるが依然として周りは砂漠なのが気がかりだ…身を軽く乗り出して船の下を見ると町の全貌が見える。

「中継交易都市ミアスの門だっけ…」

 ここで国内外の物資を一つにまとめているらしい。

 戦争でこの都市を抑えられたら終わりな気がしなくもないが、多くの食料を輸出している事から籠城が戦争手段なのかもしれない…

「でもいったいどうやって?」

 町全体を見渡す。砂漠の町なのに多くの木材を使っているのが見受けられる建物。

「緑豊かなのは確かなのかな…」

 分からないまま船は無事着陸した。それから船に階段が設けられた頃に二人はやっと来た。

「ごめん、またせちゃった…」

 リザがすまなそうな顔をする。

「いや、マリーの準備が整わないのも仕方ないよ」

「何故わかった!!」

 驚愕したとマリーはのけぞっている。

「学園に来る時散々準備させられたのは僕の記憶には新しいよ」

「うっ」

 ぐうの音が出るほどの事実にマリーがしょんぼりとする。

「ふふ、本当にマリーはセレクトの前だと形無しね。後輩の子達の前だとあんなに凛々しいのに」

 これ以上マリーをなじると、いじけるのでこの辺にしておこう。

 二人と共に船から降りようとすると僕だけ止められた。

「え、僕だけ待つの?え?あ!!」

 それは一瞬の出来事でもみくちゃにされた。船に乗った時と同様に女装をさせられたのだ。

 脱力しながら目に光が無く、放心したまま船を下りる。

「なんで僕だけ…」

 後方ではマリーが笑っているが、もうどうでもいい。

「皆さん来ましたね、ここからはミアスの大門を抜けて国内専用の船に乗り換えます」

 リネアさんが直々に待っていて説明してくれる。移動するために用意された豪華な馬車が目の前に止まっていた。

 談話をしながら馬車へと乗り込む。五人が優雅に座れるほどに広い馬車など初めて見た。

 そこでフィアさんの他の従者たちとは別々な行動になると言われる。

 なんでもお忍びで帰国しているのであまり大勢で動くと目立つというのがダメなようだ。

 窓の外には商店が並んでいてリザは興味深々に眺めている。マリーも同様に新しい街の景観が気になっているみたいだし。

「帰りは急ぐ訳でも無いから今よりゆっくり見れるよ」

「…うん」

「セレクト見てみろ」

「ん?」

 そこに居るのは見慣れた行商人の集団。

「行商人のキャラバンがどうした?あ、リリアか」

 マリーは見慣れ過ぎて気が付かなかったのかもしれない。

 キャラバンの後ろにはリリアの商会とそっくりの商館もある。

「こんな所まで来てるのか」

「リリアから運ばれてくる魔法の札は私たちの国でも、とても活用されています。貧しい民も購入できるほどに安く、安全かつ簡単に火を扱うことができ、他にも純粋な氷を作る事が出来て重宝しています」

「ああ、全部セレクトのお蔭だな」

「ちょっとマリーその話は!」

「ん?どういう事ですか?」

「いいじゃないかもう。あの発明は全部セレクトが作ったんだ」

「「!!」」

 二人が驚愕する中、リザも驚いている。

「え、私聞いてないよ!どういう事!?」

「あれ?リザに話してなかったっけ?マリーから聞いてない?」

「ちょっとお待ちください!」

 珍しくリネアさんが驚ながら僕に聞いて来た。

「おかしいです。あの魔法の札がこの国に来てから数年経ちますし、リリアにはその前からあったのではないのですか?…いや、リザさんの治療もそうです。当時のあなたの年齢はもっと下のはずで…」

