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第肆什話 風呂での…覗き!?

「お前がわざわざ俺の前に現れたってことはよっぽど大事な何かがあるってことか?」

「う~ん…そうとも言えるしそうでないとも言える。」

「どういうことだ?」

「これから君は東の国に行くんだろう?」

「ああ、まあ…押し切られた感じになったがな。」

「ま、動機は何でもいいんだよ。」

「そこじゃあ、特に何にも起きないから。」

「へえ…おい待て!そこじゃあ、ってどういう意味だ!」

「そのまんまの意味だよ。」

「…。」

動揺する俺の質問を飄々とした感じで返してくる。やっぱこいつは捉え所が無いっていうか…

「ま、それは置いといて結構こっちの世界の生活を堪能してるみたいじゃないか?」

「…ああ、楽しく生活するしかないだろ。」

「ははっ♪まあそうか!」

「…で、話の中身はそれだけか?」

「うん、終わりだよ。」

はあ…やっとこいつから離れられる…

「じゃ、また何かあるときはまた来るからね~」

「え、マジで?」

「うん、マジで。」

「マジか…」

「まったね~♪」

なんか某母と一緒の最後の挨拶的な感じで消えてったな…とりあえず城に戻るとしよう…



 ♢ ♢ ♢




「ただいま。」

「あ、お帰りなさい。」

「おう。あれ?二人とも風呂に入ったのか?」

「ええ、お城の大浴場を借りました。」

へえ…やっぱ城ともなると風呂も大きいんだな。

「この服も借りたんですよぉ?」

裾のひらひらした白のローブを纏い、くるくる回っているシエル。普通に可愛いな。嫌いじゃない。

「あ、ほんとだ。うん、よく似合ってるぞ。」

「ッ~~~~~!?」

「じゃあ、俺も風呂に行ってきま~す。」

「え、ええ、行ってらっしゃい…」

バタン

「…シエル、大丈夫?」

「はわわわわわ…」

「顔真っ赤だけど氷要る?」

「…ううん、大丈夫。」

一方その頃…

「おお~、でっかいな。流石王城。」

相当高い天井にあれは…サウナかな?

「とりあえず体洗って風呂につかるか。」

4分後…

「あ゛あ゛~…癒されるぅ~」

「お主年寄りのようじゃのう♪」

「誰が年寄りだ誰が…」

「…」

「…」

「うわあああああああああああああああああああああああああああ!?」

第肆什話 風呂での…覗き!? 完

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