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CANVAS  作者: 一歳真誉
高校二年の年
3/12

みるる

 亜里紗とゲームセンターで遊んだ日から大体一週間後くらいに、私はまた学校をちょろまかしました。亜里紗はあの後、私が学校に行くようになって少し安心していたようですが、再び私が登校拒否したのを知るや否や、カリカリとし始めました。

「ねえ。そんなに絵って面白いの?」

 今日はどういう流れか、亜里紗の家に来ていました。七月十五日、土曜日のことです。亜里紗は自分のベッドに腰掛けて、ハイソックスを履いた足をぶらぶらとさせながら、ここに来てもなお絵を描いている私に言います。

 私は顔をあげると、言いました。

「まあ、それなりには」

「今日は何描いてるわけ?」

「あなたの机」

 亜里紗の机の上には、教科書や、ノートや、日記、化粧水の類、機器の充電ケーブルなどが雑多に置かれていました。私はその複雑に絡み合う物たちが面白くて、スケッチを始めたのですが、私が言うなり、亜里紗は顔を紅くして、その物達を動かしてしまいました。

「ちょっと。描いてるんだけど」

「うっさい。みなものばかっ」

 馬鹿とは心外です。これでも成績は維持しているというのに。

 ゲームセンターの時の素直さが嘘のようです。それだったら、年中ゲームセンターに通ってもらった方が嬉しいです。

「あなた、ゲームセンターで遊んでる時の方が素直な気がするんだけど」

 亜里紗は変な顔をしました。

「は? なにそれ」

「いいえ。別に何でも」

 私はそうそうに話を切り上げ、絵に戻りました。亜里紗は暫く首を傾げて考え込んでいましたが、そのうちゲームセンターという単語に触発されたのか、私の言ったことの意味を考えるのを止め、突然言い出しました。

「ねえ、暇だしゲーセンいかない?」

「また?」

「うん。今回は、この間のとは違う所に行こ」

「いいけど、私、あまりお金ない」

「いいよ。あたし出す」

 特に行きたい理由があるわけでもありませんが、行きたくない理由もないので、私は頷き、亜里紗の誘いに乗りました。ちょうどお昼も近いですし、その辺りもついでに済ませられそうだと思いました。

 それで、私たちは街の中心に繰り出しました。まずは適当な場所でお昼を摂ろうと私が提案すると、亜里紗は「じゃああそこしかない」と行って、私を連れて行きます。亜里紗が私を連れた場所は、ゲームセンターや映画館、ボウリング場などが併設されたアミューズメント施設でした。この間のところとは違って、やけに大きく、あのラウンドなんとかとかいう施設かそれ以上のような規模で、私は柄にもなく、少しわくわくとしました。

「ここならなんでもあるよ。食事だって出来る」

 亜里紗がドヤ顔で立ちます。

 確かに、映画館の傍にはいくつかの飲食店がありました。私たちはそこの一つに入ると、のんびりと食事し、終わるとゲームセンターの方に行きました。やはりこの間のところとは規模が違います。入り口からゲームセンターに入るなり、ガチャガチャとうるさい音の洪水が私の耳を支配しました。

「うわ、新しいのめっちゃあるじゃん!」

 亜里紗は音の洪水に軽く怯んでいる私を置いて、ずいずいと一人で行きます。私は耳栓がほしい、売ってないだろうかと思いながら、亜里紗からはぐれないよう彼女の後ろをついていきました。休日というのもあって、ゲームセンターの中は大変混雑しています。多方に設置されているゲームの前に立つ人々の間を縫いながら、亜里紗を追い、やっと追いつくと、彼女がいいました。

「これ面白そうじゃない?」

 亜里紗がまた、ルール不明の新台を指差します。

 私は適当な返事をしながら、耳にティッシュでも詰めようかと本気で考えていました。

 あまりにもうるさいです。思いの外ストレスを感じます。

 亜里紗がその新台をプレイし始めたので、私はどうしたものかと、立ち尽くしました。耳栓は売っていそうにありません(当たり前ですが)。ならばせめて私の好きそうなゲームをと辺りを探します。私は景品がゲット出来るゲームが好きなので、それを目当てに視線を泳がせたのですが、あいにくこのあたりにはなさそうです。

 私は休憩所に行きたくなりました。食べたばかりだったので、少し腰を下ろして落ち着きたいのもありましたが、この騒々しい音から少しでも離れられれば、というのが本音です。

