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魔法科学  作者: ひのきのぼう
――第2章――
12/59

12話 王都にて待ち…

 あれから1週間、魔物や野盗には襲われずに無事これたが、他の事は色々あった。

 たとえばマリーと宿の部屋が同じになったり。湯浴み用の簡易風呂を作って入ってたら、マリーが入ってきたり。布団で寝てたらマリーが寝ぼけて布団に入ってきて、朝起きて僕が真っ青になったり。本当に色々あった。はぁ、僕は疲れました…何で僕がこんなに気を使わなきゃ行けないんだー!!

 一週間でだいぶ寿命が縮んだ気がする。

 そんな僕を横にマリーはというと。


「セレクト、どうした?」


 どうしたもこうしたもあるか!お前のせいだろ!と、言いそうになったが、マリーは前を向いて興奮している。


「見てみろ、すごく大きな門が見えるぞ!」

「さっきから見えてるよ」


 森を抜けた頃、そこには野原が広がり、前方に遠近感が狂いそうな程大きい壁が見えた。壁が王都の外壁だと気づくのに数秒かかった。

 行商人の説明だと、あれはまだ王都の食料を守るための壁らしい。作り上げるのに300年程かかったとか。

 マリーは興奮しながら歩いている。


 30分歩き続けているがまだ到着しない、いい加減マリーは興奮が冷めていた。到着までにもう30分必要とした。


 門前に到着。マリーの興味は何処かに行ってしまって、早くも門の向こう側に行きたそうだ。

 しかし、そう簡単には通れない。一人一人への質問、荷物の必要以上の検査、数十人分の王都への交通許可証の発行、全部の検査が終わるまでに3時間以上は待たされる事になったが、その間僕は壁の構造を見てみてる事にした。


(高さは50メートルはありそうだな。魔法で補強してある…にしても何所からエーテルを引っ張ってるんだろう。魔晶石の塊でも何処かに有るのかな?)


 探査ディテクトで魔法構築を読み取る。如何せん大きすぎる為、全貌が把握できない。この門の壁は弧を描いてる事から、王都を囲んでいる巨大な魔法陣だと思われる。

 全体を見渡しながら調べていると…門番に不審がられるのに気付き、やめることにした。


(コレだけの魔法陣を構築出来る人も居るのか…なのに何で魔法がこんなに発展していないんだ?)

「おーい、行くぞー」


 マリーに呼ばれたので門に移動する。


「わくわくするな!」


 興奮を抑えながらマリーと門を潜る。内側から構造を見るがたいした事は無い。壁は25メートルほどの幅。迎え側の門が開く。


 そこに広がるのはやはり野原だった。落胆するマリー。

 先ほどと違うのは野原の中にちらほら家が建ち、牛の様な家畜が放牧されている。そのはるか先にまたもや壁が見える。が、こちらの物と比べると小さく見えた。多分、高い建物もちらほらと壁の向こうに見え隠れしているためだ。その中でも一番目に留まるのはやはり城だ。遠近感のせいで大きさが判別しづらい。

 エーテル観測で王都を見てみると、王都を覆うようにしてエーテルが広がっている。何も無いようで強大なバリアー的な物が有るようだ。

 太陽もだいぶ傾いていたが王都への道は一本道なので、そのまま王都に向かう。途中完全に日が落ちてしまい、光を頼りに歩く。

 2時間ほど歩いたところで王都の門まで到着した。


 王都への最終検査は通行許可証を見せる事で難なく入れた。直ぐにでもバリアー的な物を調べたかったが、夜なのであきらめる事にした。

 キャラバンとの最後を共にする。

 着いた先はリリア商会が経営する商館。宿屋も時間が過ぎ部屋がなかった為、商館に泊めさせてもらう事になった。

 寝る前までマリーの魔法の基礎の復習をしていると、マリーが不安そうに呟く。


「コレで試験に落ちればリリアに逆戻りか…」

「大丈夫。この一年、このためにがんばって僕が教えてきたんだから。心配ないさ」

「早くリザに会って驚かせてやりたいな…」


 リザには学校に入学する事はまだ教えていない。マリー成りのサプライズなのだろう。僕もそういうのは好きだ。





 翌日。

 到着した時は夜だった為それ程人気が無かったが。日が昇れば活気に満ちた王都の町並みが出来ていた。

 試験会場に向かう。色々な高い建物を見ながら、案内に従って行った先は国立図書館と書かれた所。

 周りを見渡すとちらほらと試験を受けに来た人が見える。


「ここか」


 会場に入ると、受付には何人か並んでいる。この入学試験の時期は毎日のように試験が行なわれているらしい。試験は毎日1回、一月ほど続けられる。


「ではこちらに手をかざして魔力を注いでください、後はこちらにサインと出身地お願いします。それと試験の手数料として銀貨3枚になります」


 球体の物に魔力を込める、同時に受付の人に見えないように探査ディテクトで見てみる。

 この装置は魔力を知る為の計測器と個人の認識をする物の様だ。魔力には指紋の様に一人一人違う波長が有る。それにしてもこんな物が有ることに驚きだ。

 僕は例の紙を見せると試験は免除された。少し受付の人は驚いているように見える。

 それより問題はマリーだ、気合を入れて会場入りをする姿を見たが…不安だ。

 その間、会場になっている図書館を見て回る事にした。


(さすが、王都の図書館…膨大な量の本がある)


