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魂の伝承

 ある日、半蔵は、かつて鬼ヶ島で母親の病気を治してもらったことを、インタビューで語った。そのインタビューは、世界中で反響を呼び、鬼ヶ島は再び注目を集めるようになった。


 半蔵は、鬼ヶ島に訪れ、かつてブラディと黒鬼が戦った場所で、静かに祈りを捧げた。


「ブラディ…俺は、あなたのおかげで、今ここにいる。俺は、あなたの魂を受け継ぎ、これからも戦い続ける…」


 その時、半蔵の背後から、ミオが姿を現した。ミオは、看護師になり、今では鬼ヶ島の診療所で働いている。


「お兄ちゃん…」

 ミオは、半蔵の背中に優しく語りかけた。


「ブラディは、きっと、お兄ちゃんを見て、喜んでいるよ」


 半蔵は、ミオに微笑みかけた。


「ああ…そうだな」


 半蔵は、プロレスラーとして、ブラディの魂を受け継ぎ、ミオは、看護師として、母親の命を救ったブラディの魂を受け継いでいた。


 そして、二人は、鬼ヶ島で、それぞれの道を歩んでいく。


 鬼ヶ島には、今も、夜な夜なプロレスの雄叫びが響き渡るとか、響き渡らないとか。


 それは、かつてこの島で、魂のラリアットを放った男の、永遠に終わらない物語の続きだった。

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