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第肆什漆話 シエルさん…錬金術師目指してるんですか?

「で、話は終わりか?」

「うむ、終わりじゃ。」

「だったら明日は早く起きないといけないな。」

「そうじゃのう。」

「話が終わったんだったら部屋に戻ったらどうだ?」

「別に此処に居ても問題ないじゃろう?」

問題は無いが…扱いに困る。この年齢層の扱い方は俺は知らんぞ…ま、気が済むまでほっとくか。

「シエル?持っていく物は決まったか?」

「はい!私の完璧な荷物選び、見てください!」

目の前に突き出された袋を受け取り、中身を確認すると、よく分からない物が大量に…

①白い液体 使用用途:飲料物…らしいが、ドロドロしている…

②黒い塊 使用用途:食用…だそうな。なら何故、光沢感があるのか…

③木の棒 使用用途:調味料…との事。間違いなく色がおかしい…

などなど…ほかにも大量にあったが割愛。

「うん…取りあえずこんなとこか。」

「うわぁ~!とても少なくなりましたねぇ~!ありがとうございました~。」

恐らく…と言うより絶対必要の無い物を取り除くと、半分以下まで袋が縮んだ。

こいつは一体どこに向かうつもりだったのだろうか。錬金術でも極めに行くのか?

「エミリアさんは終わりました?」

「ええ、私は裁縫道具と他の物を少し入れるだけだったから。」

「じゃ、俺は風呂に行ってくるから、後は好きなことしててくれ。エリナ、悪さすんなよ。」

「むぅ~!我は悪さなんてしないのじゃ~!」

「それもそうか。あとシエルは寝るなら自分のベッドで寝ろよ。じゃあな。」

15分後…

「ふう…いい風呂だった。」

「月斗。」ポン

「ひゃんっ!?(高い声)」

「風呂帰りか?」

「何だ…士郎か…いきなり後ろから肩に手を置かないでくれよ…」

「明日から、この城に戻ってくるまでの間、宜しく頼む。」

「ああ、宜しく。」

「それと、剣の修業は優しく教えるつもりは無いからそのつもりでな。」

「お、おう…倒れない程度に頼む…」

「では、また明日。」

「うん、お休み。」


 ♢ ♢ ♢


「只今~」

「し~っ。月斗さん静かに。」

「え、何で?」

「それは…月斗さんの寝室を見ていただければ…」

「?」

ガチャ

「…あ。」

そこには俺の寝るはずのベッドに、エリナが寝ていた…

「え、何で?」

「えっと…私たちが話し相手になっていたんですが…」

「『我はもう眠いのじゃ…この部屋を借りるぞ…』との事で…止める暇もなく、寝てしまったんです…」

「ああ…成程…エリナらしいや。」

「すいません…」

「いや、別にいいよ。どうせ止めても勝手に寝るだろうし…」

あいつを無理やり起こすと面倒だと思うから放っておきたい気持ちもあるが。

「それで、どこで寝るんです?」

「う~ん…昨日と同じでソファーかな…」

流石に二日連続だと体が痛くなりそうだけど仕方ない…

「大丈夫なんですか?私と同じベッドで寝ます?」

「いや、遠慮しておく。」

人として、男として、何か失うものがありそうだからな…

「じゃあ、私と…」

「エミリアさん?乗っかってこないでいいんですよ。」

「うふふ、そうね。それはシエルの役目、ってことにしておきましょうか。」

「じゃ、お休み。」

「ええ、また明日。」

「お休みなさ~い。」

結局王都ではベッドで寝ることは出来なかったな…ちょっとで良いから寝てみたかっ…た…第肆什漆話 シエルさん…錬金術師目指してるんですか? 完

因みに風呂上がりの月斗はポニテになってます。

タオルは胸まで巻く。

…女子か?

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