 綺麗に整列された本棚の山を見ながら目的の本を探す。何所までも続いていそうな本棚。

 調べたかった事はこの王都に使用されている魔法陣、それと開発者。

 調べるのにそれ程時間は使わない。10分程で見つかった。


(えーと、開発者はギルアン・サマンハルト…)


 ギルアン・サマンハルト。彼は死後に大魔道の称号を得た人物。

 当初、彼の魔法は魔法教会に認可されておらず。死後、再評価を受け、資料を元に王都防御結界魔法を作られたそうだ。今は大魔道士ギルアンで有名らしい。

 その他にも色々発明している、先ほどの魔力検査機も彼の発明だ。

 ただし魔法陣は本には記載されたいなかった。予想するに国の極秘扱いにして有るのだろう。


(天才っているんだな…と、そろそろ時間かな)


 ニ時間ほど経たったので、受付の前に戻る。

 数分待っているとマリーが戻ってきた。

 結果はもう1時間後に分かるそうなので、その間に少し早い昼ご飯を済ませる事にした。

 図書館から出て改めて王都を見渡す。大きい、リリアの5倍以上はあると思う。さすがは王都だ。


「何が食べたい?」

「うーん、美味しい肉料理が食べてみたい」


 探す事数分、適当な店に入る事にした。


 店に入り注文をする。料理が来る間、試験の内容を聞く。


「どうだった、上手くできた?」

「上々だな、問題ない。どれもセレクトが教えてくれた通りだった」

「問題無いの、かな」


 話していると料理が運ばれてきた。おいしそうに湯気が立ち込めている肉料理。この肉は昨晩、放牧されていた牛モドキの肉だ。王都は内陸に位置している事から魚貝類の類が入ってこない。最近はリリアから届く新鮮な魚が増えた、僕の開発した氷の札が役に立っている。ちなみに今回のキャラバンの運んできた荷物も殆どが魚貝類だ。

 しかし、まだ一般市民が食べられる訳ではない、一部の高級階級の貴族等の口に入るのが殆どだ。


 美味しい肉料理を堪能して店を後にする。


 会場には戻らず、少し王都を見学する事にした。先ほど試験会場に入る前に見ていた高い建物の一つ。


「コレは何だろう」

「入ってから確かめればいい、さぁ行くぞ」


 相変わらず先導を切って歩くマリー、僕はそれに何時ものように追随する。

 中に入った瞬間、建物が何なのか直ぐに分かった。ここは教会だ。

 神父様がいた教会とは規模が違うが基本的に一緒だ。左右に長い椅子が置かれ、中央に大きなモニュメントの太陽が掲げられている。他にも色々彫像などが置かれているが、僕の興味を引くものは無い。

