表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/26

第九話

「あ"〜…喉痛ってえ…」

俺は昨日行ったカラオケで二人に歌わされたせいで、喉を痛めついでに少し声が枯れた。まぁ俺も途中から調子に乗って歌いだしたんだけど……最近家族以外と話していなかったしな。ましてや歌うなんて数年振りか?



「マジで喉が……」

「のど飴あるけど要る?」

と背後から声をかけられた。

「おお…サンキュ……ってうお?!」

「よぉ。雪璃かと思ったか?残念オレでした〜。」

そういって目の前の奴はしてやったりという顔をしているが、俺はそいつの名前を思い出すのに必死だった。ええっと誰だっけ名前が思い出せない。



「ツインテール……くん。」

「水無瀬 翠だ!覚えてくれよ!確かにツインテールだけどさ。」

それだ。それにしてもこいつがなんでここに……?

「じゃあ水無瀬は……」

「名字で呼ぶのはやめてくれ。なんだかむず痒い。」

「じゃあなんて呼べばいいんだよ?」

「翠で。」

即答である。何か深い事情でもあるのだろうか?ただこれは聞いたらいけないような気がする。

「分かった。じゃあ翠はなんでここに居るんだ?」

「それはだな…」

そう翠が言いかけたその時。



「おはよ〜翠!待った?」

柊が走ってこちらへと向かって来た。ああそういうことか。

「いや楓と遊んでたから大丈夫。」

いや遊んでたってなんだよ。

「へーそうなんだ……ってなんで二人が一緒なの?」 

「偶然だ。」

俺が即答する。

「そーそーぐーぜんだな。」

そういって翠は欠伸をする。 

「ふぅん。」

そう柊が心底どうでも良さそうな顔になる。

さて、柊が来るとろくな事にならないしさっさと学校に行くか。



「じゃあせっかくだし三人で学校に行こうよ!」 

急に柊が無駄にニコニコして提案してくる。

は?俺は今一人で行こうと……そう戸惑っていると、この状況を察したであろう翠が

「おっ、良いねぇ〜♡」

この通りニヤニヤしてくる。こいつ状況が分かった上でニヤニヤしてやがる。ちょっとうざったいな。



「楓も行くよね?」

なんだろうこの感覚。覚えがある。口調は優しいけど圧を感じるあの感じだわ。これには逆らったら駄目な感じ……。

「はい、行きます!行かせてください!」

「そんなに行きたかったんだね!!それじゃあ早速レッツゴー!」

「……w。」

おい翠さっきからチラチラ俺の顔を見てはニヤニヤすんな!!見えてるからな!!

「ん?どうしたの?楓早く来なよ。」

半分はお前のせいなんだけどな。



いつの間にか雪璃のもとに行っていた翠は

「楓く〜ん遅いよ〜?遅刻しちゃうよ♡」

とわざと甘ったるい猫なで声を出しては俺を煽ってくる。その姿を見た瞬間俺はこいつはマジで許さねぇと思ったのは言うまでもない。

どうも作者の苹果です!!本当に申し訳ございませんでした一ヶ月も更新しておらずに……

そして深夜に投稿するという(笑)本当に申し訳ない!!こんな作者ですがこれからもこの作品を読んで頂きたいのです!!それではまた次回のお話でさようなら!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