 その矛盾にも思える事を口にしてからリネアさんは手で口を押える。

 その事に気づくのなら魔晶石化云々で気づいて欲しい……

「そうですね、今更驚くのもおかしいですよね…むしろ納得できました」

「マリー詳しく聞かせて、セレクトの事」

 目的地に着くまでにマリーがまるで自分の武勇伝の如く話す。

 アイスを売った事から幼いながらも傭兵に立ち向かったり、大海蛇の駆逐作戦の指揮をとったりと話は尽きない。

 リネアさんいわく僕のやって来たことは、もはや王国から勲章をもらい貴族にだってなれる程の事だと説明された。

 身分という事に疎い僕にはあまり興味は無い。

 フィアさんはそれ以上驚いたりとしないように、空気の様に存在感を消している。リネアさんのそばにいる時は徹底的で完璧に従者…

 しかし話が弾むにつれてリネアさんがフィアさんに話しかけたりもする。


 ミアスの門と都市の名前のまんまに呼称される大門まできた。

 馬車の中の開いた窓から受付とフィアさんのやり取りを見るていると。受付が驚いて固まっている。

 ぎこちない仕草でスペリアム式の独特な敬礼、掌を胸に当て少しお辞儀をする。

「お忍びなので一般通路で行きます、多少混んでいますので国内船の発着場までは時間がかかります。それと馬車が揺れますのでご注意ください」

 貴族専用の道もあるのだろうが記録に残るのが嫌なのだろう…

 大門の先は暗くトンネルの様になっている、先の明かりがかすかに見えるが馬車の中からでは確認できない。

 ふと空気の独特の匂いが変わる…

「すこし湿気が増えたか?」

「セレクトも感じたか…空気が変わったな」

「魔力も質が変わった感じがする」

 各々に感想をのべながらゆっくりと馬車が光をくぐる…景色が一変しそこには大樹が立ち並ぶ森の街並み―――

「森!?」

 急いで後ろを確認すると門の特定の境界線から先が砂漠となっている、予想するに別の空間へと繋がっているという訳では無いようだ。だがしかし…

「外に出てもいいですか!?」

 確認しない訳には行かない

「どうぞ、馬車も今はゆっくり進んでますから」

 リネアさん達には見慣れた光景なのだろう…

「外からは見えないようになってるのか…それだけじゃない強固な魔法で認識できないようになってるかもしれない。そういえば船に乗ってる時の気候を管理する魔法…それの強化版…まるで大きなプラントを作り出しているような…」

 ならそれを作り出している現況たる物が存在すると仮定するならば。

「円を描いてるなら中心にあ…」

 マリーとリザはすでに見上げている。

「なんだあれは…」

「柱…?」

「あれが創生の大樹…デカすぎるだろ」

 あまりの大きさに絶句し、開いた口が閉じない。

「あれが世界の天井を支える創生の大樹です。もっと近くに行くとより大きさが分かりますよ」

 いやいや、ここからでも十分わかる。なにせ大樹の先端すら視認できないのだから…

「何処まで伸びてるんだ見えないぞ…」

「ちょっと待ってろ」

 紙を取り出し結界専用の魔法陣を書き筒状に丸める。

「何を作ってるんだ?」

「こうすれば結界をレンズ見たいに使える…出来た」

 覗き込むと微かに緑の葉が広がる天辺が見えた。どうやらこの木は元の世界のバオバブの様な特徴がある。

「今の限界がこれか…成層圏に達してるかもな…」

 人工的に作られたものでも耐久性の問題や財源の問題で700メートルを超える物を見た事が無かったが。そんな物はこの大樹の前ではもやしの様な物だ。改めて魔法の計り知れない力を見せられた…

「私にも見せてくれ…おお見える!リザ見てみろ」

「本当だ、天辺まで見える…あれ?誰かいる?」

「「え!!」」

 次にそんな一言に驚いたのがリネアさん達だった。

「いや、気のせいかもしれません…」

「私たちにも見せてください!」

 簡単に作れるので複数複製して渡す。

 リネアさんに渡すと同様に大樹の天辺に焦点を合わせ…見続ける。

「これはなんていう道具なのですか!?」

「望遠鏡ですけど…そうかまだ、発明されてなかったか」

 てっきり高額だがメガネが存在していたので疑問に思わなかった。レンズなる物の加工技術がそんなに発展してない。

「リネア様…いました。大樹の守護者です」

 なにやら珍しい事のようだ。

 話ではこの大樹の上には耳の長い亜人、エルフが住んでるとか。

「あれ校長もエルフ族でしたよね?」

「はい、あの方は特別です…正直に言いますとエルフ族との交流が無くなって数百年になるんですが。もはや伝説になりかけていた頃にあの方は此処へと降りてきました。でも私たちは恥ずかしい事に、思い違いをしていたのです」

 彼女達が思い違うこと……ね。そうか!

「…なるほど、で神の意志を伝える代弁者と勘違いをして歓迎したんですね」

「……はい……ですがこの話はもう百年も前の話です。私も聞かされただけにすぎません。こうやって大樹の天辺のあの方たちの姿を確認するのも初めてな事です…ありがとうございました」

 伝説に生きるウェルキン校長はスペリアム教国だと神格化する程か…

 簡易望遠鏡を返される。

「よかったら差し上げますよ、すぐに作れますし」

「いいのですか?…では喜んで」

 喜んでもらえて発明者冥利に尽きる。

 やっぱり人に使ってもらってなんぼだな!