「喉乾いたから、休憩所に行ってくる」

 亜里紗に手短にそう伝えると、夢中でゲームをする彼女を置いて、私は施設の隅っこを目指しました。休憩所は大体、隅にあるものです。

 私の目論見通り、休憩所は隅にありました。この間のゲームセンターとは違い、フードコートのような休憩所でした。

 私は適当な場所に座りました。

 ゲームをプレイする人達を眺めます。

 音からは多少開放されましたが、今度はすることがありません。良い休憩にはなりそうですが、少し退屈です。

 退屈なので、スマートフォンを取り出して、時間を潰そうとした、その時。

 突然、男性の妙な怒声が響きました。

 私はスマートフォンを鞄から探る手を止め、その声が聞こえてきた方向を反射的に向きました。

 向いた先に、数人の若い男性と、一人の派手な格好をした女の子がいます。

 女の子は男性達に囲まれていました。男性たちはその子に、しきりに思いつく限りの罵詈雑言を浴びせています。女の子は怯えるそぶりこそ見せないものの、数人に囲まれ、逃げるに逃げられないようでした。

「お前さ、礼儀がなってないんじゃないの? なによ、いきなりどけってよ」

「ふざけやがって」

 男性たちは結構頭にきているようでした。胸ぐらこそ掴みませんが、そうしたそうにイライラとしているのが見てとれます。

 女の子は黙って彼らを睨みつけています。私はふと、その顔に見覚えがあるのに気づきました。

 にわかに思い出しました。今、男性たちに囲まれている少女は、この間私が亜里紗と一緒に学校をサボった日にゲームセンターで見かけた、あの猫をテーマとしたゴシックパンクの女の子だったのです。

「ちびのくせして、態度だけは一人前かよ」

「どいてぇ、だってさ」

「はは」

「なんとか言えよ、おい」

 私は他人事ながら、ひやりとしました。

 その子は彼らを挑発するように、「なんとか」などと言っておどけたのです。

「てめえ!」

 いよいよ不味そうな雰囲気です。彼女は殴られこそしませんが、それなりの乱暴はされそうです。

 私は席を立ち、この施設の従業員を探そうと思いました。

 彼らに伝えれば、この騒動はそれなりの沈静化を望めるはずです。

 そう思ったのですが、事態は私の予想の斜め上を行きました。

 彼女には私の助けなど必要ありませんでした。私が従業員を探している時、彼女が気にかかって振り向いたときにはもう、彼女は宙を飛んでいて、その厚底の靴で彼らを蹴り飛ばしていたからです。

「うわっ」

「ぶっ」

 彼らも不意を突かれたようでした。声にならない言葉を上げて潰れる者も居れば、脛を蹴られ飛び跳ねて悲鳴を上げている者も居ます。

 私がびっくりとしていると、女の子は倒れた男性達に飲み干した牛乳パックを投げつけ(彼女は今日も牛乳を飲んでいました)、吐き捨てました。

「みるるの邪魔、しないでよ」

 末恐ろしいです。つばでも吐いて「失せな」などと言いそうな雰囲気です。

 彼女の脅威の身体能力を察してか、男性たちはわらわらと、退散してしまいました。

「なに?」

 みるると名乗った彼女が、遠くでぽかんとしている私に声を掛けます。

 私ははっとすると、首を横に振りました。

「い、いえ。絡まれて大変そうだったから、お店の人を呼ぼうと思って」

 よれた服の皺を払って正していた彼女は、意外そうな顔をして、私を見つめました。

「ひょっとして、みるるを助けようとしてくれたの?」

「まあ、そういうことになる、のかしら」

 彼女を助けようとしたというより、事態の沈静化を図りたかったというのが正しいので、彼女を助けようとして動いたのかと言われると少しずれるような気がします。とは言え、彼女を放っておけないと思ったのもまた正しいですし、助けることに直結するのは、そうです。

 結果、彼女自身が解決してしまいましたけど。

 女の子は私に近づくと、言いました。

「ありがと。でも、あいつらはみんな、みるるがやっつけちゃったよ」そう言いながら女の子は髪を弄って整えます。

 私は彼女が彼らを蹴散らしている光景を思い出しながら感心しました。彼女は私の拳いくつ分も、背が低かったのです。そんな女の子が一人、年上の男性を片付けてしまいました。

