表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ連載中】懐いた後輩がうるさくて寝れないので、意地悪して嫌われようと思う〜それ意地悪じゃなくて惚れさせてますよ?  作者: 午前の緑茶
本編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

69/103

反撃33(お姫様抱っこ)

ゼリーを食べていると先輩のことが少し気になり、先輩に視線を送ります。



すると先輩は私のことを見ていて、バッチリ目が合いました!



私は慌てて逸らしてしまいます。



ですが、やっぱり気になるので先輩の方を見ると、まだ私のことを見ていました…!



もう、いつまで私のこと見ているんですか?流石にそんなに見られるのは恥ずかしいです…。



なんとか羞恥に耐えながらゼリーを食べ終わりました。



さっきは先輩に私を意識してもらうことに成功しました。



ですが急に先輩が照れるから私まで照れてしまいました。



今度こそは完璧に先輩を意識させてみせます!



んー、でもどうやって意識させましょうか?



やっぱりくっつくのが1番な気がします…。



わ、私から先輩にくっつきにいくなんて、想像するだけで恥ずかしいですが、ここが勝負です。頑張らないと!



自然にくっつくとなれば、あれしかないですね。



ふふふ、先輩、覚悟して下さい!



これからやることにドキドキする心臓を抑えながら、私は立ち上がりました。



「あ!」



わざとらしくならないように、声を上げます。



「どうした?」



先輩が不思議そうな顔でこっちを見上げてきました。



「せ、先輩に飲み物出すの忘れてました!下から持ってきますね!」



「いい。すぐ帰るから、大丈夫だ。大人しく寝てろ」



すみません、先輩。私のこと心配してくれて、そう言ってくれるのはありがたいのですが、今は先輩には意識してもらいたいんです!



「あっ…」



先輩の注意を無視して、一歩進んだところでわざとつまづきます。



「は?」



私は先輩の方へ倒れ込みました。



案の定、予想した通り先輩は座ったまま私を抱き留めてくれます。



わ、わぁ!?ち、近いです…!



自分からやったことですが、こんなに近いとは思いませんでした。



先輩の心臓の音が聞こえてきそうです。



やっぱりこれだけ近いと先輩の匂いもよく分かります。



この匂いはいつ嗅いでも落ち着きますね…。



「なにやって…」



先輩が慌てたような声を上げました。当然です、私が急に倒れ込んできたんですから。



先輩の方を向くと先輩と目が合いました。



目が合った瞬間、先輩は言いかけていた言葉を失って固まります。



目が合ったまま先輩のことを見続けていると、だんだん先輩の顔が赤くなり始めました…!



わぁ!まだ見慣れません…!赤い顔の先輩は可愛くてドキドキしますね…。



「ご、ごめんなさい、先輩」



流石に倒れ込むのは怪我する危険性もありましたし、やりすぎました。



ですが、こんな赤い顔の先輩を見れたなら、恥ずかしかったですが頑張ってくっついてみてよかったです。



「ふふふ、顔が赤いですよ?」



いいですね〜先輩が恥ずかしがってる姿は。



思わずにやにやしちゃいます!



「うるさい、気のせいだろ」



「ふふふ、そうですね、そういうことにしておきますね〜」



そんな強い口調で言ってきても、嘘はバレバレですよ?



まあ、そんな意地っ張りなところも好きですから、いいんですが。



先輩の反応が可愛くてにやけていると、先輩は少しだけ眉間にシワを寄せて、私に言い聞かせてきました。



「まったく、何転んでんだよ。危ないだろ。」



「え、あ、はい。すみません」



真剣な声で言われてしまいました。流石に反省しないと…。



先輩の言葉にしゅんと大人しくします。



すると私が大人しくした瞬間でした。



「ひゃ、ひゃあ!?ちょっと、先輩!?」



私を仰向けにするように身体を動かして、私を抱え上げました…!



え?ちょ、ちょっとこれって…。



一瞬何が起きたか分からず、頭の中は真っ白になります。ですがすぐに今の私の状況を理解しました。



これは、お姫様抱っこです…!



おそらく私をベッドに戻そうとしてくれたのでしょうが、急すぎます…。



急にお姫様抱っこなんて、反則です!



こんなのドキドキしちゃうに決まってるじゃないですか。



せっかく先輩を意識できたのに、またやり返されてしまいました…。



ああ、顔が熱いです。今頃私の顔は真っ赤に染まっているでしょう…。



ちらりと頭上の先輩の様子を伺うと、先輩も私を見ていたらしく、目が合いました。



「どうした?雨宮、顔が真っ赤だぞ?」



「…っ!?そ、それは、先輩が…」



今の先輩のセリフ、私がからかった時とまったく同じセリフです。



こんな形でやり返されるなんて…。



私は先輩と話しているだけでもドキドキするんですから、やり返されたら赤面しちゃうのは当然です。



しかも先輩、わ、笑いました…!今、先輩がまた笑いました!



ああ、もう。先輩の笑顔には弱いって分かっているのに笑顔を見せられたら、もう無理です。



ときめかないはずがありません。



心臓の音がうるさいくらい拍動しています。



「なぁ、雨宮、心臓がうるさいんだが、大丈夫か?」



「…だ、大丈夫じゃないですよ…!こんな格好で抱き上げられたら、ドキドキするに決まってるじゃないですか!?」



何当たり前のことを聞いているんですか!?



先輩が私をドキドキさせているくせに、そんなこと聞いてくるなんて意地悪です…!



「こんな格好?抱き上げただけだろ?」



「お姫様抱っこですよ!?それを好きな人にされれば、ときめかない方がおかしいじゃないですか…。それに先輩とこんなにくっつくいていたら、ドキドキはいつまで経っても治らないです…。」



まったく、お姫様抱っこされてドキドキしない女子がいるわけありません。



それにこんなにくっついたらそれだけで、胸が締め付けられるくらい嬉しくなるんです。



先輩の体温はじんわりと服越しに伝わってきますし、先輩の低めの声が近いのでよく聞こえます。



それに先輩の匂いがより濃く感じるので、それだけで心臓の音が鳴り止みそうにありません。



ああ、本当にいい匂いです。もう顔を先輩の胸に埋め込んで嗅ぎたいくらいです。



もう、本当にお姫様抱っこはドキドキします…。



私は真っ赤になったまま先輩にお姫様抱っこされ続けるのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

コミカライズは↓↓↓から

https://manga.line.me/product/periodic?id=Z0002280
― 新着の感想 ―
[一言] 毎日更新お疲れ様です。昨日も更新が遅くなっており、これから寒くなるので体調に気をつけてください。まさか、転びかけたのがわざとだったとは思いませんでした。意識させようと頑張ってるのがとても可愛…
[良い点] わっ、わざとだと!?( ゜Д゜) 何て…何て策士なんだ!('Д') 雨宮ぁぁあさん!!一生ついていきます!!('◇')ゞ [一言] 明日も楽しみにしています。m(__)m
[良い点] この場面お互い同じように思ってるw 雨宮ちゃんは匂いフェチだがw [気になる点] いつまでお姫様抱っこしてるんだろう?w [一言] 両親はいつ帰ってくるのか? それまでずっと抱っこしたまま…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