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第捌什捌話 絡むかみ

「髪切るのは良いけど切った髪どうしよう…」

「私の火で燃やしてあげましょうか?」

「火ィ使えるんすね。」

じゃあ村で見たあのクリスタルは使える魔法の属性を表してるのかな…?

「予想なんだが、シエルって雷使える?」

「な、なんでわかったんですかー!?」

「村で見たクリスタルの色が、エミリアさんが赤でシエルが黄色だったから…」

「あれ説明って…」

「してもらってないです。」

「じゃ、明日起きたら説明会開きましょうか。」

「それ、俺も参加して良いか?」

「おお士郎おかえり。」

「是非是非!じゃあ最終日は皆でお勉強ですね!」

説明はいいが勉強と言うと一気に嫌になってくるな。

「なら早く寝ないとね。加魔工もしないといけないし。ほらシエル、布団行くわよー。」

「はーい。それじゃ、おやすみなさい。」

「あっ髪の毛…」

「どうやって解くんだそれ?」

「分からん。まあ切り落とすし別にいいか。」

説明会の前に切って燃やしてもらおうか。それなら大して時間はかからないだろ。

「では、俺も先に寝る。また明日。」

「了解。」


「夜はこれからだァァァァイ!!!」

耳がァ!鼓膜がー!脳が震える!

「なんっ…なんだてめー!」

「え?これが夜の正しいテンションでしょ?」

「極一部の界隈だけだそれは…」

『よ、夜はこれからだー!ですか?』

「無理にやらなくていいんですよ…」

とりあえず永夜亭に行きましょ?ね?


「で、お前はなんでそんなにテンション高えの?」

「いやなんとなく。」

『私は止めたんですが…』

「それはありがとうございます。」

「さあさあそんなことより。明日でいよいよ最終日だね?」

「そうだな。また何か用か?」

「そんなことは全然なくて顔見に来ただけ。」

なんだァ?てめェ…

『相変わらず自由ですね…神界と何らお変わりない。』

「そうなんですか?というか神界、あるんですね。」

「あるよ!管理が意外とめんどくさい!」

それは知らん。やる気出せ神だろ。

『髪…私も切りますかね…?』

「神様も成長するんですね。まだ切らなくて良いと思いますよ。」

「僕は?」

「好きにしろ。」

「扱いの差ッ!」

「冗談だ。それ以上切ったら坊主になっちまうから切るな。もう少し伸ばした方が似合うしかわいいぞ。」

「これがモテる男のテクか…」

「違う!」

そして悲しいが俺はモテない!

第捌什捌話 絡むかみ 完

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