「リネア様そろそろ馬車に…」

 馬車の進む速度が速くなって来たので馬車の中へと戻る。


 それから少しして船の発着場までは馬車本来の速さでたどり着いた。

「では手続きを済ませて来てます」

 フィアさんが手慣れたように受付へと向かう。

 そんな待っている最中にもリネアさんは大空を見上げ手に持った簡易望遠鏡で覗き込んでいる。

「あ!太陽とか見ちゃダメですからね!」

 注意事項を言い忘れていたので慌てて言う。

「目が焼けちゃいますから」

 言うのも何なので原理を教えるために実践する。

 燃える紙を見ながら納得してもらった。

「そういう事は早く言ってくれ、私はやる所だったぞ!」

 下手にこれを普及するのは得策じゃないかもしれないな…

「もしかして…リネアじゃないか!」

 唐突にして突然に二十代後半ぐらいの。どこかハーベスと同じ臭いがする有翼人の男がなれなれしくリネアさんに話しかける。

「あ、フレイン司教様…お久しぶりです」

 二人は知り合いのようだが…

「そんな言い方はやめてくれ、僕と君の仲じゃないか…あれ?今は学園ではなかったのかい?帰ってくるなら一言でも言ってくれれば良かったのに」

「いえ、今回はお忍びという形で帰ってこようと思いまして」

「つれないじゃないかそんな…すぐに宴の準備をさせよう。もしよかったら式だって…」

 そんなフレインと呼ばれた司教が言葉を口にする度にリネアさんの表情が曇っていく…見ては居られない状況だが無暗に話題に入っても好転しない。そんな時…

「それが嫌だからお忍びなのです!フレイン司教様」

 フィアさんが冷静に静寂に怒りを誤魔化すかのように語句に力を込める。

「ミル様とリネア様の仲を考えれば考え付くでしょう」

「え、ミルちゃんに何かあったのかい!?」

「………お話になりません。リネア様行きましょう、手続きはすみました早急に船を出してくださるとの事です」

 リネアさんの健康管理はもちろん精神面のケアも少なからずフィアさんの役目…その彼女がフレインとの会話がリネアさんに害となると判断し、ここから一刻も早く離れたがっているのが分かる。

 軽くマリーとリザの位置を確認し早足で去っていくフィアさん…急いでその後ろについていく。リネアさんは一言も言うことなく俯いたままフィアさんの隣にいた。

 再びフレイン司教と距離を置いてから開口を切ったのがマリーだった。

「何なんだあのハーベス2号は」

「いや、ハーベスに失礼だから。あいつは周りの事を考えすぎて空回りするタイプだけど。あれは何も見えてないんじゃないかな」

 無言のまま船に乗り込み甲板へと上がると、リネアさんがマリーとリザを船室へ案内し、またフィアさんが僕の船室へと案内してくれる事になった。

 船室へと向かう際中、フィアさんが鬱憤を晴らすようにしゃべりだした。

「想像つくと思いますがあのフレイン司教はリネア様と婚約されています。正直にいって私は納得出来ません…あんな男、リネア様の足元にも及ばないのに。司教という立場も成り上がりに過ぎないんです。確かにハイデン枢機卿はとても素晴らしい方ですけど、息子のあれはどう見てもだめです」

 そんな愚痴を僕は船室につくまで隣で聞く羽目になった。

 フィアさんが男嫌いというかリネアさんに近づく男性を毛嫌いする理由が分かった気がする。

「そういう話は何処にでもありますね…貴族社会には」

 といっても僕が知り得るのはどれも物語の上で語られている事だけ…実際に遭遇する事は初めてだ。

 もしかしたら僕が生前にあの道場を継ぐことになっていたら、そんな出来事もあったのかもしれない…

「平民出のあなたに何が分かるんですか!?」

「そうですね。大まかでありきたりな予想ですけど…この場合は親同士が仲が良くて子供をくっ付け様としているとか?」

 ぐぬぬといった具合に睨まれる。

 今日は良くあたりを引くらしい。

「もし現状を変えたいのなら…本人が頑張らないとね」

「そんなのは分かってるんです…ですが!」

「……フィアさんが何をしても上手くいかないですよ」

 僕の目が気に入らなかったのだろう……

「知ったような口を利かないでください!リネア様の事はずっと小さい時から見て来てるんです!それに今のあなたに何かとやかく言われたくありません!!」

 ドンと荷物を投げられ運悪くみぞおちに入り悶絶する。フィアさんは走ってどこかへと行ってしまった。

 そりゃそうだ…今の僕は女装をしてるのだった忘れていた、説得力なんて無いか。

 それ以上の事を考えようとしたが、空気が肺から抜けていきそれどころではなくなっていた。 

誤字脱字がありましたら徐々に直していきます。

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