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少年の好奇心

 海へ遊びに出来かけた、一人の少年がいる。
 彼は、家に帰る途中でお腹が空いた。空腹を満たそうとして、食べ物が売っている露店街へ立ち寄る。
 木箱に入っている果実を見るたびに、店の前で立ち止まる。
 少年は、とある店の前で立ち止まり、木箱に入っている果実を手に取ると握りしめた。
 だけど、この少年はお金を持っていない。
 そのことが分かった店主は、少年が持っている果実に手を伸ばす。
 だが、少年は果実を握りしめたまま、その場から走り去ってしまう。
 店主は大声で、「窃盗犯だ!」と叫ぶ。
 人々は騒ぎ、窃盗犯の少年を探す。
 露店街を巡回していた王国兵は店主から事情を聞くと、直ぐに少年を追いかける。
 だけど、王国兵は少年の姿を見失い、捕まえることは出来なかった。
 その時、少年は露店街を通り抜けた場所にいた。
 木樽の陰に身を潜めている最中、自分がやった行為は悪い事だと自覚している。
 だけど、言わなければバレることはないと思い、果実を食べてしまう。
 王国兵は兵を増やして、犯人を捕まえるべく探し続ける。
 例え、日が暮れて夜になったとしても、国民が住む家に聞き込み調査を行い、犯人を捜し続ける。
 しかし、少年の姿をはっきり見たのは、被害に遭った店主ただ一人だけ。

 王国兵の犯人捜しは、夜になっても続いてる。
 しかし、その少年はとうに帰宅をしていて、家族三人と晩ご飯を食べていた。その最中、玄関の戸を叩く音が聞こえて来る。
 訪ねて来たのは、窃盗犯を探している王国兵だった。王国兵は家族に、窃盗事件が起こったことを伝えた。
 だけど、少年は自分が窃盗をしてしまったことを言わない。
 両親も同様に、息子が窃盗をしたとは思ってない。
 少年は、王国兵と家族に嘘をついて、盗んでないことを言う。王国兵は、少年の言葉を聞くと駐屯地へ戻っていく。
 
 言わなければ、バレないと思ってしまった少年。
 この事がきっかけとなり、彼は度々窃盗を繰り返していくようになる。

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