 マリーが前に歩いていき太陽のモニュメントの前で膝を着いて祈り始める。意外なマリーの姿を身ながら待つ。


「マリーがお祈りするなんて初めてみたな」

「私は何時もお祈りをしている、リザの時もこうしてた」


 なるほど。僕が研究してる時、偶に来るのが遅かったのは町の教会でお祈りを捧げていたのか。


「僕も祈っておこうかな」




 教会にはそれ程長居はしなかった、他にも見たかった物が有ったからだ。

 王都の何所からの角度でも見えそうな、城とは別の建物。

 とりあえずその建物を目指して歩き出す。マリーの先導なので、やたらと細かく曲がり細い道を突っ切る。途中人の家の庭らしき所を歩いたが、マリーは気にしない。

 大きな広場に出る、子供のはしゃぎ声が聞こえる。中央に例の大きな建物が立っている。四角い塔のような建物。


「でかいなコレは何だ?」

「時計…塔…」


 僕もこの世界に来て初めて見る時計は、前の世界で何時ものように見ていた時計そのまんまだった。


「時計?」

「ああ、時間を数字で表した時間を知る為の計測器だよ。リリアの町には時計は無かったよね」


 上って確かめてみたいと思ったが、関係者以外立ち入り禁止と書かれていたのでやめる事にした。それに、もうそろそろ図書館に戻る時間だ。


 来た道を戻る、15分ほど歩き図書館に到着する。

 外の木の掲示板に合格者が書き出されていた。受けた人は数十人、合格者は5人。


「「…!」」


 マリーの名前が掲示板にあった、互いに喜ぶとすぐさま受付に走る。入学金の支払いだ。

 受付に僕が話し、重かった金貨200枚を渡す。これで肩の荷がだいぶ降りた気がする。物理的にも精神的にもだ。


「はい、確かに200枚頂きました。こちらが魔法学校への入船券になります」

「船で行くんですか?」

「はい、移動の際はドラゴンを使っての空の移送になります」

「「ど、ドラゴン!?」」

「王都で小さい頃から調教を施したドラゴンですので、危険はありません」

「は、はぁ」


 その日は宿を確保して二人で祝杯を挙げた。もちろんお酒は無しだが、その分豪華な料理で盛り上げた。




 ドラゴンでの移送は4日後だ。それまで町の見学やらして過ごす事にした。僕はこの図書館通いになるだろう。




 次の日。

 その日の宿の部屋を確保してから、


「と、言う事でマリーには町の見学を一人でしてもらう」

「私を一人にするつもりか!」

「はい、お金。コレで遊んできな」


 お小遣いを渡すとホクホク顔で歩いていった。本当に現金な奴だ。

 初日は図書館で魔道書をあさった、いくつか見慣れ無い魔法が有り覚えておく事にする。閉館の時間が来たので帰ることにした、外はすでに闇で覆われている。酒場と思われる店からの光を頼りに宿へと戻る。


 宿の一階は酒場になっている、やたらと騒がしい。嫌な予感がする。

 予感は的中、騒がしい中央にはマリーが居た、手には酒を持っている。

 すぐさまマリーの前に移動する。


「マリー様はこんな物じゃ…」

「マリー、何やってるの?」


 リリアでお酒は16からだ。王都では分からない。

 野次が飛ぶ。


「あれぇ~セレクト様でいらっしゃいますか?」

「ほら、上に行くよ」

「やぁーだー」


 嫌がるマリーからお酒を掠め取ってテーブルに置く、そして引きずるようにして二階にあがる、その際一段と野次が騒がしくなったが…無視だ。


 マリーの部屋に入れることに成功、手早く履物を脱がしてベットに投げる。

 そうとう酔っているが横にしてしまえば少しおとなしくなった。


「よくもマリーさんを一人にしてくれたな!」

「はいはい」


 おとなしく寝てくれるまで横に居ようと思った。


「私はなーひとりで寂しかったんだぞ?」

「………」


 無言でなだめながら近くの丸イスに腰を下ろす。


「人の話を聞いてるのかー」

「ちょ!」


 急に暴れ始めてベットから転げ落ちる。

 僕が下になりマリーが覆いかぶさる形になった。


「ああ、マリーさん。一人にしたのはすいません。でも僕にも色々調べておきたい事がありましてね…」

「…本当に寂しかったんだぞ………」

「…本当にごめん、明日は付き合うよ。ガイアスとフェリアに贈り物送ってあげたいしね、後リザにも何か…」

「………」

「………」


 マリーは寝てしまった。頭を掻いてからマリーを持ち上げる、意外と軽い。女の子なんだなぁとか思いながらベットに戻して布団をかけてやる。もし僕が変な事をしたらどうするつもりなのだろう…しないけどね!!

 その後、僕は軽く腹ごしらえして寝る事にした。





 二日目の朝。

 約束をしてしまったので出かける準備をする。朝食は外で取ろうと思う。

 昨晩酒場でにぎわっていた一階の食堂はかなり静かで…そこで待っていると、寝癖を直しながらマリーが起きてきた。


「おはよう、マリー」

「おはよう、セレクト…ん、何処か出かけるのか?」


 昨日の事を覚えていないようだ…少しホッとする反面、怒りもこみ上げてくる。


「昨日マリーは凄く酔っていたからね。覚えてないでしょ」

「だから妙に頭が痛いのか。二日酔いと言う奴だな…初めてだ」

「ほら行くよ、朝食は外で取るから」

「分かったからあまり怒鳴らないでくれ…頭に響く…」


 朝食の確保のため外に出る。買い物している最中ずっとマリーは後方でうーんうーんと唸っていた。


「…材料を買って食べるのか?」

「うん、パンがあるし何か挟んで食べようかなって思ってさ」

「セレクトは何でそんなに料理が得意なんだ?」

「料理って研究をする事と一緒なんだよ、味を足していって新しい味を作る」

「一緒なのか…そうか…そうなのか?」

「僕も受け売りなんだけどね実は」


 誰のだと聞かれそうだったが、そこで材料がそろったので近くの木陰に腰を下ろし、例の一式を取り出す。

 するとマリーが使ってみたいと言って来たので、渡す事にする。


「魔法の札が無いが…」

「箱に入ってるよ、ほらこれ」

「前は束にして持ってたような…」

「ああ、火の札を裸で持ってると危ないからね。転んだ拍子に発火とか困るでしょ。この箱には燃えないようにする為の魔法が施して有るんだ。それに外に出しっぱなしにすると、魔力が抜けて使えなくなるしね…こっちのパンにも施して有るよ」


