第肆什壱話 俺の剣の師匠は小柳さん。
「こんばんはなのじゃ♪」
「あ、こんばんは…じゃなくて!なんでお前がそこにいるんだ!?」
挨拶の聞こえた方を向くと何故かエリナが壁の上から顔と手を出していた…
「うるさいのぉ…」
「あ、すいません…」
「我が風呂に入っていたらお前の声が聞こえた故覗きに来た所存じゃ。」
「あ、そうですか…」
「ま、それはいいとして話したい事があるから我の部屋に来てくれないか?」
「おう…」
「じゃあ、用事は伝えたのじゃ。」
「あっ、ちょっ…」
エリナは梯子か何かを降りて壁の向こうに消えてしまった…
「…とりあえずあいつの部屋に向かおう。」
それから8分ほど後…
コンコン
「エリナぁ~?来たぞ~?」
「入ってもいいのじゃ~」
「お邪魔します…」
「お、やっと来たのか。遅いのじゃ!待ちくたびれて寝るところじゃったぞ!」
「すまんすまん。」体感10分経ってないような気がするけど…
「で、話したいこととは?」
「おう、そうじゃ。実はお主達の案内役兼お主の剣指導役を見つけたのじゃ!」
「マジか。」
「お~い!入ってくれ!」
東の国の奴とは言ってたがいったいどんな奴が…
「失礼する。」
「紹介しよう。我が城の誇る随一の長剣使い。小柳だ!」
「只今紹介に与った小柳と申す。名は誠士郎、出はセキエン。士郎と。」
「ああ、宜しく。」
セキエン…?漢字で書くとするなら赤炎か?この世界に漢字なるものがあるのかは知らないけど。この世界の文字は謎な言語で書かれてるけど何故か読めたから平仮名か漢字かすら分からないんだよな…
「さて、エリナよ。この者に剣を指導しろと言うことだったがどの程度まで教えれば良いのか?」
「ふむ…お主の満足のいくまで、はどうじゃ?好きなように育ててみるがよい。」
「えっ…?」
「成程…生かすも殺すも自由か。面白い。」
「あの…俺の意見は?」
「なんじゃ、何かあるのか?問題があるならお主達3人だけで行ってもらうことになるが?(ニヤニヤ)」
こいつ…案内がいないと何もわからないことを逆手に取りやがった…ムカつく…
「ハイハイ。すいませんでした。何でもないですよ…」
「ハッハッハ!我の勝ちじゃな!じゃあ、明日には旅の準備が終わるからそれまでに準備をしておくのじゃ!我ももう眠いので寝る!」
「もう遅いしな、じゃあ、また。」
「それでは失礼する。」
俺ももう寝るか…もう遅いし明日はまたクレアさんの実験に付き合わないとだからな。部屋に戻って寝よう…
第肆什壱話 俺の剣の師匠は小柳さん。