 一体どこで、そんな力を体得したのでしょう。想像もつきません。

 彼女は自分が投げつけた牛乳パックをしゃがんで拾うと、それを私の傍にあったゴミ箱の前に来て捨てました。

「捨てるのね。きちんと」

「もちろん」と彼女は頷きます。

「ありがと。助けようとしてくれて」

「いいえ。結局は解決されてしまったし、どうってことは」

 私が首を横に振って否定していると、彼女はひらりと身を翻し、その辺をぶらぶらとしながら、気まぐれそうに言いました。

「みるるはそういうの好きだから、きちんとお礼はする。なにかほしいもの、ある?」

 なにか欲しいものがあるか、とは、お礼の挨拶以外に何かをしてくれる、ということでしょうか。

 私が首を傾げていると、彼女は言います。

「みるる、ここのゲームは全部得意だから、例えばUFOキャッチャーの景品なんかを、とってあげる。あ、名前は?」

「みなもだけど」

「みなも」

 彼女は反芻するように私の顔を見ながら名前を繰り返すと、はて、と首を傾げました。

「みるる、あなたをどこかで見たことがある気がするんだけど」

「それは多分、一週間ほど前にゲームセンターで会った事があるから」

「一週間前?」

 彼女が腕を組んでわざとらしく考え込みます。

「あ」

 どうやら、思い出したようです。

「自販機の前を占領してた女の子の、傍に居た人だ」

「そう」

「あの時はちょっと、きつかった」

「そんなものだと思う。あなたのいうことはもっともだった」

 女の子はくすくすと笑いました。

「わたしはみるる。猫に撫でる目って書いて、猫撫目びょうぶめって読む名字なんだけど、みるるこれ嫌いだから、みるるって呼んで」

「変わった名字ね」

 私の悪い癖です。

 名字じゃない方で呼んでくれ、と目の前で言っているのだから、彼女、みるるは自分の苗字を気に入っていないのです。

 それなのに、変わった名字ね、とは。

 それが嫌だから、下の名前で呼べと言っているのに。

 失敗です。

 みるるはふくれて言います。

「それ、もう何千何回も言われてるから」

「ごめんなさい。私も良く、首を傾げられる名字なの」

「どんな?」みるるが関心を強く惹きつけられるように身を乗り出します。

 同じ境遇の人間と聞いて、興味が惹かれたみたいです。

「しじまって読むんだけど」

「むらさき、ろ、うま」

 よく言われました。小学生の時に。からかわれる材料になったので、未だに紫という色と馬という動物は嫌いです。

 路はまあ、なんともありません。特に触れる要素でもないので。

 ところで私は、彼女の名字より下の名前のほうが気になりました。私だったら名字より、下の名前に煩悶しそうです。

「下の名前ならいいの?」

 私が意図を隠した質問をすると、みるるは腰に両手を当て、誇り高そうに言います。

「いいよ。わたし、みるるって名前、気に入ってるもの」

「私的にはみるるって名前のほうが、気をひかれるんだけど」

「でしょ? 可愛いもんね」

 まあ、可愛いです。

「でさでさ? みなもちゃんは、何が欲しい?」

「何がって」

「色々あるでしょ? このゲームセンターには。ゲームやコインの景品とか!」

「私がほしいと言ったら、獲ってくれるの?」

「そうだよ。とってあげるんだよ。みるるのすーぱーてくにしゃんな、この腕でね」

 そう言って、みるるは自分の腕を折り曲げて、筋肉を盛り上がらせる仕草をします。しかし彼女の細い華奢な腕からは筋肉は確認できません。

 私は急に人懐っこくなったこのみるるという少女を見て、猫みたい、と思いました。

 他人の時は余所余所しく、知り合いになれば明るい。

「それじゃあ」と、私は適当に辺りを見渡します。

 私の目に、一つのUFOキャッチャーが目に入りました。

「あれ、獲ってくれる?」

 私が指差した方向には、最新携帯ゲーム機の並んだUFOキャッチャーがありました。

 私はゲームには興味がありませんが、以前から亜里紗が、あれが欲しい、欲しいと喚き立てていたゲーム機であることを思い出しました。私はみるるのお礼をしたいという気持ちは嬉しかったのですが、物にはあまり興味がなかったので、しかし彼女の好意を蔑ろにするのも悪い気がしましたから、兼ねてより亜里紗が欲しがっていたゲーム機を獲ってもらうことにしました。

 ちょっと難しかったかしらと、みるるを見やると、彼女は自信満々に頷いていました。

「いいよ。とってあげる!」

 みるるは早速、そのゲーム機の並んだUFOキャッチャーの前に立ちました。私も後から付いていきます。

「この中の、どれをとればいいの?」

 みるるが顔と手のひらをガラス面に貼り付けて、中を覗き込みながら言います。

 私は指差しました。

「あれよ」

「あー、解地堂カイチドーのGSPかぁ」

 何を言っているのか分かりません。

 GSP? それはGPSか何かでしょうか。

 亜里紗の時と同じような相手の言葉の意味が分からない状況に、私は内心軽くすねる気持ちを覚えました。もうちょっと、そういうものを勉強した方がいいのかもと、そう思います。