 札に有効時間が有る事は大量に作っている時に気がついた。魔力が抜けきるまでに一月はかかる。が、保存するにあたって致命的だ。その為魔法札専用の箱を作ることにした。コレで5年は保障できる計算になる。別に又、再度魔力を込めれば使える。

 僕が説明をしている最中にパンを作り始める。


「って人の話を聞きなよ」

「セレクトの説明はいちいち長いからな」

「大事な事だ!」


 あーだこーだといってる間にパンが出来上がる。しぶしぶパンを切り、ハムと野菜を挟みサンドイッチを作る。


「美味しそうだな」


 僕はスープを作りながら、


「コレ食べたら、ガイアス達の贈り物を買ってリリアに送るから。手伝ってね」

「分かった」



 朝食を食べ終えてから、色々な出店を回る。


「コレなんてどうだ?」

「マリーの趣味が分からないな…」

「駄目か…」

「駄目だと思う」


 マリーが手に持ったのは木彫りのアヒル?見たいな物だった。


「フェリアはコレがいいかな」


 僕が手に持ったのはガラス細工の青い花の髪飾りだ。


「ならガイアスにはコレなんかが…」


 やはりマリーが手に取ったものは怪しげな壺


「そんなの貰って喜ぶのはマリーぐらいだよ…」


 ガイアスには町の警備団に入るといっていたので腰に着ける剣帯を送る事にした。

 残るはリザだ…考えているとマリーが、


「リザにはコレが…」


 結局の処、全部僕が選んでしまった。リザには鳥を模ったブローチを渡す事にした。

 それと両親にも植物の種やら綺麗な羽ペンを選ぶ。

 リリア商会の営む商館にて、ガイアス達と両親の贈り物を届けてもらう手続きをする。

 それから昼食の時間になったので適当な店に入り昼食を済ませた。

 午後からは町を適当に見学をする。

 途中、王都の外壁の近くに来たので色々見てみたが、分かる事はない。全体が見えれば話は別だが。

 最後に中央の城の門前まで来る―――門は開いていて向こう側が見えた…


「でかいな…」

「確かにでかいね。この門の向こうだけでもリリアが納まるんじゃないかな、多分…にしても…」


 またもや遠近感が狂いそうになる―――門の向こうは平原が広がっていてそれだけ見れば広大な面積なのはわかる…だが城はそれを上回りそうなほどの巨大…一説によれば山をくりぬいて作ったと言われるだけの事はある…



 中に入る事は出来ず、日が傾きだしたので宿へと帰ることにした…途中ふと思う。コレってもしかしてデート?

 少ししどろもどろに成りながらマリーに、


「あー明日は調べたい事が有るから、図書館に行って来るよ」

「そうか…」


 寂しそうにするマリーを見て、宿に着く。


 夕飯を二人で食べた後、早い就寝に着いた。




 3日目の朝。


 朝早く図書館へとやってきた。

 ちなみに宿の食堂を借りてマリーに朝食を作り、適当にお弁当も作っておいた。


 丁度、館の職員が到着…一緒に中へと入れてくれた。

 今日は初日に調べた魔法とは別にこのセプタニアについて調べたかった。

 歴史の書の紐を解く…


 ここセプタニアは最初、小さい国が密集して出来た連合国。当時ゴルバス帝国や魔王と言った脅威があったためだろう。

 密集して出来た為か多種多様の人と獣人がいる。今はまだ狼人ラウルフしか見た事は無いが…

 歴史は1500年程でゴルバス帝国やスペリアム教国より新しい…

 現在のこの国の王族。帝国により滅ぼされた今は無き竜人ドラグーンの血を少しばかり受け継いでいる。そのため普通の人の何千倍もの魔力を有するとか…それゆえに王族と言う事だ。

 スペリアム教国とは昔から友好的な付き合いがあり、争いは小さいいざこざ程度の物だ。

 対してゴルバス帝国は何度も戦争があった。ここ50年前にも一度激突し、教国と王国が協力体勢で出る事で帝国を牽制し、現在は休戦状態が続いている。それなのに共同魔法学園などが存在してるのが不思議だ…多分、学園自体にも強力な権力が有るのだろう。

 色々な歴史や地形に関する本も多くあり、昼ご飯も忘れて調べていると…いつの間にか閉館時間になっていた…


 一日目同様に、暗い夜道を酒場の光を頼りに宿へと向かう。そして宿へと到着。

 マリーは僕の帰りを待っていてくれた。

 用意されていたご馳走にありつく。

 その日は一言二言話してからベッドへと横になった。

 明日はついに学園に出発だ!

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