1話
高校二年生になった俺は唯一友達で唯一の幼馴染みである池田智と今下校している途中だ
「今度クラスで集まって遊ぶんだって」
と智が言う
「気合を入れなくては…」
と俺が言うと
「そんなに女の子にモテたい?」
「モテたいというか俺が恋をしたい」
「そんな簡単なこともしたことないのか…」
智はどっちかと言うとモテる。何人とも付き合ったことがある。羨ましいわけではない。だからこう返す
「した事くらいあるんだよ…」
「え?あんの?いつ?!誰!?」
めっちゃ食いついてきた!!正直こんな驚くかと思ったがここは素直に
「母さんが死んだ翌年沖縄旅行に父さんといったんだ。俺が砂で遊んでたら花奈って子に話しかけられたんだ。その日から少しはうまく笑えるようにもなった。だからもう一度他の人に恋をしたいんだ」
智が信じられないって顔してるのがわかる。
「じゃあなんでその、花奈って子を追いかけないの?」
智がらしいことを言う
「沖縄行かないと会えないから…」
智は完全に呆れてる。そして一言
「しょーもな…」
「ダ、ダメかよ…?」
「お前の人生だし俺にとっちゃどーでもいいけどな!!」
智は思ったことをすぐに言うから女子から嫌われやすい。でも、それが良いって人も世にはいるらしい。決して悪い奴ではないんだけどな
「どんなとこが好きだったの?」
と急に真剣な顔になって聞いてきた
「恥ずい…言わなきゃダメか?」
「ダメだ!!」
「まずは率直に顔が可愛いって思った。それと笑顔が輝いて見えたんだあの頃の俺には」
輝いて見えたのは多分楽しそうで自分の好きなように生きてる姿がカッコよく見えたんだと思う
「え?それだけ?外見は大事だけどさ本当にそれだけか?」
「それだけと言ったら嘘になるかもな」
「まぁいいや、お前にそんなことがあったことを知れて、ちょっと安心した」
なんで?って聞こうとしたけどディスられる気がしてやめておいた。