 相手が何を言っているのか分からないというのは、つまらないものです。特にこういった若い層の人たちの間ではやっているものを若くして理解出来ないというのは、事更に置いてけぼり感を食らいます。

 置いてけぼり感は、寂しいものです。

 なので私はたった今、そういったものをもう少し勉強することを決意しました。

 帰ったら、両親から貰った(私は特に必要と感じなかった)ノートパソコンで調べなければ。

「色がいっぱいあるけど、どれがいいの?」

 みるるが待ち遠しそうにぴょんぴょん跳ねながら言います。

 私はちょっと悩みました。

 亜里紗はどの色が好きだろう。

 私だったら正直どの色でもいいのですが。でも、亜里紗はきっと、そういうものにこだわります。私が適当に選んだブラックのゲーム機などを寄越そうものなら、恐らくムキーと言うでしょう。

 私はみるるに質問しました。

「色って、重要なもの?」

「重要だよ。例えばさ? みなもちゃんは女の子だけど、でもマットな感じの茶色のゲーム機なんかが当たったら、どうする?」

「硬派な色で、良いと思うわ」

「えー」とみるる。「みるるはやだよ。もっとこう、ピンクとか、ライトグリーンとかが良い」

 やっぱりそういうものなのです。

 私は亜里紗の部屋を思い出し、その中にピンク色のものが多いことに気付いて、言いました。

「じゃあ、あの、ピンクの色で」

「りょーかい」

 みるるは私や亜里紗とは微妙に違う、所謂テクニシャンな動きで、見事に、そして鮮やかに、でもあっさりと、そのゲーム機を獲得してしまいました。

 私は思わず、自然と軽い拍手をしてしまいました。

「はい、どーぞ」

 両手でそれを受け取りながら、私はいいました。

「みるるさんて、こういうの得意なのね」

「みるるさんじゃなくて、みるるでいいよ」

「みるる」

 みるるはにっこりとします。

「ね、みなもちゃんのケータイ、教えて?」

 みるるが懐っこく訊いてきます。携帯。正直滅多に使わないので自分の電話番号をあまり覚えていません。頭の中から無理やりり出して、そうしてやっと思い出します。

「いいけど。でも、私の携帯番号、要る?」

「要るよ。だってみなもちゃん面白いし。次も会って、遊びたい」

 何故か軽く、懐かれてしまったようです。

「ね、ね。教えて教えてー」

「ちょっと待って」

 私はメモ帳を取り出し、そこから一枚ページを切り取ると、そこに電話番号とメールアドレスを書き、みるるに渡しました。

「これが、私の番号」

「やったっ。みるるのも教えるね」

 私たちは電話番号と、メールアドレスを交換しました。

 なんだか不思議な気分です。出会って間もないのに、いきなり電話番号の交換をしてしまいました。

 私は違和感を感じたのですが、みるるのような遊びに素直そうな子の実像を知らないので、遊びを楽しむ人達はみんな、そういうものなのかも知れない、と、自分を納得させました。後から思えばみるるが、という話なのですが。

 なんにせよこのみるるは、悪い人ではなさそうです。携帯くらいはいいかな、と思ったのでした。

「ねぇ、これから暇? みるると一緒に、遊ぼうよ」

 私は亜里紗を思い出しました。

「私、今日は亜里紗って子と一緒に遊びに来ているの」

「ありゃ」とみるる。「じゃあ、また今度だね」

 確かに今度のほうがいいかも知れません。このみるるという女の子は亜里紗を知らないし、亜里紗は亜里紗で当然、みるるの事を知りません。いえ、自販機前の一件から彼女の顔は知っていますが、しかしこの、以外に人懐っこいという側面は知りません。亜里紗にとってみるるは、いきなり「どいて」と言ってきた嫌な人です。良い雰囲気にはならないでしょう。

 というか亜里紗はああいう性格ですから、絶対に人見知りして、みるるに誤解されてしまいます。

「しょーがない。出直すかぁ」

 みるるはポーチにスマートフォンを仕舞うと、ふう、と息をつきました。

「また今度、別の日に誘うから、そうなったら、次は絶対に遊んでよね」

「ええ」

「じゃ、みるるラウンドワン行ってくるから。またね」

「また」

 みるるはあっさり、私の前からふらりと姿を消しました。

 それを見て私はますます、彼女が自由気ままな猫のように見えたのでした。

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